スローな一日

今日はスローな一日だった。
先日の午前中に少々体調を崩して、夕方のMeetingを他の方にお願いして帰ってずっと寝ていたのだが、今日になってもいまいち体調がすぐれず、一日中家にいた。最近はBlogを書く時間も十分には取れていなかったので、たまっていた読んだ本の内容の整理をしつつ、次の本を読みつつ、自由に過ごした。やはり自分で読んだ本を自分の頭、言葉で整理をするとスッキリする。内容の質にかかわらず、僕は頭の中のこと、心の中のことを字に落とすのが好きなんだなあ、としみじみ感じた。
まだまだ書きたいことはたくさんある。読みたい本もたくさんある。こうしてしばらく休めると思うと楽しみだ。どの本から読んでやろうかな(^^)
明日はサザンの年越しライブに行く(^^)サザンのライブは以前名古屋で一度行ったことがあるのだがとても良い。まずライブという物自体が良く、それをやるのがサザンだというのがなお良い。しかも今回は年越しライブ。
これもまた楽しみだ(^^)思いっきり羽を伸ばして、次に備えよう。

プロ論。2

プロ論。2
いつ頃だったのかは忘れてしまったが以前読んだプロ論。の2。B-ingという雑誌の巻頭インタビューを書籍としてまとめたもの。
登場する各人が”プロ”とは何であるか?という問いに答える、といった内容ではなく、彼らがいかにして今の彼らとして成り立っているのか、という過程にFocusして、そこからの彼らのメッセージをまとめている。いろんな人の人生であり考えでありに触れられて面白そうだと思って読んでみたが、GMSの堀さんやダイエーの樋口さんも登場していて驚いた。
総じていえること、それは、
「やったからこそその言葉に価値がある。」
ということ。
この中に1つでも、「(自分はやらなかったけど、やったら)こうだと思う。」というような言葉があったらおそらくしらける。大切なことは、全ての言葉が成功/失敗などといったことは関係なく、ただ何かをやり遂げた上で発せられているということだと僕は思う。
今日、意志力革命について書いた内容と重複するが、自分の人生のAgendaに従い、何らかの結果を出し切った上での内容だからこそ、力があり、読む側に何かしらの思いを伝えられる内容であり、また本人としても、言葉として外に向けて発することができるのだと思う。
論理的に正しい/正しくないではない。全て事実だから。
自分で想像してみた。
自分が将来過去を振り返ったときになんと表現するだろうか。それに照らして今の自分は、なんと表現できるような人生を送りたいのだろうか。
自分の人生の手綱を握るその手に、少し力が加えられたような感じがした(^^)

意志力革命

意志力革命 目的達成への行動プログラム
これまた結構前に読み終えたのだけどなかなか整理する時間が無く…ということでまとめます。
正直、今のプロジェクトで約半年間、考え続けてきたというか格闘し続けてきたというか…逃げ続けてきたというか(?)…(^^;)とにかく頭を擡げてきたMissionに対する自分の意志であり、モチベーションでありというものを考える上で参考にしようと手にした本。
結局のところ「やるならやる!」に尽きる。
頭の中ですっきりしたのは、「やるならやる!そのとおり!やるべきこともわかってます!!…でも…」というこの”…でも…”の状態を”Active non-action”と定義して、ロジカルに整理しているところが良かった。自分でも頭の中、自分のPositionを整理することができた。
(ふと、こうしてうまく整理できていない、把握し切れていない当事者にとっての”現状”と”ありたい姿”を整理して、”ありたい姿”までの道のりとそこを歩く手段を明確にしてあげるのってConsultantの価値の1つだよな。と感じたりもした。…自分のことは最低限整理して把握しておかないと…(^^;))
ということで本の整理。
この本では、人の行動と組織の行動をエネルギーと集中で分解して解釈している。
エネルギーとは、強烈な個人的コミットメントと関与によって増幅される活力であり、集中とはエネルギーを特定の結果に向けることである。例えば人の行動を分解すると以下のようになる。
●一生懸命タイプ (The Frenzied)
マネジャーの40%は、毎日こなすおびただしい量の課題に気を奪われている。彼らは非常にエネルギッシュであるが、集中力に欠け、髪振り乱し、必死で、性急に見える。
●先延ばしタイプ (The Procrastinators)
マネジャーの30%は、エネルギーと集中力の双方を欠いており、組織にとって本当に重要な仕事をぐずぐずと先延ばしにする。多くの場合、彼らは不安定で失敗を恐れる。
●超然タイプ (The Detached)
マネジャーの20%は、仕事から距離を置き超然としている。彼らは集中して任務に当たっているが気力に乏しく、多くの場合、無関心で、ピリピリし、無感情に見える。
●目的意識タイプ (The Purposeful)
仕事を成し遂げるマネジャーはたった10%に過ぎない。彼らは集中度が高く、エネルギッシュで、混乱状態の中でも考え深く、冷静沈着に振舞う。
…ってなんかあらすじを整理した読書感想文を書いているようで気持ちが悪いので以上(^^;)
個人的な考えに戻ると、必要なのは何事に対しても自分としての意義を見出し、それにコミットすること。自分としてのAgendaを持つことだと思う。
勿論最初から人生のすべてのことを網羅するようなAgendaなんてそうそうつくれるものじゃないし、できたとしてもそんな人生はおそらく楽しくない。要らないものは削りつつ、必要なものは加えつつ、その時々に意義を見出して一生懸命生きることが大切なんだろう。
後は1つのことに集中していくと、視野が狭くなったり考えが偏ったりする確率が高まる。だからそれを定期的にチェックするような、自分としての”引き際”もちゃんと定義することが必要なんだと思う。
自分の決断に自分がどれだけコミットできるのか。
1. 頭では理解できるし、やるべきだと考えるけど気持ち的にどうだろう?
2. 頭でも理解できた、気持ち的にもやるべきだと思う、でも物理的にできるだろうか?
3. 頭でも理解できた、気持ち的にもやるべきだと思う、物理的にもできる、できないとしてもなんとかしてやる。
1のレベルや2のレベルでコミットしたと勘違いしてはいけないということ。
3までたどり着くためには、Agendaが具体的なのか、What?だけでなくHow?の方針までちゃんと考え抜いているか、やっていく中で想定される辛いこと、リスクに関しても受容できる覚悟ができているか…いろんなことを考え抜く必要がある。
それらを考え抜いて、思い抜いて、それでもなお自分のAgendaに照らしてその決断が正しいと思えるなら、そこで踏み切る。
決断の前にどこまで頭と心を共に使いこなして目的に重ねられるか。その過程で自分の集中力と目的達成へのエネルギーが高まっていくのだと僕は思う。
…ずれたな(^^;)
ただ、次どうするかを考える前に、ぐっと考えて、ルビコン川を渡ろうと思った。

素人のように考え、玄人として実行する

素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術
Projectの中で、ある研究所の方から頂いた本。何日か前に読み終えたのだが内容を整理する時間が無かったのでこのタイミングで(^^)
金出武雄さんというカーネギー・メロン大学の教授が書かれた本。タイトルがその通り内容を端的に表現していて、要するに”素人のように自由に発想して、実行するときは玄人のように緻密にやりましょう”という内容(そのまんま)。
本の構成、内容もロジカルで僕は好きだ。目次で、章立てがKey messageになっているのも嬉しい(^^)

発想は、単純、素直、自由、簡単でなければならない。そんな、素直で自由な発想を邪魔するものの一番は何か。それは、なまじっかな知識 ――知っていると思う心――である。知識があると思うと、物知り顔に「いや、それは難しい」「そんな風には考えないものだ」という。(略)実際、専門家というのは「こういう時にはこうすればうまくいくはずだ」「こういう時にはそうしてはならない」というパターンを習得した人である。その分野を知っているだけに発想を生む視野が狭くなってしまう。

僕がこの本を読んで感じたのは、”彼が言う研究職とコンサルタントは似ている”ということ。
なので、読んでいて自分の仕事を考える上でも非常に刺激になったし、ある種少し楽になったところもある。なぜならば、それは、コンサルタントというプロフェッションを持って活動する上で大切なことは”素人”のように発想して、”玄人”のように実行することだ、と考えることができたから。発想は、プロの”素人”でいいんだな、と(^^)
では、似ていると感じたところ、自分として刺激になったところはどこか。ざっと並べてみると全部で7つ。
1. 大切なのはどこを”端折る”かだ
2. いい研究かどうかは、そこにシナリオがあるかだ
3. 構想力は問題を切り取る力だ
4. 問題解決能力とは「何とかする」力だ
5. 抽象化とは抽象的なことではない。ツボを押さえることだ
6. 人に影響を与えないアイディアに価値は無い
7. 意見の無い人間は要らない
上記、当たり前といってしまえばすべて当たり前。じゃあその当たり前を、自分が当たり前に実行できていたかというと、…反省点は多い。
今のProjectはこの年末年始で引き継いで自分としてはCloseする。
次により高いPerformanceを出すためにも自分のスタンス。自分が考えるコンサルティングというものを整理しておきたいと思う(^^)

学校?

12/28(水)は先日最終報告を終えたProjectのTeam打ち上げ&忘年会があった。その日はもう一方のProjectのTeam忘年会もあったので、両方出席。後者を途中で切り上げて前者に合流した(わかりにくい(^^;))。
プロジェクトの特徴も手伝ってか、この先日終えたProject memberの関係はとても面白い。誰も変な気は遣わないし、思い思い適当(?)に振舞うことができる。それぞれやり太陽にやりつつも根っこの部分で信頼関係がつくられている。
この居心地の良さ、どこかで感じたことがある。と思ってふと考えてみると思い当たるところがあった。
それは”学校”だ。学校のノリにとてもよく似ているのだ。
学校のノリ。誰に強制されるでもなく自分たちそれぞれの意志にしたがって自主的に集まり、自主的に学ぶ集団。利害関係は無く、適度な競争意識(?)とみんなで成長していこう!という強い結束力。やったらいけないことはない、強いて言えば主体的に自分をださないこと、何かを恐れて自分の内側にoutputを収めてしまってはいけない、というOpenで自由な雰囲気。
自分の大好きなノリである。
このProjectで得たものは本当に大きい(^^)これからも大切にしていきたい仲間である。