からだの内側に気を向ける

この夏から始めたジム通いも仕事がピークを迎えるにつれて足が遠ざかり、家でのトレーニングから最終的には日々30分-1時間程度のウォーキングになっていた。体重を増やすのがあまりにたやすい忘年会シーズン、僕は週末にWii Fitを購入した。ジムに行く時間が取れなくても家で、隙間時間で、楽しく体を動かすことができればなあと考えてのことであり、また純粋にゲームがしたかったという気持ちもある(後者大)。
いざやってみると楽しいだけで済まされるものではなかった。
その気になれば全身筋肉痛になることもできるし、ゲーム中に足がつるという事態も引き起こせる。Wii Sportsでも筋肉痛になる程全力でプレイしていたので多少の疲れや筋肉痛はなるものだろうと思っていたが、全身なるとは、足がつるとは、ゲームで途中でギブアップしかけるとは想定していなかった。
3分間パンチを繰り出し続けることが、6分間フラフープをまわし続けることが、スノーボードで旗の間を滑走していくことがこれほどまでにタフなことだとは今まで気づかなかった(パンチはWii Sportsのボクシングとはまた一味違う)。
隙間時間に体を動かして、息を荒げながら机に戻る自分を”これどうなの?”と思いつつも、心なしか軽く感じられる体が心地よくもある。
何より感じるのは普段体を動かす際に、体の重心の位置、それが移動する過程を感じるようになったことではないだろうか。
メニューの中にはヨガもあるのだが、これをゆっくりやっていると心身共にリラックスできて、集中力も高まるように感じられる。自分の重心がいかにぶれているか/安定しているかを教えてくれるし、呼吸法の良し悪しもアドバイスしてくれる。
これまで考えることの中で自分のからだに意図を巡らせてくれる。
Wii Fit、楽しい面白いにとどまらない、自分の体をコントロールするよきパートナーとしての役割を果たしてくれていると感じている。

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