君だから

プロジェクトも大詰め。先週金曜日はMeetingを23時過ぎごろに終え、最近ブログに書いているコンサルタントの方と少し遅めの食事へ。少しお酒を飲みながら、少し昔の話を聞く。メンバーとの接し方について。

”昔は、(自分がリカバリーできる範囲で)達成して欲しいゴールと時間だけ投げてたんですよ。手段はお前に任せるからとにかくいつまでにこれを達成しろって。レビューしながらぎりぎりまでやらせて、いよいよもう駄目だってなったら、もういいよオレでやるから、って取り上げちゃう。自分もそういう中でストレッチしてきたっていうのもありましたからね。取り上げられた方は放心状態ですよね、何していいかわからなくなっちゃう。でもそういう経験をするから任せられた仕事は自分でやり遂げたい、価値を出したいって心から思えるようになるんだと思うんです。”

”でも、それってあくまで幾つかあるやり方の1つであって、それだけじゃないんだなっていうのにいつだったかな、気づき始めたんです。最近は、一緒にやるメンバーにはまず徹底して、このメンバーでチームになる意義、このチームのメンバーになる君達個々人のだからこその意義っていうのを分かってもらうようにしてます。誰が欠けても成り立たないんだっていうのを分かってもらうんです。この船は、オレたちの誰一人が抜けても沈んじゃうんだって。やっぱり人って、自分の存在意義とか価値とかそういう部分から納得しないと本当の力って出せないんだと思うんですよね。勿論昔みたいなやり方で燃えるようなやつが少なくなったというのもありますけど。”

経験に裏付けられたまっすぐな言葉は、重みがありつつも優しく自分の中に入ってくる。

あと一息。なんだかんだあるが、今回は存在意義も何もすっとばして、ひたすら二人でこぎ続けているような気がする(頭も体もつかって)。確かにどっちがそれをやめても沈んでしまうことは事実だと思えるが。

面白いものだ。

年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
勝間 和代 (著)
この年末年始に買い込んだ本の中の一冊。戦略コンサルタントに学ぶ3倍速仕事力を読んで、自分の単位時間当たりの付加価値について改めて考え、もっとうまいやり方がないものかと思い読んでみた。
勝間さんも本の中で言及しているが、”まずとにかくやってみる”のに適した一冊だと思う。
本全体の構成が洗練されていて、ボリュームもコンパクト。時間管理に関係してくる人の仕組み(短期・長期記憶、意志の弱さ、体力と気力の関係等々)はコムズカシイ理屈は抜きにして結論だけを使いすぱっと何をするべきか言い切っていて読み手に頭を使わせない(いい意味で)。
印象に残った部分をいくつか抜粋する。

時間管理とは、やることを減らすことと同義だ

「道具」や「仕組み」を工夫して、「行動」が続くよう荷コントロールする

時間管理でやってはいけない3つのこと
1. 自分一人でがんばる
2. やることを減らさないで、時間がかかることをはじめる
3. (Plan-Do-Checkの)Checkをしない

実行できる人とできない人の違いは、「(誰でも弱い)意志を、いかに手法やスキルで補って、習慣化できるようにしているか」ということに尽きる

原則1. 時間をつくるためには、あらゆる面の投資を惜しまない
原則2. 単位時間あたりの成果に固執する
原則3. 必要以上に「いい人」にならない
原則4. やりたくて、得意で、もうかることを優先する
原則5. スケジュールはゆったりわがままに設定する

手帳には自分の「将来の予定」を書く。「夢」ではなく「予定」

自分の時間の使い方もより良いものにしていきたい。