過去を味わう時間

昨年の経験を整理・再構築してアウトプットを紡ぎだすことをしている。
過去の自分の行動を体系だてる。その時は意図が及ばなかったところについても振り返るとどのような意図を持って解釈することができるのかじっくりと味わう。その結果が仮説として持っていたアプローチをどのように良くするものなのか改めて考える。それを新たなアプローチとしてまとめる。
他の方々の人生経験や考えから学ぶことは無数にある。それと同様にこうしてみると自分の人生経験や過去の考えから学べることも無数にあるのではないかと思う。自分は成功も失敗も、喜びも悔しさも実際に噛み締めてきたのだから、その過去から学ぶことは他の方々からの学びよりも深いものにできるのではないかと思う。
そんなことを考えると今であり将来でありを大切に、懸命に過ごしたくなる。
そうしてつくられていく過去についても、ないがしろにせずちゃんと振り返ってその意味を納得のいくかたちで整理したくなる。
それをしないことがどうしようもなくもったいなく思えるのだ。

新しい経験

新年に入って、仕事・プライベート双方に渡って初めての経験をしている。いずれもチャレンジングで楽しいし、その機会を与えてくださった方には感謝している。
初めての経験は常に自分に新しい何かを与えてくれる。それは過去の自分よりももう一歩深い事象の解釈であったり、過去の自分が持っていなかった視点からの物事を眺めることであったり。
新しい経験が自分に新しいものを与えてくれると考えると、日々の経験の中にいかに新しい側面を見出していくかという視点が大切になってくる。ぱっと見過去と同じようなworkであったとしても、その中で新しい側面を見つけることで新しい経験となり、その結果自分に新しい何かがもたらされる。
慣れたと認識している動作も改めて見直して、より良いものにしていきたいと思う。

「1日30分」を続けなさい!

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
古市幸雄 (著)

なかなか動機づけられない人は、あまり勉強をしたくないのですよ!ですから、勉強しなくていいです!
勉強する気が無い人、または、する覚悟がない人は、しなくていいです。もう義務教育は終わったでしょうし。

極めてシンプルな一言から最初の勉強法の紹介に入る。ここでは動機付けの方法として、まず将来なりたい自分をイメージすることを勧めている。ここのところ個人のキャリアであり人生を考えるための参考書籍は世に溢れているが、私個人はこの、”将来の自分をイメージする”際に2つのことが重要になると考えている。
1つは、イメージを決めること
1つは、そのイメージにひきずられないこと
勝手な思い込みだが、いわゆる”普通”の人生を”普通”に感じながら生きてきた人が心の底から将来こうなりたい!というイメージをいきなり持つのは容易なことではない。何かしらそれを決定付ける強烈な経験、もしくは他人からは大したことに見えなくても、当人にとって強烈な感情なりを引き起こすような経験から自身の価値観を明確に意識し、それによって将来どうありたいかというイメージが自身に深く刻まれるからだ。深く刻まれれば刻まれる程それに重なれる可能性は高まる。
なので、まずは自分という人間が心の底から、人生かけてでもそうなりたい!というイメージが無くとも、その時点でどうなりたいのか夢を描き決めてしまうことが大切になる。それが無ければモチベーションも行動も中途半端になってしまう。
仮説が曖昧であったなら検証活動もその結果の解釈も曖昧になってしまうのと同じだ。
次に、矛盾するようだがそのイメージにひきずられないようにする。違うと気づけたならば柔軟に軌道修正することだ。一度決めたことだからという意地を貫いて自分の本心と異なる人生を歩む必要は無い。
後は上記、将来なりたい自分になるために勉強を習慣化し、効果を高めるためのTipsが書かれている。
–以下Tipsサマリ–
・とにかく習慣化する。3日坊主でも年間50回繰り返せば150日勉強できる。
・復習は1週間後、2週間後、1ヵ月後
・今の自分は過去の投資によってできあがっている。今投資しなければ将来の自分は無い
・テレビを見なければ年間2ヶ月の時間を捻出できる
・隙間時間を活用する/ながら勉強をする
・朝型生活が効率的
・集中力が途切れる前に休憩をいれるサイクルで勉強する(ex. 45分-15分サイクル)
・集中力が落ちてきたらすぐにやめる
・短期集中が必要な時は早めに着手し、徹底的に学習に集中する
・長期計画であれば、日々の勉強量は少し物足りない程度にする
・勉強は孤独だけどゴールのイメージが支えてくれる(だから明確に)
・目標は紙に書き出して目に見えるところに置く/毎日読み返す
・ゴールを細分化してスケジュールを立てる
・まず決断する。期日を含めて夢や目標を決める