その一瞬のときめきを

気がつけば前のエントリーから1週間近くが経ちます。(できるだけ)日々エントリーを心がけていたりしたので少し驚きました。色々とやることがあるのは今に始まったことではないのですが、ゆっくりと一日を振り返る時間をとれていなかったですね。
そしていったんそういうモードになってしまうと、こうして少し時間をつくることができても、書くことが思い浮かばなかったりするわけです。まさに今。
そして思い出してタイトルを編集しました。
週末にジャケットを買いました。季節的にもう今春着られる時間は限られているのですが自分の中で納得のいく買い物だったと思っています。
服等日用品?の買い物に限りませんが、だいたい一目あったときの感覚がものをいいます。一目あったその瞬間のときめきを疑って、他のものを眺めてみても、大体が最初にときめいたもののもとに戻ってくることが多いです。
勿論その良し悪しをすぐその場で判断しようというのはあまりに早計ですが。
インスピレーションを信じて行動して(良し悪しはさておき)結果を出してそこから学ぶ。その繰り返しで自分の感覚を磨くのもよいと思います。
従って取り返しがつかなくなるほどのことは(個々人の性格や条件によりますが)よくよく考えればあまりないものです。

ラストフレンズ

おそらくここ何年か見たいドラマというものがなかったのだけど、最近見ているのがラストフレンズというドラマ。
登場人物それぞれが何かしら”傷”だと認識している出来事を抱えているようで、その凹凸が補完しあった結果いびつな関係として成り立ってしまったり、ぶつかりあうが故に一般的に大切だと思える関係を成り立たせることができなかったり。普段は普通に振舞えているのに、ふとしたきっかけで必要以上に傷を守ろうとする衝動に駆られて走ってしまったり。
そういった、きっと誰しもが大なり小なり抱えている部分を前面にだしたドラマだと思っている。
私は普段人を観察する癖があって、許される雰囲気だと思える場があれば口を開くこともなく人を見ている。それぞれが選ぶ言葉、スピード、抑揚、声色に、それぞれの目の動き、顔の筋肉の使い方、身振り手振り、タイミングに、その人の行動の意図やおそらく望んでいる相手の反応を感じる。
このドラマを見ていても同じ。(演技とはいえ)それぞれのキャラクターを観察する。
ちなみに今日、第3話の中で最も印象に残ったのは及川宗佑(錦戸亮)が藍田美知留(長澤まさみ)に抱きしめられてこぶしのやり場を失うシーンだ。
書き始めるときりがないのだが、このシーンには愛するという気持ちを伝える行動の選択肢であり、愛されていることを認識した結果返す行動の選択肢でありが、彼らが普段選択してしまう、結果としてDVと表現されるかたちに収まらないものだった。
特に及川宗佑(錦戸亮)が愛されることを認識した結果返す行動の選択肢に気づけないこと、ひいては愛されるという経験を今までしてこなかった、もしくはそう解釈できる行動を他人から受けられなかったということを感じさせるシーンだった。
日々触れる誰しもがそれぞれの過去を持ち、その結果、時に無意識に外部からの刺激に対する反応を選択している。どのような行動を目の当たりにしても、”意味わかんないんだけど”で終わらせずに相手のコンテクストに考えをめぐらせるゆとりを持ちたいものだ。
勿論自分に対しても。

A型自分の説明書

A型自分の説明書
Jamais Jamais (著)
昨年にB型自分の説明書が出て話題になっていたらしい。
昔から血液型と性格の関係はあまりないと思っていた。小さい頃からB型は○○、A型は△△といった性格を言われていれば、少なから性格に影響を与えるんだろうなと思っていた(だから結果として似てくるというのもあるかもしれないし、見る側がそういうレンズで見るから解釈が偏るというのもあるかもしれない)。
とはいえ、なんとなーく血液型による性格の分類に興味があるのも事実。そのレンズで人をみてみたくなるのも事実。
ということで手にとってみた。
A型の人の性格だったり、行動特性だったりがざーっと書かれていて、それぞれの行の横にチェックボックスがある。感想は”うーん、微妙”という感じ。当てはまるところもあれば当てはまらないところもある(自己診断)。
もしかして自分がA型だということに疑いの目を向ける必要があるのだろうか。。。
複数人で読んでお互いを評価しあったら、面白いだろうと思う。その確からしさはさておき。

心が解ける風景

普段仕事をしていると、目に入れる風景を目の前や足元に限定してしまいがちだ。
実家に帰るたびに田舎の空の広さや緑の多さを実感するが、東京でも空の広がりを感じられる場所がある。
それがここだ。
晴れた日に、東京駅を丸の内側にでると広がる空。あわただしく時間を過ごしていてもそこに目をやると心を解かれる感じがする。
頭がふっと軽くなるような。
心がスッと落ち着くような。
体の緊張がふわっと解れるような。
そんな感覚だ。
こうしてフレームにおさめたとたん窮屈に感じてしまったりするのだが・・・。