指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める
いつだったろうか、会社は頭から腐るを読んで強烈なインパクトを受け、それがきっかけで手にした一冊。(そして今会社は頭から腐るのEntryを見るとまだ詳細を書いていなかったことに気づく…。このEntryで合わせて書きたい)。
内容は”会社は頭から腐る”の内容を平易にしたように感じた。
そう考えながら初めて読んだ時にひいた自分のボールペンの線をなぞってページをめくっていくと改めてまた期が引き締まるのを感じた。その中で最も深く僕に刻まれた言葉はこの3つだ。

戦場でびゅんびゅん弾が飛んでくるところに立つと、本気で戦う気のないやつなてすぐ見透かすことができる。そういうやつは怖くもなんともないですよ。絶対俺の命はこいつなんかに取れないなと思いますから。
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だから若い人たちにも、徹底的にカッコつけて、ガチンコ勝負にこだわってほしい。そのための努力は惜しんではいけない。
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最後に勝つのは、いつまでも粘り強く、自分で考え抜いて正しいと判断したプロセスを踏みしめ、成功に向けて飽くなき追求をし、その途中で出会う困難にも耐え抜き続けた人間である。

なぜこれらの本(指一本の執念が勝負を決める / 会社は頭から腐る)から圧倒的なインパクトを受けるのか、突き詰めるとその理由は冨山さんの熱く高い意志が込められた彼自身の言葉で、現場で実際に戦い結果を出してきた経験に裏付けられた言葉で語られていることに尽きると思う。
観戦しているリポーターが話しているのではなく、その戦いを実際にくぐり抜けて来た本人が語っているのだ。そしてそこには決して冷めることのない、熱く高い意志が存在するのだ。
過去の自分を振り返るとどうしようもなく後悔したくなる場面もいくつもある。しかし過去に対する後悔だけで終わるのなら、それを引きずって現在を悲観するだけなら、やはりそこには何の価値も無いのだと思う。
自分らしいカッコよさ、カッコつけ方を考えて、改めてこだわるべきところに絞って徹底的にこだわっていきたい。

からだの内側に気を向ける

この夏から始めたジム通いも仕事がピークを迎えるにつれて足が遠ざかり、家でのトレーニングから最終的には日々30分-1時間程度のウォーキングになっていた。体重を増やすのがあまりにたやすい忘年会シーズン、僕は週末にWii Fitを購入した。ジムに行く時間が取れなくても家で、隙間時間で、楽しく体を動かすことができればなあと考えてのことであり、また純粋にゲームがしたかったという気持ちもある(後者大)。
いざやってみると楽しいだけで済まされるものではなかった。
その気になれば全身筋肉痛になることもできるし、ゲーム中に足がつるという事態も引き起こせる。Wii Sportsでも筋肉痛になる程全力でプレイしていたので多少の疲れや筋肉痛はなるものだろうと思っていたが、全身なるとは、足がつるとは、ゲームで途中でギブアップしかけるとは想定していなかった。
3分間パンチを繰り出し続けることが、6分間フラフープをまわし続けることが、スノーボードで旗の間を滑走していくことがこれほどまでにタフなことだとは今まで気づかなかった(パンチはWii Sportsのボクシングとはまた一味違う)。
隙間時間に体を動かして、息を荒げながら机に戻る自分を”これどうなの?”と思いつつも、心なしか軽く感じられる体が心地よくもある。
何より感じるのは普段体を動かす際に、体の重心の位置、それが移動する過程を感じるようになったことではないだろうか。
メニューの中にはヨガもあるのだが、これをゆっくりやっていると心身共にリラックスできて、集中力も高まるように感じられる。自分の重心がいかにぶれているか/安定しているかを教えてくれるし、呼吸法の良し悪しもアドバイスしてくれる。
これまで考えることの中で自分のからだに意図を巡らせてくれる。
Wii Fit、楽しい面白いにとどまらない、自分の体をコントロールするよきパートナーとしての役割を果たしてくれていると感じている。