ネクスト・ソサエティ

ドラッガーの死去、そして11月中旬から参画した新たなプロジェクトで5-10年後のマクロ環境はどのようになっているのか、というIssueに応えるための参考に、というきっかけで開いたこの書籍(以前にも書いたと思うが、社会人になってまもなく購入したのだが、そのときの自分にはあまり必要ない内容であった、興味がもてなかったという理由から読まずに寝かせていた)を読み終えた。
大体の内容が1997-2001のInterviewの内容であったり、何らかのドラッガーのアウトプットをまとめたものである。読んでいて違和感を覚える部分はそれほど無く、大体今という時代を捉えている。(彼が言う人材派遣業と雇用業務代行業に関しては僕は若干異なった考えをもっているが)
どれほど鋭いInsightであろうか。今読んで違和感をそれほど覚えない内容を7-8年前に描くことができるとは。
また、ネクスト・ソサエティそのものからは若干離れるが、本の中で心に残った言葉があるのでそれを書き留めておきたい。
「本物の変化とは人が行うことであり、一時の変化は人が言うことである。」
世界の変化がスピードを上げ、且つ複雑化していく中でその動きを読み先を読んで行動に移す/流れに対応する等はいっそう困難になるとともにいっそう必要となる。そのような中で本当の変化を認知するためにはどうすればいいか、という話の中での言葉。
人が口にしているだけならそれは一時の変化であり、人が動き出したときそれは本物の変化である、と。
当たり前でありながら非常に端的な判断軸であると思う。
自分が理想とのGAPを感じ、それを埋めようとしているとき。自分はそのGAPを口で埋めているのだろうか。行動で埋めているのだろうか。
どんな理論を知っていようとも、どうするべきか知っていようとも、理論を実践しければ、どうすべきかにしたがってそうしなくては、その”知っていること”に価値はないのだろう。
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さて、今日はもう寝て、朝早く起きてこの週末に実施するProject合宿の課題をやってしまおう(^^)
最近朝弱い。そんな自分にとって上記は一時の変化で終わるだろうか。それとも本当の変化になるだろうか。…早く寝よう。