リーダーシップ

先週の火曜日は外部のリーダーシップクラスに参加する。トライアルということで2時間程度で1つのケースについてディスカッション。ケーススタディを懐かしく感じ、まずその学習形式を楽しむことができた。
仕事柄なのかどうもこういう場ではファシリテーターを引き受けることが多い。自分の考えを交えながらチームの方々のご意見を余すところなく素直に集める。シンプルに突っ込む。その返しを受けてまとめたりさりげなく自分が深く掘り下げたい論点を提示してみたり。アウトプットの内容もとてもよいものになったと思う。
その勢いで結論をプレゼンして講師の方、クラスの他チームの方からも意見をもらう。いいたいことが面白いように頭の中に溢れてくるも少しブレーキをかけつつアウトプットする。これは良し悪しあるのだと思う。限られた時間の中で講師の方が言いたい結論を考えたときにあまりはずしたことは言わないほうがいいんだろうなと思ってブレーキをかけるというのは少し違う気がどこかでしているから。
僕はリーダーシップというのは現象だと思っていて、リーダーシップを身に付けるというのはしっくりきていないのだけど、それでもケーススタディをして課題を抱えているリーダー(となるべきポジションに立っている個人)の振る舞い、フォロアー(となるべきポジションに立っている個人)の振る舞いを見ていると学べることは多い。
いざ自分の周りを見渡せば素晴らしいリーダーシップを起こす人が何人もいる。このケーススタディから学んだように周りからもこれまで以上に丁寧に学ぶことができればいいと思う。

一流の仕事術

デキる人は皆やっている一流の仕事術
浜口 直太 (著)
いただいた本に手をつけ始める。まずはこれ。正しく決める力しかり超凡思考しかり、こういった本は自分の仕事のやり方を振り返りただすのにとても役立つ(振り返ってただすだけではパフォーマンスはあがらないが)。
読んでいると、目に留まるのは内容もさることながらページの折り目。いつ頃この本を読まれていたのかはわからないし、その折り目の意図も明確には書かれていないのだけど、その内容とパートナーのスタイルを重ねてみる。
なるほどと納得できる点が多くて面白い。
ただ、もしパートナーのスタイルがこの本を読んでから意識してつくられたものなのだとしたら、その素直さ、自分のものにするはやさ、結果を出してステップアップするはやさは普通ではないと感じる。
この本には成功術として50程度のポイントが載っているが、成功に必要なものはそういった術1つ1つを使えるようになることではなくて、術のもう一段二段深いレイヤーにあるのだと思う。とってもシンプルでいて不変のもの。

P.35
講演をするときは、わざわざ参加者の皆さんは、講演者としてのあなたの話を聞きに来てくれているのですから、おどおどせず、それこそ『自分くらいその分野で権威はいないぞ!』と自己暗示をかけて堂々と話した方が、参加者からは感謝されます。一方、講演を聞くときは、逆に『自分くらいその分野で無知な人はいない』と思うくらい謙虚な気持ちで一生懸命聞き学ぶ姿勢が、参加する意義を深め、人間としても成長させます。

P.46
「やめたい」「やめなければいけない」と思いつつ、ついつい自分に負けて、悪い習慣をダラダラ続けてしまうと、後ろめたさがつきまとい、生活していても楽しくありません。絶えず「負け意識」「ダメ人間感覚」がつきまといます。つまりどんどん自分自身に対する自信が持てなくなるのです。

P.94
熟考とは長時間考えることではなく、深く集中して考えること。短時間に深く考え、結論を出し、迅速に行動に移す。

P.101
私はあるときから、一日を一生として捉え始めました。(略)あ朝、目覚めによって「生」を受け、夜、眠りに入るときに、「死」を迎えます。(略)この考え方でいくと、生きている間、つまり朝起きてから夜寝るまでの間に、やるべきことをすべてやらなければ、充実した一日(一生)を送れないことを意味します。

P.152
自分が変わろうとしたとき、初めて相手も変わろうとしてくれる。