いそがしいときこそ

なかなかいそがしい。
GWの日で、心を亡くすのはいかん。と書いたので、どんなときもいそがしさに流されず自分としてどうありたいのか、どうするべきなのかを考えながら動くようにはしているのだけれども。一部遅れ気味(本業へはインパクトを与えていないつもり)。
こうしていそがしくなり、心を亡くさずに自分としてどうすべきかを考えていると、これまで”知る”レベルにとどまっていた色々な考え方やり方というものが”やれる(というかやらねばならない)”レベルに上がってくる気がして、その環境が嬉しくもある。
そこで、いそがしいときに最低限考える/やるポイントを4つにまとめた。

1. やるべきことを洗い出してIssueを明確にする。
2. 重要度/緊急度をみていつまでにどれをやるべきなのかScheduleを決める。
3. そのスケジュールに従って走る。
4. ふしめでチェック・必要なら軌道修正

こうして並べてみると当たり前なのだけど、忙しいときに限って今その時にしているタスクをIntrruptするタスクというのは結構でてきたりする。そのときに1,2を固めてしまえば、そのときは無視していいのか、そちらを優先すべきなのかというのが見えてくる。
Issueを明確にして作業の質を高め、後は忙しいのだし心・頭のスイッチングコストをできるだけ小さくするために重要度/緊急度からScheduleを立てたらそれに従って走る。
というだけのこと。
後は、その状況を掴んで、Over commitしないこと。(一部すでにやってしまった感があるのだけど…(^^;))
大事。

おもいを重ねる

先程帰宅。次のProject立ち上げのためのActivityを整理していたら、これまで以上にあわただしくなることが発覚。ウェブ進化論…。
ということで、企業組織の人について考えることをざっと書いていたら大事なところで誤ってBackspace。Blankのテキストボックスに戻って参りました。
まだやるべきことはあるので、大いにはしょって考えることを1つだけ。

企業組織と人の間で大切なのは、
おもいを重ね合わせられる関係であること

人付き合いと同じ。おもいを重ね合わせられる関係。そのために、お互いがお互いにClearでありOpenであろうと努め、お互いの存在意義、目的、目的達成のための手段、歩くべき筋道についてDiscussionしあう。そして合意を形成しながら進む。
*組織も個人と同様1つの個体として捉える前提です。
戦略が見えない、もしくは組織という個の局所で握られていて明らかにされない。何がしたいのか思いも明確に伝えられない。明確にできないという悩みも打ち明けられない。個人は自分の夢であり、存在する意味でありビジョンでありを明確にコミュニケーションできる場所がない。明確にしたとしても(不明確だと思っている)組織の意向に沿わない(らしく)認められない。気にとめられもしない。
そういう関係は続けない方がいい。
組織を個として捉えたときにその規模が大きかろうが小さかろうが、複雑だろうが単純だろうが、組織と一個人は対等の立場であることを、お互いに忘れてはいけない。
なんて思います。
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誤ってBackspaceを押してみると不思議。文章をばっさり削れた上、案外言いたいことは言えた気がします。

わからないから

先程帰宅。できれば今日(5/23)のうちにウェブ進化論を読み終えて(まだ読み終えていません)頭の中を整理してBlogを書きたかったのだけどそれは今後の楽しみに。
明日も早いので、Project Planningについて感じることをばらばらと書きます。

Project Planningで大切なこと
1. GoalとPriorityを明確にする。
2. ”わからない”から逃げない。分解して考え抜く。
3. Planは変化(進化)させるものと心得る。


Goalはまず明確でないとだめ。明確で、且つ具体的なものにすること。Project、特に大規模なシステム等を構築するプロジェクトでは往々にして”つくること”が目的になる。
勿論プロジェクトのフェーズによってはそうあるべきときもある。しかし、いつでも忘れてはいけない。”何のために”自分はそれをつくっているのか。基本。

100%正しい計画なんてものはない。あえて言うなら”ここは正しいとはいえない”という部分を持っている計画は、ある意味正しい。未来のことはわからない。
そこで大切なのは、わからないから適当でいい、という短絡的な思考の誘惑に負けないこと。そのスタンスでつくった計画には魂がこもらない。当事者はじめ、誰もコミットしない。Baselineにもならず、絵に描いた餅になる。
わからないなら考え方を変えてみる。
何がわかれば確実になる?”わからない”を減らせる?Manage可能になる?、これがわからないとどんなデメリットがある?”わからない”のウラにはどんなリスクが潜んでる?そのトリガーって何?リスクの期待値はどの程度?で、それらはいつまでに明確にできれは回避できそう?
わからないなものこそ”仮説”をもってプロジェクトに進む。
100%正しい計画は無くとも、想定したトラブルが発生するのと、想定外のトラブルが発生するのではインパクトに雲泥の差がでる。

計画はあくまで計画。2で書いたようにどれだけ考え抜いても、その範囲内に収まる保証はない。大事なのは”これは計画、計画は正しいとは限らない。そうこの筋道は正しいとはかぎらないのだ”と自覚しておくこと。
計画を緻密に立てれば立てるほど、頑張れば頑張るほど、”思い入れ”が強くなる。それを正しいと思い込みたくなるし、正しいものに仕立て上げたくなる。
事実を歪めて、事実を計画にあわせようとする。
事実が計画と乖離してきたら、”これってそもそも計画が間違ってるんじゃない?”という視点も忘れてはいけない。
諦めず、なげやりにならず、こう疑ってみて立て直せる、結果としてさらに強い計画に進化させられる、このマインドを持っているかいないかでプロジェクトの成否は大きく変わる。
2と矛盾するが、考え抜くことと、実行のタイミングを逸することは紙一重。わからないからこそ考え抜く / わからないからこそいつまでも考え込んでないで一歩踏み出してみる(仮説を持って検証してみる)、そして進化させてみる。
GoalとPriorityがそのタイミングを教えてくれるのだと考えている。

ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
内容は後程。
5/26(金)ようやく読み終えた。自分がこれまで意識してこなかった部分に触れているだけに、全てが新鮮であり、新たな視点を得る事ができた。普段気にすることは殆どないのだが、この内容で740円は安いと感じた。
Web上における今後の社会・経済のパラダイムをわかりやすくポジティブに洞察していてとても面白い。
ただ、自分の中で心に残ったのは以下の4つのくだりだ。

p. 071
グーグルの「優秀な人間が、泥仕事を厭わず、自分で手を動かす」という企業文化は、情報発電所構築においてグーグルが競争優位を維持し得る源泉の一つである。

p. 238
環境変化の中でゴチャゴチャと精一杯努力していると何とかなるのも事実だった。

p. 238
三四歳のとき、もっとモノをよく知っていて、もっと客観的で、それゆえ「もう少し力をつけてからでも遅くない…」なんて考えて、冒険しなかったろ思うと、ぞっとする。モノが見えなくて良かった。

p. 241
生まれたばかりのベンチャーは欠点だらけである。それらを補うことはもちろん必要で重要だが、ベンチャーが「自社の粗探し」を最優先事項にしたら、存在意義などなくなってしまう。失敗しながら色々なことを学んでいけばいい。それよりも、そういういちばん大切なことを見失わないようにすること。

Steve Jobsの”stay hungry, stay foolish”のスピーチを思い出した。
生まれたとき、教育機関を経ていくとき、社会に出るとき、その後…人生の中での新たな市場?への参入?を考えると幾つか思い浮かぶ。
自分は社会にでてそれなりの時間を過ごしてきたが、やはりいつまでも、心と体はベンチャーでありたいと思う。
そして、ベンチャーとして成熟していきたいと思う。