ぼわん


夕方、仕事にくぎりをつけて皇居界隈をぶらり。
連休最後。それが楽しみでカメラを持って家からオフィスへ向かっていた。
ベンチで座ってしゃべっている人寝ている人、芝生に寝転がって寝ている人本を読む人、いろんな過ごし方があるんだなと思いながら相変わらず何も考えずにシャッターを切る。
考えを整理するために頭の中に組み立てていた様々な構造だったりフレームワークだったりが取り払われていくのを感じる。自分の素の部分がそのままの状態に戻る。形があるようなないような。
芝生の上を歩く足音、葉っぱを踏む音、せみの鳴き声、葉の重なる音、遠くの車のエンジン音、夏のような力はないけど秋のつつましさもない程よい緑のにおい。
短い時間ではあったけど、自分の縛りを解いて、その雰囲気との間の境界線をなくせたように感じた。
気持ちよかった。

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