指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める
いつだったろうか、会社は頭から腐るを読んで強烈なインパクトを受け、それがきっかけで手にした一冊。(そして今会社は頭から腐るのEntryを見るとまだ詳細を書いていなかったことに気づく…。このEntryで合わせて書きたい)。
内容は”会社は頭から腐る”の内容を平易にしたように感じた。
そう考えながら初めて読んだ時にひいた自分のボールペンの線をなぞってページをめくっていくと改めてまた期が引き締まるのを感じた。その中で最も深く僕に刻まれた言葉はこの3つだ。

戦場でびゅんびゅん弾が飛んでくるところに立つと、本気で戦う気のないやつなてすぐ見透かすことができる。そういうやつは怖くもなんともないですよ。絶対俺の命はこいつなんかに取れないなと思いますから。
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だから若い人たちにも、徹底的にカッコつけて、ガチンコ勝負にこだわってほしい。そのための努力は惜しんではいけない。
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最後に勝つのは、いつまでも粘り強く、自分で考え抜いて正しいと判断したプロセスを踏みしめ、成功に向けて飽くなき追求をし、その途中で出会う困難にも耐え抜き続けた人間である。

なぜこれらの本(指一本の執念が勝負を決める / 会社は頭から腐る)から圧倒的なインパクトを受けるのか、突き詰めるとその理由は冨山さんの熱く高い意志が込められた彼自身の言葉で、現場で実際に戦い結果を出してきた経験に裏付けられた言葉で語られていることに尽きると思う。
観戦しているリポーターが話しているのではなく、その戦いを実際にくぐり抜けて来た本人が語っているのだ。そしてそこには決して冷めることのない、熱く高い意志が存在するのだ。
過去の自分を振り返るとどうしようもなく後悔したくなる場面もいくつもある。しかし過去に対する後悔だけで終わるのなら、それを引きずって現在を悲観するだけなら、やはりそこには何の価値も無いのだと思う。
自分らしいカッコよさ、カッコつけ方を考えて、改めてこだわるべきところに絞って徹底的にこだわっていきたい。

「指一本の執念が勝負を決める」への2件のフィードバック

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    冨山さんの2冊は共に好きな本です。特に”会社は頭から腐る”は個人的に2007で一番刺激を受けられた一冊だと感じています。

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