意志力革命

意志力革命 目的達成への行動プログラム
これまた結構前に読み終えたのだけどなかなか整理する時間が無く…ということでまとめます。
正直、今のプロジェクトで約半年間、考え続けてきたというか格闘し続けてきたというか…逃げ続けてきたというか(?)…(^^;)とにかく頭を擡げてきたMissionに対する自分の意志であり、モチベーションでありというものを考える上で参考にしようと手にした本。
結局のところ「やるならやる!」に尽きる。
頭の中ですっきりしたのは、「やるならやる!そのとおり!やるべきこともわかってます!!…でも…」というこの”…でも…”の状態を”Active non-action”と定義して、ロジカルに整理しているところが良かった。自分でも頭の中、自分のPositionを整理することができた。
(ふと、こうしてうまく整理できていない、把握し切れていない当事者にとっての”現状”と”ありたい姿”を整理して、”ありたい姿”までの道のりとそこを歩く手段を明確にしてあげるのってConsultantの価値の1つだよな。と感じたりもした。…自分のことは最低限整理して把握しておかないと…(^^;))
ということで本の整理。
この本では、人の行動と組織の行動をエネルギーと集中で分解して解釈している。
エネルギーとは、強烈な個人的コミットメントと関与によって増幅される活力であり、集中とはエネルギーを特定の結果に向けることである。例えば人の行動を分解すると以下のようになる。
●一生懸命タイプ (The Frenzied)
マネジャーの40%は、毎日こなすおびただしい量の課題に気を奪われている。彼らは非常にエネルギッシュであるが、集中力に欠け、髪振り乱し、必死で、性急に見える。
●先延ばしタイプ (The Procrastinators)
マネジャーの30%は、エネルギーと集中力の双方を欠いており、組織にとって本当に重要な仕事をぐずぐずと先延ばしにする。多くの場合、彼らは不安定で失敗を恐れる。
●超然タイプ (The Detached)
マネジャーの20%は、仕事から距離を置き超然としている。彼らは集中して任務に当たっているが気力に乏しく、多くの場合、無関心で、ピリピリし、無感情に見える。
●目的意識タイプ (The Purposeful)
仕事を成し遂げるマネジャーはたった10%に過ぎない。彼らは集中度が高く、エネルギッシュで、混乱状態の中でも考え深く、冷静沈着に振舞う。
…ってなんかあらすじを整理した読書感想文を書いているようで気持ちが悪いので以上(^^;)
個人的な考えに戻ると、必要なのは何事に対しても自分としての意義を見出し、それにコミットすること。自分としてのAgendaを持つことだと思う。
勿論最初から人生のすべてのことを網羅するようなAgendaなんてそうそうつくれるものじゃないし、できたとしてもそんな人生はおそらく楽しくない。要らないものは削りつつ、必要なものは加えつつ、その時々に意義を見出して一生懸命生きることが大切なんだろう。
後は1つのことに集中していくと、視野が狭くなったり考えが偏ったりする確率が高まる。だからそれを定期的にチェックするような、自分としての”引き際”もちゃんと定義することが必要なんだと思う。
自分の決断に自分がどれだけコミットできるのか。
1. 頭では理解できるし、やるべきだと考えるけど気持ち的にどうだろう?
2. 頭でも理解できた、気持ち的にもやるべきだと思う、でも物理的にできるだろうか?
3. 頭でも理解できた、気持ち的にもやるべきだと思う、物理的にもできる、できないとしてもなんとかしてやる。
1のレベルや2のレベルでコミットしたと勘違いしてはいけないということ。
3までたどり着くためには、Agendaが具体的なのか、What?だけでなくHow?の方針までちゃんと考え抜いているか、やっていく中で想定される辛いこと、リスクに関しても受容できる覚悟ができているか…いろんなことを考え抜く必要がある。
それらを考え抜いて、思い抜いて、それでもなお自分のAgendaに照らしてその決断が正しいと思えるなら、そこで踏み切る。
決断の前にどこまで頭と心を共に使いこなして目的に重ねられるか。その過程で自分の集中力と目的達成へのエネルギーが高まっていくのだと僕は思う。
…ずれたな(^^;)
ただ、次どうするかを考える前に、ぐっと考えて、ルビコン川を渡ろうと思った。

コメントを残す