陰日向に咲く

陰日向に咲く
劇団ひとり (著)
今日は夜に移動だったのだけど、その時に読む本がなくなってしまったので(週末に読んでしまったので)電車に乗る前に本屋さんで買った一冊。2時間程度で読み終わることができて、頭をつかわない本ということで選んだ。
なんとなくで本屋さんに入ってみると棚割がいかに大切かわかる気がした。
・・・電車に酔い、時折眠りながらもなんとか読み終えた。
内容は期待を裏切らないものだった。1つの情景に存在するそれぞれの人の味わい深い性格、その背景。それぞれの人の現在・過去・未来におけるまじわり。涙を流すことこそなかったがところどころで少し目頭を熱くした。
感じるのは、
なんだかんだうまくいかないことがあっても、人生を投げ出したいと言っていても、実際に投げ出した気でいても、そこにはその人というものが存在して、生きている限りその人の物語というものができあがっていくのだということ。
そして人は誰しもその人なりの魅力を持っているということ。
そういう人と出会いながら、すれ違いながら進んでいく人生はなんとも面白いものだということ。

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