効率が10倍アップする新・知的生産術

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間 和代 (著)
続けて読んでいるのでだんだんと勝間さんが書かれている内容と本の区切りが曖昧になっています。が、この本でまず面白いのは勝間さんが普段知的生産性を高めるために使っているツールが実際の写真と共に使われていることです。これによって2つの効果があります。
1つは、実際に何をどう使っているのかが見えるので参考にしやすい(真似して購入することもできる)
1つは、実際の勝間さん像が具体的に描けるようになるので本を通じた著者との対話がしやすくなる
本に書いてある内容とリンクする前提が必要だと思いますが、こうして著者像をイメージしながら読み進められることは嬉しいですね。理解度・納得感が上がるような気がしますし、逆に自分流でいいんだなと自分のやり方を改めて発見し裏付けることができます。
そしてこの本から学んだことは、本質からはそれますが、「空・雨・傘」の話です。

空は事実。空を見上げた時に目に映る空は事実です。雲が出てきたら「曇り始めた」という事実になります。
雨は解釈。曇り始めた空をみて、自分が「雨が降りそうだ」と解釈するわけです。
傘は解釈を受けた行動。「雨が降りそうだ」と解釈したことに従って「傘を持っていこう」という行動に結びつくわけです。

これら、空・雨・傘のどの部分の情報を自分は得ているのか、考えているのかということを意識することが大切だということです。
このことに限らず、本に書かれている多くのことは言われてみれば特に仕事をする上で意識していることだったりするのですが、空・雨・傘の話は改めて大切さを感じました。
徐々に学習に対する飢えが自分の中に芽生えてくることを感じます。そりゃそうですよね、学習の仕方や生産性を高める本ばかりを読んでいて、肝心の中身のインプットをしていない/中身を意図していないのですから。
面白いものですね(^^)

たこやき

実家でたこやきをやく(やいてもらう)。
たこやきは昔から好きで、大学時代いっときは毎日のように食べていました。
東京にきてからはおいしいたこやきをやいているところをなかなか見つけられないのですが実家のたこやき、なかなかの味です。
ちなみに関西で特に好きだったたこやきやさんは”縁蛸(えんたこ)”でした。まさに余計な味がしない。たことだしのみのシンプルな味が好きでした。

ゆるりインプット

のどが渇いていたのをずっと我慢した後に冷えた水をごくごくと飲むように読書。
一口飲んですぐまたスタートという何かしらの競技やトレーニングのルールに則るわけでもなく(勉強法の中にはGoal、目的、期限、実践等々いろいろなことが書かれていたわけですが(^^;))、水が一口しかないというようなことも無く、時折空を眺めながら読書にふける。
大切な時間かな、と思っています。

年収10倍アップ勉強法

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
勝間 和代 (著)
以前、お金は銀行に預けるなを読み、著者の勝間さんに興味が出てきたので他の著作も読んでみようと手にした一冊。
当人の中で何事にも意図をめぐらせているように感じられてそれが楽しい。しかもマネージャの昔からの知人であることも最近わかって、本にまつわる幾つかのエピソードを聞くこともでき一段と面白い。
ということで本の内容へ。
今の自分の意識だと勉強法そのものはレバレッジ勉強法と変わらない(大きな違いには気づかない)。
情報のインプットに関して、本書では読書は乱読(それで情報にフックをかけていけるだけの速読能力がある前提)ということを前面に出していて、レバレッジ勉強法では本を選ぶことにも3-4時間かける価値があるといっていたり、多少の違いがあるが、無駄な情報をインプットする時間はもったいないという点は共通している。
大事なのは仕組みづくりだというコンセプトも共通している。
異なるのは勉強の背景・理由だ。
本著では、なぜ勉強をする必要があるのか?、(なのに)勉強が続かないのはなぜか?という部分に章を割いて言及している。そこでの論理展開が勝間さんらしくて読み物として面白い。
ここで書かれている勉強の基本的なコツは5つ。

1. 基礎を最初に徹底的に学ぶ
2. 先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
3. 学ぶ対象の基本思想を理解する
4. 学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
5. 勉強をわくわく楽しむ

最近に限らず、いくつか勉強法に関する書籍を読んでいます。読書だけで終わらず、釣り方だけ本で読んで満足することなく、実際に魚釣り始めて行きたいと思います。
とはいえまだ頭が渇いているので、しばらくは渇きを潤すためのインプットを続けたいと思います。