だからこその学び

過去に手がけたプロジェクトでケーススタディをやる。
与えられたケースでの勉強は過去に何度となくやっているが、自分でケースをつくってファシリテートするのは初めて。やはりその場にいる人全員がやってよかったと思えるものにしたい。自分がケーススタディをしていたときの楽しさや価値の大きさというものは体に染み込んでいるし、やるならそれを超えるものにしたいと思う。
それが楽しくも難しい。特にディスカッションの前の準備の段階で気づきが多い。
自分の意図が及ぶ範囲内にスタディの場をおさめてしまうのは避けたい。
学びのポイントは与えられるのではなく参加者が自ら見出せるようにしたい。
N:1のやりとりではなくN:Nのやり取りを盛り上げたい。
ケーススタディなんだから細かいところでスタックせずにオープンにディスカッションしたい。
参加者の成熟度に関する話もあるがそれはそれ。
スタディのアウトプットの質ではなく、その学びの過程の質にこそこだわりたい。
学ぶだけが目的ではないが、こうして学ぶ/学びの場をつくるというのは本当に楽しいし嬉しいのだ。
そのチーム、その参加者だからこそ学べるものがある、参加する誰ひとりをなくしてもこの学びは得られなかった、そう思える場にしたい。それぞれが違う色をもった人間である以上、できるはずだ。(ひとりではできないけども)

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