スローな週末

この週末はいつもの週末にもましてスローだった。土曜日はスーツをつくりにデパートへ。日曜日は家で本を読んだりごろごろしたり。少々体調が悪かったことも手伝ってゆっくりと過ごした。
土曜日は初めてスーツのイージーオーダーへ。スーツのオーダーってなにやら難しそうなイメージがあったのだけど、生地を選んで、サイズを測るだけ。イージーオーダーだからか、採ったデータから考えても、既成のスーツを扱っているお店より少し体になじむ+自分の好みを反映させられる程度。本格的なオーダーになったら時間かかるんだろうなーと思いつつ30分程度で終了。3-4週間後に仕上がるみたい。楽しみ(^^)
そして土曜日の夕方から体調を崩す。なぜかひどい頭痛。せっかくなので薬を飲んでゆっくり眠る。日曜日も夜まで体調はハッキリせず家でゆっくり。本を読みつつ少し仕事に手を付けつつ。
気がつけばもうすぐ11月にはいる。今年も後2ヶ月で終わってしまうわけだ。徐々に外も寒くなり、日も短くなっている。季節の変わり目の夜だったり明け方の空気のにおいはなぜか切ない気持ちにさせるのだけど、今もその時期。
季節の変わり目、風邪に気をつけて楽しむようにしたい。

新ハーバード流交渉術

新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすかamazonに掲載されているタイトルと表紙に書かれているタイトルが異なるのが少し気になるのだけど(表紙は”感情をポジティブに活用する”)読み終えた。
この7-9月の間に2つの交渉を経験した。1つはProjectにおいて、1つは自身のCareerにおいて。客観的に見ると大したことは無いのだろうが、自分にとってはどうやればWin-Winの関係を築くことができるのか、お互いにポジティブに、協力して目的達成に進んでいけるようなつながりを築くことができるのかを考えながら(模索しながら)Communicationを続けた期間だった。この経験を得て、それを反省したくて当書籍を購入したわけだ。
そしたら既に購入済みで2冊目だったわけだ(^^;)
(2冊目は無事に引き取って下さる方が見つかり、今はその方に開かれ読み進められていることと思う。GMSつながりの方でその方の文書を見る限り非常に思慮深く、また心の動きに深い洞察をもたれている方なのでより有用な示唆をその方から得られるかもしれないと思っている。)
で、自分の経験を振り返りながら、本の中で使われているフレームワークに自分の行動・相手の反応を重ねながら読み進めた。不思議なものでPositive/Negative、捉え方によってはどちらとも取れる内容が結構多かった。当時Negativeに捉えていた行動・反応も客観的に見てみれば合理的な行動であったものもありその逆もある。
さて、この書籍の中で有用なフレームワークは3つある。5つの社会的欲求、交渉の7要素、交渉の3つの準備、だ。
5つの社会的欲求:
この本の前提として、感情は捨てられない、無視できない、直接対処できない、だからそれを生み出す根本にある社会的欲求を満たすようにはたらきかけようという考えがある。その社会的欲求は5つある。

1. 価値理解: 相手の考え方を理解する。相手の考え、思い、そして行動の中に価値を見出す。自分のその理解を、言葉や行動を通じて相手に伝える。
2. つながり: 構造的な結びつき、個人的な結びつきを強め、協働作業をする。
3. ステータス: だれもが複数の領域で高いステータスを持っていることを認める。自分の知識・これまでの成果に自信を持つ。
4. 自律性: 自分の自律性を拡大し、相手の自律性を侵害するのを避ける。自分の意思決定の権限がどこまであるのかを明確にする。
5. 役割: どのような役割であっても役割に含まれる活動内容を自由に決めることができる。一時的な役割を自由に選択し、自分にパワーを与え、活動を促進することができる。

交渉の7要素:

1. 人間関係: よりよい関係を築くためにどうアプローチするか。
2. コミュニケーション: 傾聴できているか。伝えたいメッセージは何か。
3. 関心利益: 自分たちの関心利益、その優先順位何か。相手の関心利益は何か。
4. 交渉オプション: 考えうる合意点のうち、双方にとって受入れられるものは何か。
5. 公平さの基準: どのような正当性の基準が双方にとって納得がいくか。
6. BATNA: 交渉の合意以外の最良な代替案は何か?
7. コミットメント: 相手から引き出すべき良い約束は何か?自分たちが相手に出来る約束は何か?

交渉の3つの準備:
基本的には交渉の7要素 + 感情への準備。

1. プロセス: 交渉プロセスの構造についての準備。目的・成果物・合意形成ステップ。
2. 問題内容: 当事者それぞれの関心利益は何か。自分たちの主張の正当性を裏付ける基準は何か。両者がとりうる現実的なコミットメントは何か。
3. 感情: 自分と相手の側の欲求は何か?それをどのように満たしていくか。

こうして整理すると交渉における自分の強み/弱みも明確になってくる。この学びをこれからの実践につなげていきたい(^^)

Road to a Global Professional

先週金曜日のカーブアウトに続いて、今日もGlobisのセミナーへ行ってきた。今回のテーマはこれ。

「今、そしてこれから必要とされるグローバルビジネスパーソンとは」

Globis International School開校記念講演の#2になるらしい。ゲストスピーカーとしてこれらていたのは、コーン・フェリー・インターナショナルの橘・フクシマ・咲江さんとグロービス経営大学院名誉学長のジェームス・C・アベグレンさん。2時間にわたって上記テーマについて、英語でのスピーチ及びディスカッションだった。アベグレンさんの英語は、全てを聞き取ることは出来なかったのだけど(^^;)フクシマさんのお話は理解することができた。Secretということだったので自分の印象に残っている部分だけかいつまんで書く。Global Professionalになるために必要なことについて、大切な姿勢は、自身のCareerに自身で責任を持ち、多様性を受入れられる寛容な心を持ち、そしていかなる苦難の中にも楽しみと機会を見つけて、自分を見失わずに高潔でありつづけること。
全てが自分の思い通りになるなんてことはまずないこの人生においても、その不確実性を分かった上で選択した、もしくは分かりきれない未熟さを持って選択したその自分に対して責任をもって、自分の選んだ道を走り続ける責任感。文化や言葉の違う多様な人間が存在するGlobal Stageの中で、自分が体験してきた、自分が知りうる範囲の多様性に固執せずに広く周りを受入れる寛容な心。楽しいときばかりではなく、つらいときも勿論ある、矛盾するようだけどそんなつらい時にも楽観を失わず、自身の成長機会と捉えて積極的に戦い抜く意志。徐々に成功体験を積み上げ、収入、ステータス、そして周りの扱い等が変化していっても自分として人としてなすべきことをする/なすべきでないことをしない、という判断軸をぶらさずに持ち続けること(Integrity)。
言われてみれば全て納得の内容で、実践あるのみ。そして英語も学習と実践あるのみ。上記セミナーの後の懇親会では偶然クラスメイトの方に遭遇。気がつけば経営戦略のクラスを終えてからもう1年以上が経っていた。時間が経つのは早い。その方はとても物腰が穏やかな方で話していると心が静まる。会場内で色々な方を紹介いただいて素晴らしい出会いをより増やすことができた。
考えているようで、考えられていない自分のCareer。仕事を切り替えた今だからこそしっかりとどこに軸足を置くのか、これまで考えていた以上に長期的に、多角的に考えていきたい。
一度きりの人生なのだし(^^)

カーブアウトというキャリア選択肢

10月20日はGMB(Globis Management Bank)のキャリアセミナーへ行った。セミナーは19:30からだったのだけど、久しぶりに早めについて余裕を持って始まりを迎えることが出来た。

第3の道:「*カーブアウト」というキャリア選択肢
-成長性のある技術・事業の組織的切り出し事例-

*カーブアウト: 事業の一部を切り出して、外部資金を投入し成長を加速させること。

自分が新規事業創出・立上げを支援するコンサルタントであることも手伝って、興味深く聞くことが出来た。パネルディスカッションをされていたのは大きく分けて2つのバックグラウンドを持つ方々だった。1つは事業サイドのバックグラウンド。もともといた企業・事業部からカーブアウトし事業をリードされていた(ている)方。1つは投資サイドのバックグラウンド。カーブアウトの資本・事業そして種々の段取りを支援する方。

自分がそもそもキャリアとしてカーブアウトを考えていないからか、どうもカーブアウトというオプションがキャリアのオプションになるのかというのがわからなかったが、事業サイド・資本サイドの両面から事業創出へ関わるスタンス、そして生の声を聞くことが出来たのは嬉しかった。

内容はConfidentialのものが多く、語られることも制限されていたのだけど、最も印象深かったのが事業サイド・資本サイド合わせて、カーブアウトに最も必要なものとしてあげていたのがリーダーシップ、事業実現への意志”であったということ。結局のところ、何らかの事業アイディアがあったときに、それを事業として形を成していくことはコンサルタントが支援できる。その過程及び事業が軌道に乗るまでの資金は投資ファンドが支援できる(勿論両方ともに親会社もバックアップできると思う)。そうなってきたときに最も大事なのは、そのアイディアを事業化するというコミットメント(意志)、そしてそのために必要な人的リソースを集め、引っ張っていくリーダーシップだということ。

人の心はコンサルも投資ファンドも直接引っ張ることはできないし、そもそも事業としてひとり立ちするためにはそれが出来る人間がトップにいなくてはならない。

極論してしまえば新規事業創出のプロセスを導入しても、お金を集めても、そのお金をもって、そのプロセスを活用して、人を引っ張って走っていける人間がいなかったらだめなのだと(その走る人間というのがカーブアウトというキャリアを選択した人間だと)

自分のキャリアよりも、こうした過程を経る人に対して自分が何ができるかということにチャレンジを感じた2時間であった(^^)

ひきつづきEnglish

今日も昨日に引き続き英語研修(本日で終わり)。英語の学習というよりはロジカル・シンキングの学習に近いものだった。こうしてBlogを書いていてもIssueやStructureというのが少し気になる(だからって直しませんが)。GMSでクリシンを習っていた頃を思い出す(^^)
で、偶然にも今日先日受けたTOEICの結果が返ってきた。前受けたときに、”あー、壁だなという感じ。”といっていたのだけど結果は案の定その通り。スコアは上がってるけど、誤差の範囲かなという程度。一方でこれ、慣れたらこのまま微増でいけるんちゃうかな?と思う。
壁に感じていたのは自分の英語の”バランス”の悪さが原因だと思う。”聞く>読む>書く>話す”の順番。だから、聞いててなんとなく分かっても聞かれる問題文読んでる時間がない/理解に時間がかかる。で、答えれない。このジレンマが壁なんだけど、でもこれ慣れたらいけるんちゃう?っていうように感じさせる。
今回の研修では講師がNativeなのも手伝って全てをバランスよく経験できたと思う(いちばん多いのは”聞く”、”書く”)。で、やはり2日間でも終日Nativeとコミュニケーションしていると普段以上にBBCが聞きやすくなったり、英語を読むスピードがぐんと上がったりする。
まあ英語の勉強はなんとかなるとして(TOEICにしてもTOEFLのスコアにしても)、後は話す力だな。これは英語知ってるとかとは別物。性格的な慣れの問題だと思う。
また面白くなってきた(^^)