ボケ続ける一日

まだ終わらない今日なのだが。

朝からボケている。疲れているのだろうと思う。

朝ホテルを出る前、身支度を整えて最後に手を洗おうと蛇口をひねったら横のシャワーから水が出て上半身半分がずぶ濡れに。改めて着替える。

 

その後用事を済ませ、遅めのランチをとり、スペインでなくしたカナル型イヤホンのシリコンを買いに駅近くのビックカメラへ。スペインではWebでメーカーに注文しないとないと言われたものがビックカメラにはちゃんとあり、難なく購入。早速音楽を聞きながら地下鉄に乗り込んだ。

iPhoneで、聴きながら曲をとばしても流れる曲が変わらない。おかしいなと思いながら色々な曲にとんでみても一向に変わらない。何でだろうと考えて気づいた。

イヤホンを差していないiPhoneをいじっていた。

僕はiPhoneを二つもっている。スペインでのiPhoneを持っているのと日本のものだ。スペインでのiPhoneでWhatsappを使っていたので今回はモバイルルータをレンタルしていた。ルータは既に返した後だったので、日本のiPhoneの電池を節約しようとスペインのiPhoneで音楽を聞いていたのだった。それを忘れていたのだ。

ブルーハーツを聴こうとしていた。自分はイヤホンして聞いているので気づかなかったがおそらく周りには断片的にリンダリンダが流れていたと思う。失礼をしてしまった。

 

その後、ホテルに戻る前に一息つこうかなとカフェによった。アイスコーヒーを注文して席についてふぅーっと一息。視線を下にやるとチャックが開いていた。今日は朝からお手洗いに寄っていない。なのでホテルを出る前からすでにそれはそうなっていたのだと思う。

 

今日はまだ夜の予定もある。閉めて、締めていきたい。

 

もう少し休息が必要だ。

IESE Japan Trek 2014始動

いよいよ本日よりIESE Japan Trek 2014を始める。昨日夕方に大阪へ入り、懐かしい大学時代の仲間と再開しゆっくりする。同日入るIESEの仲間もいたがこの日は別でゆっくり。

今日から行動を共にする。

既に、フライトに遅れる、フライトが遅れる、他の理由もありいくつかの旅程変更を余儀なくされる、等が発生している。

ありうる話であったし、これからも色々あり続けるTrekになると思う。

何はともあれ、皆が元気に安全に日本を楽しむことができたらと思う。

不測の事態に備え対応する一方で当初計画していた必要なタスクに変わりはない。突然フィールドに投げ込まれたボールに全員で目を奪われ群がることなく、チームとして目的を果たせるようポジションをとって動きたい次第。

MBAで得られたスキルは何か

キャンパスビジットやバルセロナでのアセスメントデイのために日本からアプリカントの方々が数名来られているこの週末。お話させていただく機会があり考えたのがタイトルにある内容。

MBAで得られたスキルは何か

ということだった。話の中でこの質問を受け、はたと考えた。どのようなスキルが得られたのだろうかと。簡単にこれとこれとこれの3つのスキルが身につきました、というような話はできなかった。

なぜか考えた。理由は2つある。

まず最初に、おおよそMBAは何かしら特定のスキルを身につけようとする場ではないということだ。

経営する上で想定される意思決定の精度を幾分でも高める、それを組織として実行し想定する以上の結果を出す確度を高める場だ。

そのために必要なスキルは関係する領域であり率いるチームの属性であり、組織の中での自分の立ち位置でありによって多くのパターンに分岐するだろう。

その個別のスキルを個別にどうこうする場ではないのだ。上記の通り、現実の経営において結果を出すための鍛錬の場なのだ。

財務諸表が読めるとか分析ができるとか、ファイナンシングのスキームが組めるだとか、マーケティングのフレームワークが使えるだとか、組織設計の考え方がわかって使えるだとか、そのレベルの話はMBAに来なくても学べる。本を読み自分の会社でも新聞取り上げられている企業でもを対象にして使う練習をすれば十分ではないだろうか。

特定のスキルを伸ばすという目的で行動することはない。強いて言えば経営における意思決定のスキルとその決定に基づいて結果を出すスキルだと表現できるが、具体的に何か、と考えてみるとどうも説明がつかない。

次に、上記のスキルを得られたというにはそれをサポートする事実が不足しているということだ。

なぜか。それは、スキルを身につけたと主張するためにはそのスキルを使って結果を出したという事実が必要だ。しかし、その事実はMBAの中では積み上がらないからだ。

数百のケーススタディをしてきた。数々のプロジェクトを経験してきた。コンペティションで結果を出した。インターンシップで何をしてきた。クラブ活動で何をしてきた。

どういったところでそれは実際の業務ではない(インターンは程度による)。ましてや実際に企業体を経営し結果を出したわけではない。

1つ目の話の最後に書いた2つのスキルを身につけた、と主張する根拠を持っていないのだ。もしかしたら勘違いなのかもしれない、だがしかしできる気がしている、何かしらの自信がある、という程度だろう。

その、スキルをサポートしない経験や、勘違いや自信を、幾つかの企業は信じてMBAに対してFast Trackを用意し、幾人かの学生自身は信じて起業でありの道を進むのだと思う。

 

という2つの理由からMBAで得られたスキルは何か?という問いに対して上手くこたえられなかったのだと考える。

 

MBAで得られたものは卒業のタイミングでまとめたいと思っているが、おそらく何か特定のスキルといった類のものが占める割合は極めて少ないだろう。