ノンデザイナーズ・デザインブック。
資料のデザインにこだわりを持つ若手コンサルタントからススメられて手にした一冊。タイトルどおり、デザイナーでなくとも最低限のデザインはできるようになろう、そのためにまず自分が普段何気なく目にしている、つくっているものがどういうルールにのっとっているのか/いないのかを自覚しようというレベルの本。
資料をつくるさいデザインは最後の最後に考えるものであり、そこに凝ることに僕は価値を感じていなかったが、聞き手・読み手にとってわかりやすい資料はデザインにもある程度配慮されていることも事実。優先順位が低い、少なく限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮するためにも読み終えて損はなかったと感じている。
資料づくりのプロセス
1. 目的を明確にする
2. 資料によってたどり着きたいゴールを明確にする
3. ゴールに到達するために必要なメッセージを明確にする
4. メッセージを的確に表現するボディを構築する
5. ボディが効果的にメッセージを伝えるようコスメする(デザインに該当)
これからもできるだけ相手の立場に立ってアウトプットの良し悪しを考えていきたい、そのためにインプットを重ねていきたい。
誤ったメッセージを一生懸命コスメして説得力をあげてしまう/ごまかしてしまうというのはあるまじき行為だし、小手先のテクニックに過度に頼らずこれからも成長していきたい。
#にしても面白い。この本を読んでみると本や新聞・広告を見る目が変るし、写真を撮っているときも被写体の捉え方/はずし方が変ってきているような気がします(^^)