Architecture

最近一気に忙しくなってきた。
昨年春-秋に参画したProjectに関するTask、提案活動、新規参画Project準備、社内勉強会準備、面白いように時間が埋まっていく。
何度と無く感じるが誰にでも当てはまることだろうか。時間の使い方について2つのことを感じる。
1. 暇なときより忙しいときのほうが勉強に集中できる
2. 忙しさが増してくると、その忙しい対象とは違った分野の勉強をしたくなる

幸いにも自分は忙しい対象以外にも手を伸ばしたい分野が幾つかあるので、勉強するべきことには事欠かない。
そんな中で、先日Blogに少し書いた調査設計について少しまとめておきたいと思ったので以下に書いてみる。
そもそも調査の目的って何?その目的達成するために調査するべき要素って何?というのを明確にするというのは当然のことでこれは調査に関わらずProject work然りその他然り、おおかたの事に関して当てはまる原則だ。
ただ、実際にProjectを進めながら調査をしていると、往々にして変更が発生する。目的が変わることもあれば、それに応じて調査すべき要素が変わる、新たな解釈を検証するために要素の追加/削除が起こることもいくらでもある。(勿論最初にどれだけ筋の良い仮説を立てられるかでこのInpactの大小は変わるのだが。)
こんなことを考えたときに大切になってくるのが調査設計。調査の構造。
Architectureだ。
システムの設計思想と同じ。コーディングの思想と同じ。目的の変化、要素の追加/削除に柔軟に対応できるような構造を持たせた上で調査を実施し、Factを埋めていく必要がある。
ここでPointとなるのは以下の3つではないかと考えている。(まだ実践はしていないが次Projectにて必要があれば実践したい。)
1. 調査のComponentの定義
2. Component内の密結合、Component間の疎結合
3. Data Sourceの明確化

この手の話をすると、”Componentの単位って何だ?”という議論になるが、それは置いといて(^^;)目的にぶら下がる複数のIssueの1つに応える調査が1Component、といった感じだ。(じゃあそのIssueの大きさって…?は置いといて(^^;))
まあPoint 1については、調査の目的を明確にして、その目的を達成するにはどんなIssueに応える必要があるのかを考えると自然と定義できるだろう(ざっくり)。
次に大切になるのはPoint 2。同じIssueを支える調査Dataは密結合に、複数のIssueをまたぐ調査Dataはできるだけ疎結合にしよう、要するに調査結果のDataの1箇所をいじったら、1つのIssueを支える一部分にはそれが反映されたけど、同じDataを使って組み立てているLogicの他の部分には変更が反映されない、ということや、逆にIssueを2つも3つも…もまたいで要素がころころと変わってしまう、というような設計は避けよう、ということ。
それをやりやすくするためには、Data Sourceは明確に、そして一箇所に持っておいたほうがいい。各Issueに対して、そして勿論複数のIssueをまたいでもその必要があるものについては、まとめておいたほうがいい。で、さらに言うとそれはどういった調査で獲得したDataなのか、生のまま、Evidenceとして残しておいたほうがいい(おくべきだ)。その上で、目的、Issueに応じてData Sourceを加工するLogicに組みあわせて解釈していくのが良いと考える。
Architectureというものを常に意識しながら調査を設計し、実施していかないと、その場その場の対応でAdjustしながら分析を進めていくと、後々変更があったときにどこをどういじっていいのか分からない、その結論ってそもそもどの調査・どのDataから抽出したんだっけ?と問われても明確に答えられない等のTroubleに繋がる。
そして、そうなってから調査の設計を見直しても、それ自体容易ではないし、その上で調査をやり直すこともまた容易ではない。
システム構築のProjectも同じである。
”とりあえず”でも目の前にある選択が容易な手段から順にとっていくことが必要な場合は多々あるが、目的と応えるべきIssueを明確に頭の中に描いた上で、それらを今選択した手段のOutputがどう支えるのか、そのArchitectureも描いておかないとあっという間に物事は絡まる。
精神的余裕が無いとき程、強く上記を意識しなくてはならない。

亀十

今日は亀十のどら焼きを買いに浅草へ出かけた。
先週末の連休にお世話になった友達のところへ贈る約束をしていたのだ。僕はここのどら焼きが大好きで、今日も贈物用とは別にバラで買って食べた(^^)うまい☆
皮がふわっと柔らかく(くちびるで引っ張ってちぎれる位)でケーキのスポンジのような感じ。そして香ばしく甘い。餡の味は…おそらくそんなに甘すぎず美味しい(あんまりわかってない)。
賞味期限が2-3日と短いので贈物として適しているかというと微妙なのだけど、身勝手なもので自分が食べてもらいたいと思ったものは何とかして食べてもらいたくなる(相手が望む望まざるに関わらず…いや、さすがに嫌がられたら無理強いはできないけど(^^;))
気に入ってもらえると嬉しい。
…写真、適当だな(^^;)
そして、昼過ぎからはオフィスで仕事。昨年春~夏頃関わったProjectの分析結果の微修正。当時の自分の調査設計の稚拙さに若干の驚きを隠せないと共に感じることも様々(^^;)
今の自分が持っているスキルの大切さが身に沁みた。

生きるために生きる

ばたばたとしている間に連休も終わり次の週末。
前の連休で実家に帰り、友達の家へ遊びに行ってきた。そこには7ヶ月の赤ちゃんがいる。これまでに何回か遊びに行って見ているのだが、見るたびに大きくなっている。髪も伸び、顔つきもだんだんと赤ちゃんから子供になり、出す声も大きくなり、はいはいしたり物に手を付いて立ったり。
見るたびに成長している。
意図的に何かする、という段階まではおそらく来ていなくて(でも人見知りするようにはなってきてるので、人の顔だったりは認識できてるのだろうし、その人たちに見られている自分というものも意識でき始めているのだろうけど)、ひたすら生きている。
生きるために生きていて、それに一生懸命だ。
そんな彼のパワーに感心してぼーっと見ていたら、テーブルから手を外してしまって転がってきて僕のひざに頭を”ゴンッ”。
…大泣きしてしまった(^^;)
それでもすぐに笑い出してまた歩き回り、僕に登ろうとしたり、テーブルに手をついて立ってテーブルの上のものを振り回して投げたり…
ずーっと動き回っている。
彼自身の生きる力も、周りに与える影響力も、赤ちゃんというのはすごい力を持っている。今の様々な体験から彼は学習し、自分の中に世の中をつくっていく。
素晴らしい世界を持てるように育ってほしいと思う(^^)

グロービス経営大学院記念講演

1/14(水)はGlobis経営大学院記念講演があった。
創造と変革を掲げているこの大学院は、記念講演として”創造の部”と”変革の部”を設けて、それぞれでHBSのOBの方が来られていた。今回、変革の部はLAWSONの新浪さんが来られた(創造の部は楽天の三木谷さん)。
MBAに関して、新浪さんが考えるLAWSONの戦略に関して、その他質疑応答、大きく3つの話があった。後者に関してはここで触れてしまって良いのかどうか怪しいところもあるので割愛(^^;)他のものについて印象に残っていることを書いておきたい。

個人的に最も印象に残ったのは、”Audienceは誰?”というのを明確に、具体的に意識して、メッセージを打ち出す、Communicationを取る、ということ。
個人であったり、F2FのCommunicationであれば当然ながら具体的に意識する(目の前にいる)が、それがMassに対してのMessageとなったときに、どれだけ具体的にそのTargetを絞りMessageを明確にできているか。ということ。
当たり前だが、実際に徹底的に考え抜いて実践している経営者の方の話を伺うと再度強く意識の必要性を感じた。

次にあるのは”イズム”を明確にする、理解する。ということ。
企業であれ個人であれそこには何かしらの”イズム”がある、”イズム”が無くてはならない。そしてそれを理解することなくして変革はできない、ということ。
新浪さんは、その”イズム”をつくる、理解するためには、その企業の歴史を紐解き、その流れを理解することが必要だとおっしゃっていた。その歴史の中に脈々と流れているその企業の”イズム”が今のその企業をその形たらしめていると。
そして上記は個人も同様。個人に関しても大切なのは”イズム”、自分の哲学だというのがおそらく結論。それを明確に理解できているからこそそれにCommitすることができ、Commitできるからこそ、何を信じるべきで何を退けるべきなのかの判断ができると。
根から明るい方なのだと思うが、その方が”僕がもし朝から気難しい顔をしてオフィスを歩き回っていたらどうなるか、それでは社員の元気も奪ってしまう。だから僕は朝から明るく元気に振舞うことを心がけている”とおっしゃっていた。
自分の調子が悪い?思うように物事が進められない?背負ったものが重過ぎる?
だから暗い?だからため息が多い?だから頭を抱える?
それは違う。
自分の調子が悪い、思うように物事が進められない、背負ったものが重過ぎる
でも自分は調子よく、思い通りに物事を進め、背負ったものへの責任を果たしていきたいはずだ。
だからその目的を握って、それが達成できることを心から欲し、信じて、笑顔で胸を張るのだ。
その方が楽しい人生になる(^^)

Self Feed back

昨日で去年夏から参画していたProjectをExitした。
頭、心、体、全レイヤーにおいて迷い続けた半年間だった(^^;)失敗無数、周りに迷惑をかけたこと無数…。ただ、それでも振り返れば反省や後悔が残りつつも成長機会も無数に散りばめられた、素晴らしい時間だったと思う。
何回かに分けて自分自身へFeed Backして学び、成長に、次のStegeにつなげたいと思う。
既に似たことを書いているが、もっとも大切なことは、
●存在意義を明確にし、それに則ろうとする手綱を絶対に放さないこと
個人の価値観であり、目的であり、Motivationであり、Will Powerであり、そして行動であり、の全てを持ってそこにCommitするということ。
求められる存在意義と個人としての存在意義を重ね合わせ、自分自身がその意義になりきる、ということである。