土曜日は夕方から播磨坂の桜を見に出かける。
薄暗くなりつつあり、照明に灯が点き始める時間帯。コートがなくても歩ける程の暖かさで良かった。日も長くなっている。
ひとしきり楽しみ終えた人もいれば、これから宴を始めようとしている人もおり、場所取りからの花見をしなくなって久しいなと思いながら、ぶらっとその場を後にした。
今日は昼前から外に出た。先週末小石川後楽園へ行って久しぶりに気ままに歩いて写真を撮っていたのだが、やはりそれは心地よくて、この連休もそうする時間をつくりたいと思っていたのだ。
明治神宮外苑の銀杏並木と、丸の内のライトアップを見に行ってきた。
明治神宮外苑の銀杏並木は初めてだった。いちょう祭が催されており全国各地から出店が集まっていたようだった。明るい時間に焼きたての殻付きの牡蠣を食べながらビールを飲んだ。
花より団子ということで、紅葉の前に美味しい食べ物飲み物で満たされ、それから銀杏並木をくぐった。祭りの会場もそうだが、銀杏並木を歩いていても自然と集団がまとまっていて、海外にいた頃との違いを感じた。
その後、ぶらぶらしながら丸の内へ移動し、仲通りのイルミネーションを見た。留学前は丸の内に居ることが多かったので、イルミネーションは当たり前のように見ていて、仕事帰りに歩くこともいくらでもあって、そのイルミネーションを見に行くという感覚はなかった。
いざ行ってみると人が多い。こんなに混んでいる仲通りを歩いたのは初めてだと思う。何を買うわけでもなかったのだけど、色々と眺めながら通りを抜けた。
気がつけば今年も残すところ5週間程度。あっという間に終わってしまいそうな気がしている。
前半をバルセロナ・欧州で過ごしたということがにわかに信じがたくなっているこの2014だが、最後まで自分に納得の行くチャレンジを続けていきたい。
This morning, I left from my flat I have lived alone for these 2 years. I review the time with this room. Though the MBA program was tough, this room has always supported me and provided enough time to tackle to the cases and assignments, to contemplate with regard to my career and life with silence.
I clearly remenber that I was immediately interested in this flat when I entered and decided to contract though the price was a little bit high. As you know, the expense about flat is one of the large portion of your budget for MBA and therefore if you can limit it, you can use plenty of money for other things such as traveling. I considered it but didn’t change my mind and I now believe this decision was right.
The large one room, huge book shelf and sofa, wide view of Diagonal Street from the window in both day and night time always made my mind calm and relaxed.
The landload was nice person. She flexibly improved some facilities and added/replaced some goods. She has trusted me and therefore the final check of the flat was very quick and easy (Of course I haven’t damaged and broken any facilities;0). She also accepted my offer that I sold some home appliances I bought in Barcelona.
I finaly left from the flat with something like nostalgia but I will go to Sao Pau hospital this evening and also will go to several countries before reaching Japan;)!
Thank you so much for the support my flat!!
今朝、この2年間を過ごしてきた家を出た。タフなMBA生活の間、僕はこの家に支えられた。この空間は静かで落ち着いた時間を僕にくれた、それはケースやアサインメントに取り組むときもそうだし、自身のキャリアについて考えるときもそうだし、勿論人生について思いを馳せるときもそうだった。
僕はこの家に出会った時のことを明確に覚えている。実は最初にネットでみつけて何枚か写真を見た時点で気に入っていた。そして実際に物件の中へ入ってすぐにここにしようと直感した。その感覚は変わることなく契約に至った。想定していた予算より高かったのだけれども
MBA留学において家賃は予算の大きい部分を占める。だからそこをいかに低く抑えるかは十分検討に値することだ。その分を旅行やその他のレジャーへまわすこともできるのだから。僕もそれを考えたが決断は変わらなかった。そしてこの部屋で過ごした2年間を振り返り、決断は間違えではなかったと思っている。
ひとつだけの大きな部屋、壁一面を埋める(本)棚、横になれる大きなソファ、朝も昼も夜もきれいなディアゴナル通りの眺め。これらが疲れている時もプレッシャーのある時も気持ちを落ち着かせてくれたしリラックスさせてくれた。
家主も素晴らしい方だった。柔軟に家のインフラ(ボイラー等)をより良いものに変えてくれる、電球が切れればすぐに変えてくれる、家賃交渉にも応じてくれる、最終的に敷金の受取方法も僕に都合の良いよう要望に応じてくれた。僕のことを信頼してくれて、家の最終チェックもあってないようなものだった。僕が追加で買った幾つかの家電・家財の購入にも応じてくれた。握手をして、心から御礼を言って、別れた。コンシェルジュの方も同様だ。いつも笑顔で僕を迎えてくれた。
家を後にする最期は、結局いつものようにもの寂しい感覚があった。しかし、僕はこの夕方にサン・パウ病院を見に行き、明日の朝からしばらく欧州数か国を巡りながら東へ向かう旅を始める。寂しい一方でこの旅に心躍っている。
この家、家主の方、コンシェルジュの方、僕のバルセロナでの生活を支えてくださった方々に心から感謝し、後にしたい。