THIS IS IT

マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション
出演: マイケル・ジャクソン 監督: ケニー・オルテガ
以前買ったDVDをようやく見る。マイケル・ジャクソンという人物は自分の中にはぼんやりとしかイメージがなかった。僕が小さい頃母親がファンで、家の掃除をしながらライブのビデオをつけていたような記憶と、ムーンウォークとスリラーのPVに小さいながらも衝撃を受けた記憶がうっすらとある程度だ。一方で幼い頃の思い出というのはそれが残っているだけで懐かしさプレミアムがつくところもあり、懐かしい存在であった。
そのような印象と、おそらくは想像力の欠如からか、悲報をニュースで見たときにはまだその出来事のインパクトの大きさを理解しきれていなかった。
それが、この”THIS IS IT”をみて、理解できたような気がした。
齢50にしてこの動きのキレと声(若い頃に比べたら動きのダイナミックさは勿論なくなっていると思うのですが、それでも要所要所でのキレはしっかりしている。メリハリがついているように見えるのです)。そして一切の妥協をしないライブづくり。
客観的に見ると彼の指示は具体的でないところもある。すぐに理解できない、具体的な指示を求めるスタッフやメンバーもちらほら。それでも丁寧にコミュニケーションを重ねるにつれて、手探りで修正を重ねるにつれて彼の言っていることが理解できるようになる、彼のイメージに近づく。そして重なったとき、マイケルは勿論周りも、以前にもまして良くなっていることに気づく・感じる。
すぐには言葉にできないのだけど、彼の偉大さを感じる映画を見て、ふとその人が既にこの世にはいないことを改めて思い出す。

ハリーポッターと謎のプリンス

今日は”ハリーポッターと謎のプリンス”を観た。たまたま映画館だったりDVDだったりテレビだったりで過去の作品をだいたい見ていたので、そういえば最近映画館で新しいのを上映していたなと。見終わるとやはり続きが気になるものです。作品を重ねる毎にハリーはじめキャストの面々が子どもから大人の表情になっていきます。この年頃だと人間本当に変わるものですね(見た目)。

容疑者xの献身 -movie

週末容疑者xの献身の映画を見る。
先日小説を読んでいたときに、頭の中ではこのcastでのストーリーをイメージしていたので、自分の中にあるストーリーをなぞるように映画を見た。
小説との違いを考えると、湯川は小説より映画の方がよりキャラがたっている(高度に合理的、ドライ。一方でそのたち方が時折表現される感情面での葛藤を際立たせる)。石神は小説よりキャラがまるくなっている(ビジュアルのギャップ、人間としての表現力のギャップ。にしても堤真一の表現力であり、演出・脚本の仕上がりは素晴らしいと思うのだけど)。
最後のシーンは原作に描かれた内容をみてみたかったなという感もある。映画での描き方には、それならではの対象の絞込みであり、素晴らしい表現がなされているのだけど。
やはり途中目頭が熱くなるシーンもあった。
エンドロールでは、小説では読後心が静かになったのだけど、彼らのこれからに少し思いを馳せた。