ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
内容は後程。
5/26(金)ようやく読み終えた。自分がこれまで意識してこなかった部分に触れているだけに、全てが新鮮であり、新たな視点を得る事ができた。普段気にすることは殆どないのだが、この内容で740円は安いと感じた。
Web上における今後の社会・経済のパラダイムをわかりやすくポジティブに洞察していてとても面白い。
ただ、自分の中で心に残ったのは以下の4つのくだりだ。

p. 071
グーグルの「優秀な人間が、泥仕事を厭わず、自分で手を動かす」という企業文化は、情報発電所構築においてグーグルが競争優位を維持し得る源泉の一つである。

p. 238
環境変化の中でゴチャゴチャと精一杯努力していると何とかなるのも事実だった。

p. 238
三四歳のとき、もっとモノをよく知っていて、もっと客観的で、それゆえ「もう少し力をつけてからでも遅くない…」なんて考えて、冒険しなかったろ思うと、ぞっとする。モノが見えなくて良かった。

p. 241
生まれたばかりのベンチャーは欠点だらけである。それらを補うことはもちろん必要で重要だが、ベンチャーが「自社の粗探し」を最優先事項にしたら、存在意義などなくなってしまう。失敗しながら色々なことを学んでいけばいい。それよりも、そういういちばん大切なことを見失わないようにすること。

Steve Jobsの”stay hungry, stay foolish”のスピーチを思い出した。
生まれたとき、教育機関を経ていくとき、社会に出るとき、その後…人生の中での新たな市場?への参入?を考えると幾つか思い浮かぶ。
自分は社会にでてそれなりの時間を過ごしてきたが、やはりいつまでも、心と体はベンチャーでありたいと思う。
そして、ベンチャーとして成熟していきたいと思う。

時間の使い方

時間の使い方を変える必要がある。
Projectが徐々に忙しくなりつつある、というのもあるのだけど、自分としてやりたいこともだんだんと具体的になってきて、というか現実的になってきて、徐々に地に足をつけて歩き始められてきているからだ。
何故もっと早く気付かなかったのか。
どんな過去を積み上げてきたのか。
と、どれだけいってみても、絶対に今より早く気付くことはできない。後は効果的/効率的に先に進むことを考え、そして進んでいくより他ない。
ひょんなことからウォレン・ベニスについて調べた。
彼が言う、リーダーの共通項は5つある。

リーダーの5つの共通項
1. ビジョンによる結束
2. コミュニケーションによる説得
3. 方向付けによる信頼獲得
4. 積極的自尊心による自己開発
5. 失敗からの学習

リーダーは他者を引き込む構想や情熱的なビジョン、使命感を持っている。そして、それらを持ちつつリーダーは周りの人々にも並々ならぬ注意を払う。
リーダーは時には図やモデルや比喩的表現、たとえ話を用いて、自分のビジョンを相手に伝え、明確に理解させ、駆り立てる能力を持っている。
リーダーはビジョンを実行するための自分の立場を一連の行動を持って確立し、それを一貫して継続することで信頼を築き上げている。
リーダーは自分がどういう人間で、どんな価値を持っているかを正直に評価し、他社に信頼感を与える。積極的自尊心とは、①自分の長所を良く心得ること②それを大事にしさらに発展させること③自分の長所や短所と組織のニーズの適否をきちんと認識することの3つの要素からなっている。
リーダーは、失敗を勉強になる経験として捉えて、そこから学習する。
リーダーになりたい。とは思わない。しかし、自身の夢やビジョンを堂々と持っていて、それを楽しそうに語りかけて巻き込んでくれる。部下を認め注意を払ってくれる。そして行動は夢やビジョンを実現するという1つのゴールに向かって一貫性を持っていて、自分の強み弱みを考えて、組織に貢献するために、組織として進むためにはどうすればいいのかをちゃんと考え抜いている。
そんな素晴らしい人間がいて、共に働けたらどれほど楽しいだろうか。
そういう人間でありたい(^^)