TOEFLで105upのためにしたことと学習を通じての所感

TOEFLのスコアは、初めて受けた時が42、ベストは106だった。各セクションのベストは、(()内は106取得時のスコア)

R 30 (27)
L 29 (29)
S 24 (23)
W 30 (27)

だった。42の時のスコアは正確には覚えていないが、

R 10
L 08
S 12
W 12

程度だったと思う。この時は自分にひいた。以下に自分がしたことを書いていくがその前に簡単に自分の特徴を2つ書く。

1. 海外生活の経験がない
2. テストは苦手

僕は海外で生活した経験がない。ここ2年程度新興国へ行く機会は増えたが、人生で海外で過ごした時間は全て足して13週間程度だ。TOEFL受験中は3-6週間程度だった。英語での生活はおろか、生の英語を聞くという経験、そこで自分が話すという経験は皆無だった。

僕はテストは苦手だ。テクニックを使って正解に辿り着くというアプローチが苦手。例えば現国で言えば、文章の構造のパターンはどういうものがあって、各パターンにおいて筆者の言いたいことはどこに書いてある云々のような。

なので、以下はそういったテクニックを駆使して短期間でスコアを上げるというものではない。海外生活の経験はないしテストは苦手だけどスコアを上げたいという人にfitするかもしれない。おそらく最短距離でスコアを出す方法ではない。が、小手先ではない英語の地力は伸びると考える。

■■まず単語

まず単語。ここが十分でないと読めない。聞けても意味がわからない。発音できても意味がわからない。書けない。

使ったもの

TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)
これで完璧!TOEFLテスト続基本ボキャブラリー2000語
TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語
iKnow
iKnow(iPhoneアプリ)
キク★英単語TOEFL【頻出編】
TOEFLボキャビル

使い方

・TOEFLテスト英単語3800は1日数ページと決め暗記していった。
・TOEFLテスト基本ボキャブラリーは”続編”から手をつけた。続編の中に基本編の単語もマークされているからだ。1日3-4パッセージずつ読み、単語を暗記していった。知らない単語が多かった場合は”続編”でない方へ戻った。
・iKnowはPCとiPhoneアプリで利用した。TOEFLとGMATと名のつく単語リストを全て覚えていった。忘れた頃に過去の単語を出してくれるので助かる。主に隙間時間で。歩いてる時間、電車に乗っている時間、休憩時間、食事時、PC再起動している時、トイレの中等々
・TOEFLボキャビルとキク★英単語TOEFLもiKnowと同様。iKnowがiPhoneに満足に対応したのが学習終盤だったのでこちらで代替していた。

所感

・短期間で一気に覚えてしまうのが良いと思う。が、僕は日々100前後の単語を覚えようとすることを継続するにとどまった。単に時間がとれなかったことと、集中力が続かなかったことに起因する。
・TOEFLの全パート(特にRSW)で分からない単語に遭遇しても類推するとか、知らなくてもある程度何とかできる解法に頼るより、覚えてしまった方が結果として早かったと感じる。

■Readingは毎日少なくとも10ページ読む

結局は日々の地道な読書がスコアを押し上げ、安定させてくれる。

使ったもの

AGOS
Official Guide
The Chrysanthemum And the Sword: Patterns of Japanese Culture
Justice: What’s the Right Thing to Do?
Economist

使い方

・AGOSでReadingの構成、問題の種類、それぞれの攻略法をまず学ぶ(テクニックは使えるに越したことはない)
・AGOSのPracticeとOfficial Guideで練習
・1日少なくとも10ページ(洋書5ページ、Economist5ページ)読む(知らない単語は調べて覚える)(僕は音読していた)

所感

・特にThe Chrysanthemum And the Swordは難しい。僕は2回読んだ。TOEFLのPassageを易しいと感じるようになった。結局そうなるとテクニック云々の問題ではなくなる。
・単語/イディオムの問題で分からないものがあるうちは、単語学習を継続し語彙を増やし続けるのがいい。満点をとるつもりで臨むことになると思うが、単語は知らないと解けない。考えてもどうにもしがたい問題を、記憶してないだけで落とすのは勿体無い。逆にここがスラスラとけると勢いに乗れる。
・最後の問題(6つの選択肢から3つ選ぶパターンのもの)は、Passageを読まずに解く練習をすると良い。問を厳密に把握して選択肢を吟味すると2つ程度は明らかに違うものが見つけられる。その時点で部分点はとれる。本試験の際にも、本文へ戻って読むよりまずは、問を厳密に理解して選択肢を吟味することに時間を割くのが良い。

■Liteningはわからない。済みません。

結局、25-6はコンスタントに取れるようになったものの、29はおそらく偶然。点数を(不十分だが)上げるのにも、安定させるのにも、最も時間がかかった。
使ったもの

AGOS
YES
Official Guide
Podcasts (地力: BusinessWeek, CNN Complete Update, The Discovery Files, HBR IdeaCast, McKinsey Quarterly, TEDTalks, Wall Street Journal. 分野別: A Moment of Science, 60-Seconds Science)

使い方

・AGOSはReadingと同様。
・YESは詳細に聴く力の鍛錬(dictation)と、文法力を聴くことに活かす練
・AGOS、YES、Official Guideでそれぞれ練習
・隙間時間にPodcastを聞きながらシャドウイング。Podcastは純粋にListeningの練習目的と、分野別の学習目的ものもがあった(科学によっているが)。漫然と聞いてもスコアは一切伸びない。常にShadowingをしていた。発音の練習にもなる。

所感

・練習は細かく、本試験はおおまかに聴くのが良いと思う。YESもそうだが、学習時はdetailまで一言一句聞けるようになる心づもりで練習を重ねた。一方で本試験ではおおまかに聴くことに徹した。
・メモは結構とってて良いと思う。おおまかに聴こうとすると、聞いているつもりがぼーっとしていることもしばしば。それを防ぐために僕はメモを結構とった
・選択肢を読む練習をする。初期は特に、選択肢の理解に結構時間を要する。なので問題の種類別にどういった設問が出るのかパターンを覚え、問題文と選択肢を早く理解する練習をした。

■■SW

SWの学習のポイントはシンプルだ。まず型を覚える。次に密にフィードバックをもらいながら練習し続ける。以上だ。型がないと限られた時間で自分の理解を表現し切ることは難しい。型を覚えて練習していてもフィードバックがもらえなければその良し悪しが分からない。そのうち前に進んでいるのかどうかさえわからなくなる。

■SpeakingはE4TG。以上。

使ったもの

AGOS
E4TG
Rarejob

使い方

・AGOSでSpeakingセクションの問題を理解する。
・実際に本試験で使う全てを得たのはE4TGからであった。戦略の理解も型もコンテンツも練習もフィードバックも。
・RarejobではE4TGでの練習を継続した。

所感

・E4TGと学習すればOK。それに尽きる。4-5人で練習する。recorderに向かって自分の答えを録音し、Donaldがそれを皆の前で再生し、採点・レビューをしていく。戦略も型も勿論教えてもらえる。加えてE4TGが良いのは、各問への回答について、Donaldが採点し良いと認めたものをシェアしてもらえるところだ。これがなぜ良いのか。人の答えを参考にして自分の答えをよりよいものにできるから?そうではない。人が答える内容を聞くことで”それでいいんだ”と思えること、具体的に自分のgoalを設定できることだ。答えの中には、スピードが決して早くないもの、発音が決してキレイでないもの、文法が誤っているもの、焦りが伝わってくるもの、色々ある。でもそれらは一定以上のスコアのでる答えなのだ。そういったものに触れることで、

”なるほど、それでいいんだ

と思えることが最大の良い所だ(失礼ともとれる表現を済みません。E4TGの方で気分を害した方おられましたら心よりお詫び致します)。ネイティブみたいに話せる一切の必要がないのだ。
・RarejobではE4TGでつくった自分の回答をチェックし、再度練習していた。RarejobでもTOEFL Speakingのコースがあり型であったりレビューのポイントがあるが、それは横においてもらった。事情を説明すると柔軟に対応してくれた。

■WritingはAGOSとJack。以上。

使ったもの

AGOS
Jack

使い方

・AGOSでWritingセクションの問題を理解する。Integratedの型を覚えた(Advanced)。
・Jackで練習(Independent)。確か48hoursでフィードバックが帰ってくるので、2日に1度練習した。型はJackとAGOSのものを併せて使った(Reasonの数をAGOSに倣った)。

所感

・IntegratedはAGOSのAdvancedの型をスラスラと書ける程覚えれば後はReadingとListeningの問題。
・IndependentはJackでひたすら練習する。SWの学習のポイントの通りで、如何に効率良くフィードバックをもらい改善し続けるかがポイント。短いサイクルでフィードバックのもらえるJackは非常に有用と考える。本試験でReasonを3つ考えるのはプレッシャーを感じるので、2つにしていた。
・Jackは厳しいと言われるがそれは人の受け止め方次第。自分のアウトプットの質を高めるのに直結しない話や振る舞いは流せばいい。ただ個人的にはこの厳しさは嫌いではなかった(以前指摘した点が活かされていないとレビューのコメントなしで書きなおせと返ってくる、修正の指摘に加えて”小中学生の英語が使えるようになりたいならこれでいいけど、お前は大学院に入りたいんじゃないのか?”等のコメントが寄せられる。などなど)
・得意で汎用的なコンテンツのパターンをもつと良い。Writingは事実でなくて良い。だから自分の主張をロジカルにサポートする理由がつくれれば良い。自分の場合はコンサルティングの話だった。agree/disagree何にせよサポートの一つに、例えば、”自分はコンサルタントだ、過去にxx業界でxxのプロジェクトを経験した(テーマを併せる)。調査・分析を通じてわかったのは、xx%の人がagree/disagreeであるということだ or xxとxxに相関に強い相関が認められた/なかったということだ。従いこのファクトは自分の主張をサポートする”という具合。事実でなくとも、自分が土地勘のある経験であればディテイルを変えて詳細に書くことは容易い。また定量的な情報も組み込み易いので理由としても強力であるようにつくれる。

■■TOEFL学習を振り返って

初めてTOEFLを受けて42だった時、自分が100、105を超えられる想像なんていうのは全くできていなかった。そしてそんな想像は今もできていない。限られた時間の中で、パラレルで準備を進めながら日々もがいているうちに気がつけばゴールテープを切っていた。そんな感じだ。自分のできた!できなかった!の感覚とスコアは乖離していることが多いし。

そしてTOEFLをクリアしても、インタビューに臨めば自分のListening、Speakingの程度はすぐに知れる。インタビューをクリアしてもケースディスカッションに臨めば自分のListeningもSpeakingも一瞬で不足していると気づける。ましてや留学を決めて日常で英語を使いはじめれば、自分が学習してきた英語が如何に狭い分野の、”整った”米国英語に閉じていたのかを感じざるを得ない。

山を登れば登るほど更なる高みがみえ、現在地とのGAPも広がる。一方で日々の努力は嘘をつかない。努力の限り、自覚する余裕がなくても、プレッシャーが自分を過小評価させても、実力が伸びている事実は変わらないはずだ。

効率的に目標を達成する(スコアメイク然り)ことを忘れてはならないが、効率的にしたいと臨むあまり、(往々にして時間のかかる)正攻法の学習を避けるのは上策ではない。時間がなくなるほど、時間を要する打ち手を避けたくなる。結果、正攻法で学習し直すより小手先のテクニックで何とかしようとしたくなる。

殆どのケースでなんともならないのに、だ。

いつだって、何をはじめるにしたって、”今”より早いタイミングはないのに、だ。

これからも英語の学習は、形をかえるにせよ続けていきたい。

そしてスペイン語も、頑張り始めたい。まさに0からのスタートなのだけども。苦しさも知っているけど、上達する楽しさも自分は知っているはずだ。

9月からバルセロナのMBA、IESEへ入ることにしました。自分が留学準備の過程で得られたものを総括します。

openにする。この秋からバルセロナのMBA、IESEへ通う。昨日社内でもopenにした。4月にofferもらってからこれまで、本当に沢山の方に祝っていただき、叱咤激励のメッセージをいただいてきた。どれだけ感謝をしても足りない。一方で、一旦最後となる中国でのプロジェクトやVISAを始めとするいくつかの準備に集中したこと、また自身の至らなさから報告を遅くした方、十分にお世話になった感謝を伝えきれていない方がいると自覚している。時間が空くことになっても、感謝の意を伝えさせていただきたい。

以下に、自分が留学に向けて過ごした期間、そこから得られたものを振り返りたい。

準備には2-3年を要した。その期間に得られたことは多い。なぜなら自分にとって、留学準備期間では、日頃得られない3つの経験があったからだ。1つは決められた試験(TOEFL、GMAT)による自身の学習効率の定点観測、1つはEssayを練る過程で自分の人生をつぶさに振り返り、点と点をつなぎ、自分の物語を紡ぎあげること、1つは仕事と学習をバランスすることだった。

最近でこそ海外で働く機会を増やしているが、わずか2年前までは人生での海外滞在時間は3週間だった。大学時代のバックパックの旅行も含めてだ。仕事で英語を使うことはなかった、殊会話においては。

学習開始時の自分の英語力をスコアでみると、TOEIC830、初TOEFLのスコアは確か42。最終的には106(27 29 23 27)がベストスコアだった。各セクションのベストスコアを足せば113(30 29 24 30)になる。

この間、試験の度に、次に向けてRLSWのどれに、どういった方法で、どれだけの時間を投入するのかを考え、実行し、次の試験のスコアをみて、を繰り返す。これまで見えていなかった自身の英語における得て・不得手がわかってくるし、そもそも学習する上での適したスタイル・時間帯といったものまで見えてくる。過去の受験でこういったことは既に理解されている人は多いかもしれない。が、自分の場合は今回見えたことが多い。GMATの話しは割愛 ;p

コンサルタントとして生きるようになってからキャリアの観点ではプロジェクト毎に自分の価値を振り返り、どこが強みなのか、弱みなのか、成長に向けてどのようなアクションが必要なのかは整理し考えているつもりでいた。

しかしEssayを考えるに際してはより長い時間軸(生まれてから今まで)で、より広い視野(プライベートの、人としての、強み弱み嗜好)で自身の人生を振り返り、自分が本当に実現したいことを見出す。わかっているつもりのことも、言葉で表現しようとすると出てこない。自分で素晴らしいと思っていた経験も、文字にしてみると些細な事のように映る。本当に自分の人生はその程度のものだったのか、もっと適切に、ヴィヴィッドに、他の誰でもない世界にひとりだけの自分を表現できないのか。それをひたすらに考え続けた。

今考えると、それを通じて自分が手に入れたものは、Essayだけではなくて、心の静けさ、穏やかにして力強い覚悟であったと感じている。自分の人生を振り返り自分の物語を見出す活動は、自分のルーツを理解することに繋がる。瞬間瞬間に自分の頭をよぎる目標ではなく、自分の人生における行動に裏打ちされた自分の生きたい未来に光をあてることにつながる。

勿論これからも生きている限り変化はある、大きいチャレンジを目の前にしたら静けさだ力強い覚悟だなんて話はそっちのけになることも容易に想像がつく。それでも、この活動を経て、自分の内面は以前にもまして静かに、力強くなったと感じている。

仕事の学習をバランスすることは難しかった。精神的に。僕はコンサルタントという生き方は自分の100%をもってクライアントの成長に資することだと思っている。大袈裟かもしれない。それが体現できてるかといえばまだあまりに未熟だ。それでも志すところはこれだ。なので、留学準備の過程で、浮気をしているような感覚に囚われることが多々あった。浮気したことないのだけど。もう一度言っておこう。僕は、浮気を、したことはない、のだけど。きっと浮気というのはこういう感覚なのだろうな、という想定に過ぎないのだけど。想定に過ぎない、のだけど。

物理的に時間をクライアントに対してではなく自身の学習へ割くわけだから、その時間をクライアントに対して投じればもっと価値が出せるのではないかと考えることが多々あった。罪悪感を持っているときに自分の”あら”を見つけることは容易い。この仕事を続けるべきかどうかを考えた瞬間も少しだけあった。

クライアントとのエンゲージメントがあり、その中でのアウトプットがあり、それを出すことが目的であり、そのために自分がどれだけ参画するべきかを決め仕事をしている。1日24時間使うかどうかは自分の意志だし、もっと言えば自分のパフォーマンスが高ければ不要だろう。使う時間の長さと価値だって正比例の関係にはないだろう。と頭では考えていた。が、気持ちはそれに従わなかった。

最終的に自分がとった行動はシンプルだったと思う。四の五の言わずやるべきことは全部やる、やるべきでないことは絶対にやらない。という意思決定。そして自分の仕事は自分でつくる、という意思決定だ。

何度も自分の頭の中に登場するし、ブログでもtwitterでも書いた記憶があるが、やはり正念場では腹を据えてど真ん中に突っ込むのがいいと思う。そして、やるべきことに集中する、自分がやるべきでないと考えることは絶対にやらない。それが最もしやすい環境は自分が仕事をつくり、自分がそれをリードすることだ。

開き直りだとも思っている。自分が勝手に覚悟を決めてつくる仕事=クライアントに対する最大貢献なのか?という問いは頭の中に常にあった。クライアントに尽くすと言いながら自分都合を優先してるじゃないかという考えがよぎったこともあった。それでもその時は、これが自分の全力だ、自分は逃げない・腰を引かない、なんとかする、というコミットメント(なのだろうか)のもとにひたすらに自分の信じる道を進んだ。

勿論独りよがりではなくて、クライアントと共に。

ベストかどうか、自分の軌跡を振り返れば考えるところはいくらでもある。それでもきっと良かったと思いたい。

やるべきことは全てやるべきだし、やるべきでないと考えるものは、その限り絶対にしない。当たり前なのだけど、それを行動しきる大切さを身をもって学んだ。

最後に、この過程で得られた最大の気づきは、自分独りでできることはあまりに限られているということ、そして無私の心で全力で何事かに当たっている限り、いざとなれば絶対に助けてくれる誰かが現れる、ということだ。

この数年を振り返ると、自分一人で成し遂げられたと言えるものはない。これまで書いた内容と矛盾するかもしれないが、どれだけ覚悟を固くして深夜に家に帰りそこからその日の学習終えようとしても寝てしまうことがある。プロジェクトをマネージャとして3つ持ちながら走り続けて時には”留学準備”という言葉さえ頭から消えてしまうこともあった。

そんな時に自分を奮い立たせてくれるのは他でもない、同じく留学を志す方々の頑張りだった。他人は他人、自分は自分、と思っていても、自分と同様に苦しい環境でもがきながらも志を折らずにいる仲間の存在は本当に大きかった。そして勿論、プロジェクトの中で自分が留学をしようとしているという話をした時に、それを応援してくれて、プロジェクトを共に走ってくれたコンサルタント仲間の存在も大きい。自分のペースメークをして、Essayに限らず仕事の悩みを聞いてくださったカウンセラーの存在だってあるし、一足先に留学している仲間の活躍だってある。

自分独りでは志を立て続けることさえままならないということを知った。
そして、その気持は自分が驕ることを戒め、謙虚に、真摯に周りの方々へ接するよう自分を仕向けてくれた。クライアントの成長に100%資するのだ、いざとなったら自分でなんとかするのだという根拠のないコミットメントと自信、一方で独りでできることは限られていて、仲間がいてはじめて成し遂げられる仕事に向かっているという自分の実力不足の自覚と謙虚さが内側に同居した状態だったと思う。

そうやっていると、本当にありがたいことに、ピンチに陥った時に手を差し伸べてくれる、肩を貸してくれる方というのがいつも現れてくださった。

それをあてにすることは許されないし、他責で物事を考えはしない。ひたすら感謝だ。恩返しができる自分になりたいと望むし、自分も自分と同じような状況に置かれている人がいた時に手を差し伸べられる強さを持ちたいと望む。

強くなければ自分が望む人生を生きられないし、自分が力になりたいと思う相手にそうすることさえ叶わない。

これから先の展望はまた整理をしていきたい。ただ、いずれにしても僕は強くなりたい。