自分だけの物語

今日は終日研修を受ける。有意義な時間だった。
その中で、自分について分析するケースがあり、改めて自分というものについて考えさせてもらうことができた。自分がコンサルタントである理由と共に、自分だからこそ重なれるコンサルタント像とは何かを考えた。
自分が提供したい/するべきと信じる価値を書き
その価値を提供するために自分が持つべき能力を書き
その能力がどのような手段で発揮されるのかを書く
そして自分が有している手段、発揮できる能力、それがどれだけ価値を支えているかを自覚する
書いてみると3つのことに気が付く。
1つは”自分”だからこそ書けるものの少なさ
1つは価値を支えるために自分がこれから具える必要があるものの多さ
1つはそうこういってもまだ自分というものを理解しきれてない。日常の思考の浅さ
まだ自分が主語だからこそこれが書けるのだというものにしきれていない。主語が自分でなくても一定の要件を満たすコンサルタントであれば同じようになるだろうと考えられるものになっている。価値の具体化が足りないのか、能力や手段への展開が甘いのか。そしてそれは自分が未熟だからなのか、自分というものの理解が足りないからなのか、いずれも当てはまるのか。
一方で、一般的な言葉で書き綴ったとはいえ、価値を支えるためにどのような能力が足りないのか。それを実現するためにはどのような手段を自分が具える必要があるのか。そしてそれら足りないものがいかに多くあることか。
自分を磨くことも、そして自分を味わうことも、まだまだ足りない。
今の自分を知り尽くしていれば、もしくは今の自分を知り尽くしていなくても理想が明確になっていれば文字が表現する価値・能力・手段は自分らしいものになるだろう。
自分が世界に一人しかいないのだから、自分にしかできないことが大なり小なり必ずあるのだと思う。それを大きくすると共に、小さくとも最大限活用するための努力をしていきたいと思った。
その積み重ねが、自分だからこそ生きられる物語をより味わい深いものにしていくのだと思う。

その前に知るべきこと

最近はいくつかのタスクを並行して進めている。マネージャも一緒に動くことが多いのでいろいろとディスカッションをする。その中でタスクの分け方/進め方で”ん?”と思うことがある。基本的にオープンに話をしようと考えているのだけどどうもしっくりこないことがあったりする。
少ししてから話を聞いてみたところ、マネージャはマネージャでいくつも仕事を抱えており、そもそも仕事を分ける/進めるといったところまで考えを巡らせる余裕がなかったようだ。どっぷりプロジェクトに入っているわけではなかったので比較的余裕があるのではと思い込んでいた。
相手に対して”ん?”と感じさせるような経験があったときに、その”ん?”についてどのように解釈をしてどのような行動を選択するのか。
”納得いかない”、”イケてない”などと安直にネガティブな解釈をして愚痴ったり一人で走ってしまうのはもったいない(愚痴で済ませるのはそもそもおかしいわけだが)。
”ん?”を分解してみよう。あいてだけに関して感じるものなのか、自分についても感じるところはあるのではないか。
自分については自分で変えていこう。自分の手綱を持っているのは自分だけなのだし。
相手についてはその原因を理解しよう。そしてその原因を解消する手助けをしよう。
タスクの最終的な目標に従うこと。そして一人よりもチームで動く方が結果として高いパフォーマンスが得られること。
その2つを本当にコミットする/信じることができていれば、”ん?”と感じたときの自分のリアクションも変わってくる。

HAPPIER

HAPPIER―幸福も成功も手にするシークレット・メソッド ハーバード大学人気No.1講義
タル・ベン・シャハー (著), 坂本 貢一 (翻訳)
続きは後ほど(観想力もありますね。済みません)
[2008/2/22 21:20更新]
気が付けば2週間半程度の時間が過ぎている。バタバタしていると時間が経つのはあっという間だ。
読み終えたときの感覚と学びを思い出すべく線をひいた、端を折り曲げたページを辿る。
この本が素晴らしい点は、幸せに生きるための考え方に則って生きる/一時的な行為ではなく習慣として自分のものにすることを助けるエクササイズが充実しているところだ。
ここでは、幸せに生きるための考え方と私が印象的だった内容をいくつか紹介したい。
そもそも幸せとは何かと考えた時に、一般的な幸せモデルを4つの象限に切って表現している。
悲観型人間は人生を常に悲観的にとらえ、現在を楽しむことも、未来に希望を抱くことも出来ないでいる人間。
快楽型人間は、目の前の喜びのみを追いかけ、自分の行動が招くかもしれない未来の悪い結果には目をやらない。
出世競争型人間は、常に未来を優先し、現在の喜びを犠牲にして未来の喜びを目指す。
至福型人間は、現在の活動を楽しみ、その活動が未来の喜びにもつながっているということを知りながら心安らかに生きる。
上記のモデルから、本書の中では幸せを”未来の利益(意義)と現在の利益(喜び)の双方の同時体験”と定義している。
次は幸せになる6つの秘訣。

幸せになる6つの秘訣
1. 自分に人間として生きる許可を与える
2. 幸せは、意義と喜びが交差する場所に横たわっている
3. 幸せは、社会的地位や預金残高などにではなく、心の状態に依存している
4. 生活を単純にする
5. 心と体の密接な結びつきを忘れない
6. 可能な限り頻繁に感謝を表明する

意義を感じるものであってもそれを体験している”今”に喜びを感じなければそれは幸せにはつながらない。”今”に喜びを感じても将来に意義のない経験であればそれもまた幸せにはつながらないというわけだ。勿論アップダウンはある。一時的につらくても意義にしたがって頑張る時もあれば、一時的に今の喜びを優先することもあるのだと思う。
全てが自分の意図するとおりになる人生というものはないと思う。大切なのは意義と喜びのバランスを崩さないことではなく、崩してもそれを一時的なものにとどめバランスの取れた状態に戻せる力だと思う。

新しい世界

今日は経営戦略のクラスメイトの方が欧州へ赴任されるとのことでその壮行会。
最近はなかなか直接お会いすることができず、GREEの日記を見たりしながらつながっていたのだけど久しぶりにお会いしてみると当時のクラスの時と変わらないように感じる。
赴任される方がいれば、社内で異動・昇進されている方もおられ、それぞれがそれぞれの人生を謳歌しているのだなとしみじみ感じつつ自分を顧みて気を引き締めた。
自分が時間に押されて仕方なく、というのではなくちゃんと自分の意志と足でペース良く歩くことができているのか?その方向は自分が意図した方向と重なっているのか?改めて考えることができる。
その方のご健康と成功を心から祈りつつ、またお会いする機会を得たときにはちゃんと会える自分でありたいと思う。
できればその方が赴任された国へ遊びに行きたい。。赴任されているうちに。。(^^)

Dancing Groom

土曜日は同じチームに所属している同い年のコンサルタントの結婚式。
普段から頭の回転が極めて速く、フットワークも軽く、何かと盛り上げ上手な人なのですが、彼が前々から抜かりなく?準備を行っていた期待度大の結婚式・披露宴そして二次会。
素晴らしかった(^^)
結婚式は何度出てみても幸せな気分になり、その時点、結婚式という時点で楽しい時間であることは間違いなかったのだけど、友人の余興のクオリティが極めて高い。そんなことができる幅広い友人、そしてそれぞれが忙しいに違いない中でこれほどのものになるまで準備をするその気持ち。
それらが彼、そして彼女がいかに魅力的な人間であるかを一貫して伝えていた。
二次会で上着を脱いで肩で息をしている新郎というものを初めて見たわけだが、本当に幸せそう/楽しそうだった。
○○XILE、よくよく考えてみると二次会の余興云々というよりはもうエンターテイメントの域に達していたような気がする。
二人の末長い幸せを心から願うと共に、大切な友人としてこれからもよろしくお願いさせていただきたく思う次第。