Embark on MBA journey

8月19日にバルセロナへやってきた。1週間を生活のset upに使い、2週間はインテンシブなスペイン語のクラス、この週末は4連休で羽を伸ばし(つつ諸々のtodoをこなしつつ)、今日遂にMBAのorientation weekが始まった。

スペイン語nativeの人も含めた同級生全員が集うのは今日が初めて。全員Business Attireで集まると考えると貴重な日だ。入学式にあたるのかな。

自分のセクションメイト、チームメイトもわかり全員と顔合わせ。チームは計8名で出身は、

  • スペイン
  • ポルトガル
  • ドイツ
  • インド
  • アラブ(クェート)
  • アメリカ
  • コロンビア
  • 日本

だったと記憶している(一部曖昧)。ランチを共にしたが皆良い人そうにして賢そう。これまで常に人に恵まれて生きてきた。今回もきっと素晴らしいチームになる、する。バックグラウンドも違うし目指す方向性も違うだろうし、同じクラスに臨んでも優先順位が違うのは当たり前。ぶつかるのも当たり前。タフな日々で心に余裕を失っているときは真摯さを欠いた行動もでるのが自然。そこを何とかする / 補いあうのもチームワークだ。

そういう諸々含めても、きっと良いチームにできる。

スペイン語はスペイン語で面白いながらも難しいところあったが、英語になってもそれは同じ。特にカジュアルなシーンでは会話のAgendaなんてないし。くだけた表現は知らないし。話すの早いし。クラスのディスカッションになれば、白熱すればそれ以上のスピードでの会話になるんだろう。

それはわかりきっていたことだ。求めていたチャレンジの1つだ。

ということで本腰いれて進みたい。

あなたの表情がそう言っていない

今週も引き続きスペイン語のクラス。先生の行動から得られる気づきは多い。今日も1つあった。
クラスで文法について説明をしている際不明な点があったので質問をした、返ってきた答えを踏まえ新たな質問が浮かんだ。クラス全体に向けて”わかった?”と確認がなされた。新たな質問は細かい内容だと思っていたので流そうかと思っていた。しかし気になっていた。周りからも新たな質問はでなかった。すると先生はクラス全体に対して、
”私からはクラス全員の顔が見えます。本当にわかっている人には”わかった”という表情があります。私は●●年スペイン語を教えています。私には”わかった”という表情がわかります。わかった人は無表情で”わかった”と言ったり、ただ頷いたりはしないのです。このクラスにはまだ”わかった”表情になっていない人がいます。さあ質問して下さい。それにこたえるのが私の仕事です。一切ためらうことはありません。質問をしてください”
と言った。(一部意訳・補完)
他のクラスメイトはわからないが僕には質問があった。それを投げかけると、先生は明確に答えた。そのやり取りに付随して生まれた他の質問に対しても明確に答えた。そして、
”わかった?”
と再度確認し、クラスを見渡し、次はそのままクラスを進めた。
これは自身のミッションを適切に定め、相手への思い、自身の職務に対する覚悟を示す行動だと思う。
それは、自身のミッションが、”相手に”わかった”と言わせる/頷かせること”なのか、”相手にわかってもらうこと”なのかだ。前者であれば、言葉のとおり。相手がわかったと言えばいいし、頷けばいい。後者は違う、そこを疑う必要がある。相手がわかったと言おうが深く何度も頷こうが関係ない、本当にわかっているかどうか、その判断基準を設けそれを満たさないならば満たすまで力を注ぐということだ。
その判断基準は、わかっているのならこれに答えてみて?と軽く問いを投げかけることかもしれない、試験もその手段に入るだろう。しかしこの先生はそういった手段はとらずに”わかった”という表情を基準としてクラスへ改めて問いかけた。
それを基準にできるということは何を示すのか、それは、過去●●年間にわたってクラスメイトそれぞれの表情からも考えを読み取り続けてきたということと、”わかった”表情にクラスを至らしめその表情を認識できる程自分の目に焼き付けてきたこと、そして今この瞬間もクラスメイトそれぞれの表情の動きまでみてクラスに臨んでいるということを示す。
そしてその基準を持って、クラスをとめてでも問い直す姿勢は、このクラスをわからないことを残したまま出ていかれたら自分は仕事をしていないことになるのでそうさせないという覚悟と、自分はどんな質問にも答えられるのだから一切ためらわずに全てをぶつけてこいというプライドを感じさせる。
自身にミッションを定める活動の中で、相手の発するnon Verbalのメッセージをシャットアウトして言葉を拾うだけで済ませていないか。それを疑える程積極的に相手を理解しようとする姿勢を持てているか。その結果のすべてを受け止める覚悟と力を持っているか。
学ぶとともに自身を省みる。

MBAでスペイン語を学び始めて気づいたこと

先週からBSP(Business Spanish Program)が始まった。Business Situationで使えるスペイン語を身につける目的のクラスだ。とは言え僕はAbsolute BeginnerとしてスタートしたのでSituation以前の問題。アルファベットの読み方から始まる位。
2週間は朝は10時前から夜は18時過ぎまでひたすらスペイン語。で毎週末(といっても2回)はテスト。口頭と筆記。パスできたら次のレベルへ。レベルは全部で12ある。
日本の外でこうして勉強するのは初めてのことなので、自分が日本で英語を勉強してきた経験(中学・高校・大学)と比べて気づくことがいくつかある。それらと、その他の所感をまとめておきたい。
・できるだけスペイン語で教える
クラスはスペイン語と英語が入り混じって進められる。極力スペイン語で講義がなされる。スペイン語で話をされると6-70%程度の理解にとどまる、習っている内容、会話の流れ等のコンテクストを汲みとっても。残りはわからない。講義をする上で、教えている範囲内の語彙・文法のみで全てを語るのは至難の業だろう。テキストに載っていない単語でも文法でも出てくる。その後で(クラスの反応をみて)英語で説明がなされる。
・分からないことは一切残さずに質問させる
上記のスタンスなのでこちらから能動的に質問することが求められる。そして先生からもクラスの冒頭で言われる”わからないところがあれば何であれ、いつでもわかるまで聞きなさい。それを解消して皆さんにスペイン語を身につけてもらうことが私の生業なのだから当然のことです。それができなければ私は務めを果たしていないことになります”と。
一方で、”これはどういう意味ですか? (¿Qué significa?)”、”質問があります (Tengo una pregunta.)”、というような質問し理解を進めるための表現を教えていく。スペイン語ースペイン語でやりとりができるようにクラスを進める。
僕の場合は質問する前に調べる。クラスの流れに応じて後で調べようとマークするという感じ。ここは変えてみる価値があると思っている。調べる前に聞く。聞ききれなかった事がもしあれば、休憩時に聞く、クラスの後で聞く、クラスメイトに聞く。それができなければ調べるとか。
・話すことを重視する
単語をたくさん覚える、文法を正確に覚える以上に話すことを重視する。テストの配点は口頭が記述の1.5倍になる。クラスの中でもグループで会話するプラクティスの割合は多い。そしてその時は明確に言われる”文法は正しくなくても一切構わないから、会話の流れをつくりなさい”と。文法は文法で学ぶ必要があるが、それを正確に使おうと考えながら話していては会話の流れはつくれない。バラバラになる。そうではなくて、会話の流れをまずつくれと。合理的だ。文法は覚えるためではなくて使うためにある。自然な流れで出てくる文法が身についている文法だ。間違えて話していたら指摘される、そしたらそこを学べばいい。文法の誤りを指摘する・修正の努力をするのは簡単だ。ただ、うーんと黙ってしまって正しい文法で、言葉を詰まりながらばらばらと吐き出す行動を修正するのは他人には難しい。
・英語での会話が気持ち的に楽になる
単純だ。間違いを気にせず話すことを心がけたとしても、今のレベルではスペイン語での会話はスラスラとは行かない。結果それが(相対的にでも)できる英語での会話がとても楽になる。うまくなることはない。ただ気持ち的に楽になるのだ。
・言葉に依らない壁がある
こうして”0″から新たな言語を学び始め、いくらかの不自由の中にいると、”あ、これ言葉の問題じゃないわ”と気づくこともいくつかある。
例えば先に書いた、わかるまで質問し続ける姿勢。これは言葉の問題ではない。自分を省みて気づいたのは”スペイン語で質問するの難しいな”という気持ち、”相手からのこたえを理解できないかも”という気持ち、”手元に辞書でありテキストでありがあるのだからまず自分で調べてから質問しないと”という気持ちが、自分を遮っている。
この辺り、全部受け止めるのが相手の務め、そこを頼って自分のスペイン語のレベルを上げるのが自分の務め、と割りきっていきたいと思う。
後は会話。スペイン語のクラスを離れて日常に目を向けても思う。日本語でもそんなに人と会話しないなと。仕事は別だが。なので、コアのクラスになれば問題ないと思うが(英語力不足は感じるだろうが)、スペイン語で自由に会話するだったり、英語で普段キャンパスやレストランで会話するとなると特に話がでてこない。
ここは、言葉でなくてキャラクターの問題。打ち解けた間柄では口数少なくないこともわかっているので、いかに早く自分を打ち解けさせるかなんだなと思いつつ。どうするかな。まあ無理に無理することは避けていこうかな。これまでもマイペースできた結果、振り返ればかけがえのない仲間を得てきたわけだし。

初期の目的を達成できれば

実家に戻ってきて一週間。バルセロナへ持っていく荷物/送る荷物/実家に置いておく荷物の準備もほぼ終わる。今は、読み切れていない本を読み、スペイン語の勉強をし、一部クラスの予習をしながら、家族であり地元の友達との時間を過ごしている。

仕事を離れて5週間程度。充電もでき、新たなチャレンジに自分を尽くしたいという飢えも強くなっている。

これまで築いてきた環境を離れる、関係を変えることへの幾つかの感情は、仄かに、でも消えること無く自分の中にある。これまでの自分のパターンから、この感情が大きくなり、整理をつけるのは環境が変わった後だ。新しい環境に身をおいて初めて気づくこともいくらでもある。それらに整理をつけながら新しい環境に自分を馴染ませる。便利なもので全てを解釈し置き場を見つけなくとも、保留するという選択肢もあるし、なにより自分のキャパシティを超えたら無自覚に忘れるという選択肢(ではないか)もある。

新たなチャレンジを前にして、沢山の方々から激励のメッセージをいただいた。本当にありがたく拝読し、解釈をさせていただいた。その中の1つについてここに文字にして残す。尊敬するパートナー、今は事業部のエグゼクティブになられている方からの、短いが濃密なメッセージだ。

何かにチャレンジすることは良いことです。ただし、初期の目的を達成できればの話です。いつでも応援しています。

何よりその人の背中を追いかけていたからこそ、口から発せられる言葉だけでなく実際の行動を目の当たりにし、一部共にしてきたからこそ、このメッセージの重みを感じる。

”何かにチャレンジすることは良いことだ”

その通りだと思う。自分の考えるチャレンジとは、”その時の自分でできるかどうかわからないことをやってみる”ということだ。水が流れるのを止めた途端に淀み始めるように、人もチャレンジを止めた途端にその人生は淀み始めると考えている。チャレンジが大きい必要はない、社会的に目立つ必要もない、他人に讃えられる必要もない。ただ、自分が既に”できた”ことの範囲に定住しないというだけだ。

人がチャレンジする姿をみても良いことだと感じられる。赤ちゃんがハイハイするのも、立つのも、歩くのも、子供になりはじめておつかいに行くのも、全てチャレンジだ。立ち上がろうとして何度も失敗する姿、そしてようやく立ち上がれた姿、それらは人がチャレンジし、失敗を重ねてもくじけず立ち向かい、達成する一連の姿と同じだと思う。

オトナになり、できることが増え、その組み合わせで生きられる安心を知り、できないことを見つける・挑み続けられることは減るかもしれない。それだからこそ一層、チャレンジを見つけ、それをし続ける姿は良いものに感じる、眩しく感じる。そんな事しなくても生きていけるのに、と流れることをやめ、淀み、安住(ともいえないかな)している姿とは比べるよしもない。

”ただし(チャレンジを良いことと言えるのは)初期の目的を達成できればの話だ”

チャレンジは良いことだ、でもチャレンジすること自体は目的には成り得ない。という事だと受け止めている。幾つものチャレンジをし続けることを否定するものではない。ただ、チャレンジをたくさんしたい!だからチャレンジする!という話ではないだろう、その先に目指す何かがあるからこそのチャレンジ達なんだろうという話だ。そしてそれはチャレンジを始めた時点で、内容も粒度も違うかもしれないけど、自分の中に目的として持っていたものなのだろう、それを忘れるな、必達だと。

この言葉が自分に響くのは自分とそのパートナーの特徴のコントラストが強いからだ。

自分は、良く言えばプロセスを楽しむのが得意で柔軟。悪く言えば初期の目的を忘れやすい。

パートナーは、目的達成に必要な戦略と行動を描き最短距離を走る。行動のフィードバックから次の行動・必要に応じて戦略を変える。どのような形であれ目的は達成する / 次につなげる。

タイプの違う人からの言葉というのはとてもありがたいものだ。そして僕は、このパートナーが実際に初期の目的を、不測の事態に陥ろうが何だろうが、達成させようとする姿、する姿を見ている。そうした、行動に裏付けられたメッセージというのは重い。そしてこうした行動を共にした方からのメッセージは、自分に、単に言葉としての意味ならず、その背景にある行動様式も想起させてくれる。

今回の自分のチャレンジにも勿論目的がある。本格的にチャレンジを始めるまえにupdateして、達成したい。

”いつでも応援している”

素直に嬉しい :D こういった言葉は大事だ。実際に1日24時間応援してくれているのか?という話ではなくて、そういう”気持ち”であり、固く言えば”覚悟”でメッセージを送っているということが大事なのだ。

チャレンジをし続ける上で無くしてはならないもの、それはチャレンジしようと思い続ける意志だ。

既に書いたようにチャレンジ自体が目的ではない。その先を見据える”志”がある。それはチャレンジしようと思い続けることを支える強い味方だ。しかし人はそんなに強くない。少なくとも今の僕は強くない。チャレンジがうまく行かなかったら、(目的達成の手段なのだから変えればいいだけのはずなのに)気落ちしてしまうこともあるだろうし、自分の志さえ強く持てなくなってしまうこともあると思う。一度の失敗ならまだしも何度も失敗を重ねたら。

少しでも”いけそう!”という感覚をつかめたら、他のすべての部分で失敗してもまた立ち上がって前に進められる。いけそう!という感覚が自分の意志を強くするからだ。

そうでないとき、他者からの支えというのは、自分の意志を強める素晴らしいエネルギーになる。人間弱っているときというのは、少しの支えであってもそこから大きなエネルギーを得られるよう、感度が高まっている(だから普段なら ? と思うことにも騙されたりもするのだが)。だからほんの一言であっても素晴らしい支えになるのだ。

なので、メールの最後にひと言添えられた”いつでも応援している”という言葉であったり、”自分のできることは全てする。何かあったらいつでも言ってくれ”というような言葉は、その厳密な実現可能性とは関係なく、本当に嬉しいものであり素晴らしいものなのだ。

短いひと言からも、自分の価値観を改めて認識し、足りない部分を知り、自分のチャレンジへのエネルギーをもらえる。こうしたつながりというのはかけがえの無いものであるし、大切にしていきたいと強く思う。

TOEFLで105upのためにしたことと学習を通じての所感

TOEFLのスコアは、初めて受けた時が42、ベストは106だった。各セクションのベストは、(()内は106取得時のスコア)

R 30 (27)
L 29 (29)
S 24 (23)
W 30 (27)

だった。42の時のスコアは正確には覚えていないが、

R 10
L 08
S 12
W 12

程度だったと思う。この時は自分にひいた。以下に自分がしたことを書いていくがその前に簡単に自分の特徴を2つ書く。

1. 海外生活の経験がない
2. テストは苦手

僕は海外で生活した経験がない。ここ2年程度新興国へ行く機会は増えたが、人生で海外で過ごした時間は全て足して13週間程度だ。TOEFL受験中は3-6週間程度だった。英語での生活はおろか、生の英語を聞くという経験、そこで自分が話すという経験は皆無だった。

僕はテストは苦手だ。テクニックを使って正解に辿り着くというアプローチが苦手。例えば現国で言えば、文章の構造のパターンはどういうものがあって、各パターンにおいて筆者の言いたいことはどこに書いてある云々のような。

なので、以下はそういったテクニックを駆使して短期間でスコアを上げるというものではない。海外生活の経験はないしテストは苦手だけどスコアを上げたいという人にfitするかもしれない。おそらく最短距離でスコアを出す方法ではない。が、小手先ではない英語の地力は伸びると考える。

■■まず単語

まず単語。ここが十分でないと読めない。聞けても意味がわからない。発音できても意味がわからない。書けない。

使ったもの

TOEFLテスト英単語3800 (TOEFL iBT大戦略シリーズ)
これで完璧!TOEFLテスト続基本ボキャブラリー2000語
TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語
iKnow
iKnow(iPhoneアプリ)
キク★英単語TOEFL【頻出編】
TOEFLボキャビル

使い方

・TOEFLテスト英単語3800は1日数ページと決め暗記していった。
・TOEFLテスト基本ボキャブラリーは”続編”から手をつけた。続編の中に基本編の単語もマークされているからだ。1日3-4パッセージずつ読み、単語を暗記していった。知らない単語が多かった場合は”続編”でない方へ戻った。
・iKnowはPCとiPhoneアプリで利用した。TOEFLとGMATと名のつく単語リストを全て覚えていった。忘れた頃に過去の単語を出してくれるので助かる。主に隙間時間で。歩いてる時間、電車に乗っている時間、休憩時間、食事時、PC再起動している時、トイレの中等々
・TOEFLボキャビルとキク★英単語TOEFLもiKnowと同様。iKnowがiPhoneに満足に対応したのが学習終盤だったのでこちらで代替していた。

所感

・短期間で一気に覚えてしまうのが良いと思う。が、僕は日々100前後の単語を覚えようとすることを継続するにとどまった。単に時間がとれなかったことと、集中力が続かなかったことに起因する。
・TOEFLの全パート(特にRSW)で分からない単語に遭遇しても類推するとか、知らなくてもある程度何とかできる解法に頼るより、覚えてしまった方が結果として早かったと感じる。

■Readingは毎日少なくとも10ページ読む

結局は日々の地道な読書がスコアを押し上げ、安定させてくれる。

使ったもの

AGOS
Official Guide
The Chrysanthemum And the Sword: Patterns of Japanese Culture
Justice: What’s the Right Thing to Do?
Economist

使い方

・AGOSでReadingの構成、問題の種類、それぞれの攻略法をまず学ぶ(テクニックは使えるに越したことはない)
・AGOSのPracticeとOfficial Guideで練習
・1日少なくとも10ページ(洋書5ページ、Economist5ページ)読む(知らない単語は調べて覚える)(僕は音読していた)

所感

・特にThe Chrysanthemum And the Swordは難しい。僕は2回読んだ。TOEFLのPassageを易しいと感じるようになった。結局そうなるとテクニック云々の問題ではなくなる。
・単語/イディオムの問題で分からないものがあるうちは、単語学習を継続し語彙を増やし続けるのがいい。満点をとるつもりで臨むことになると思うが、単語は知らないと解けない。考えてもどうにもしがたい問題を、記憶してないだけで落とすのは勿体無い。逆にここがスラスラとけると勢いに乗れる。
・最後の問題(6つの選択肢から3つ選ぶパターンのもの)は、Passageを読まずに解く練習をすると良い。問を厳密に把握して選択肢を吟味すると2つ程度は明らかに違うものが見つけられる。その時点で部分点はとれる。本試験の際にも、本文へ戻って読むよりまずは、問を厳密に理解して選択肢を吟味することに時間を割くのが良い。

■Liteningはわからない。済みません。

結局、25-6はコンスタントに取れるようになったものの、29はおそらく偶然。点数を(不十分だが)上げるのにも、安定させるのにも、最も時間がかかった。
使ったもの

AGOS
YES
Official Guide
Podcasts (地力: BusinessWeek, CNN Complete Update, The Discovery Files, HBR IdeaCast, McKinsey Quarterly, TEDTalks, Wall Street Journal. 分野別: A Moment of Science, 60-Seconds Science)

使い方

・AGOSはReadingと同様。
・YESは詳細に聴く力の鍛錬(dictation)と、文法力を聴くことに活かす練
・AGOS、YES、Official Guideでそれぞれ練習
・隙間時間にPodcastを聞きながらシャドウイング。Podcastは純粋にListeningの練習目的と、分野別の学習目的ものもがあった(科学によっているが)。漫然と聞いてもスコアは一切伸びない。常にShadowingをしていた。発音の練習にもなる。

所感

・練習は細かく、本試験はおおまかに聴くのが良いと思う。YESもそうだが、学習時はdetailまで一言一句聞けるようになる心づもりで練習を重ねた。一方で本試験ではおおまかに聴くことに徹した。
・メモは結構とってて良いと思う。おおまかに聴こうとすると、聞いているつもりがぼーっとしていることもしばしば。それを防ぐために僕はメモを結構とった
・選択肢を読む練習をする。初期は特に、選択肢の理解に結構時間を要する。なので問題の種類別にどういった設問が出るのかパターンを覚え、問題文と選択肢を早く理解する練習をした。

■■SW

SWの学習のポイントはシンプルだ。まず型を覚える。次に密にフィードバックをもらいながら練習し続ける。以上だ。型がないと限られた時間で自分の理解を表現し切ることは難しい。型を覚えて練習していてもフィードバックがもらえなければその良し悪しが分からない。そのうち前に進んでいるのかどうかさえわからなくなる。

■SpeakingはE4TG。以上。

使ったもの

AGOS
E4TG
Rarejob

使い方

・AGOSでSpeakingセクションの問題を理解する。
・実際に本試験で使う全てを得たのはE4TGからであった。戦略の理解も型もコンテンツも練習もフィードバックも。
・RarejobではE4TGでの練習を継続した。

所感

・E4TGと学習すればOK。それに尽きる。4-5人で練習する。recorderに向かって自分の答えを録音し、Donaldがそれを皆の前で再生し、採点・レビューをしていく。戦略も型も勿論教えてもらえる。加えてE4TGが良いのは、各問への回答について、Donaldが採点し良いと認めたものをシェアしてもらえるところだ。これがなぜ良いのか。人の答えを参考にして自分の答えをよりよいものにできるから?そうではない。人が答える内容を聞くことで”それでいいんだ”と思えること、具体的に自分のgoalを設定できることだ。答えの中には、スピードが決して早くないもの、発音が決してキレイでないもの、文法が誤っているもの、焦りが伝わってくるもの、色々ある。でもそれらは一定以上のスコアのでる答えなのだ。そういったものに触れることで、

”なるほど、それでいいんだ

と思えることが最大の良い所だ(失礼ともとれる表現を済みません。E4TGの方で気分を害した方おられましたら心よりお詫び致します)。ネイティブみたいに話せる一切の必要がないのだ。
・RarejobではE4TGでつくった自分の回答をチェックし、再度練習していた。RarejobでもTOEFL Speakingのコースがあり型であったりレビューのポイントがあるが、それは横においてもらった。事情を説明すると柔軟に対応してくれた。

■WritingはAGOSとJack。以上。

使ったもの

AGOS
Jack

使い方

・AGOSでWritingセクションの問題を理解する。Integratedの型を覚えた(Advanced)。
・Jackで練習(Independent)。確か48hoursでフィードバックが帰ってくるので、2日に1度練習した。型はJackとAGOSのものを併せて使った(Reasonの数をAGOSに倣った)。

所感

・IntegratedはAGOSのAdvancedの型をスラスラと書ける程覚えれば後はReadingとListeningの問題。
・IndependentはJackでひたすら練習する。SWの学習のポイントの通りで、如何に効率良くフィードバックをもらい改善し続けるかがポイント。短いサイクルでフィードバックのもらえるJackは非常に有用と考える。本試験でReasonを3つ考えるのはプレッシャーを感じるので、2つにしていた。
・Jackは厳しいと言われるがそれは人の受け止め方次第。自分のアウトプットの質を高めるのに直結しない話や振る舞いは流せばいい。ただ個人的にはこの厳しさは嫌いではなかった(以前指摘した点が活かされていないとレビューのコメントなしで書きなおせと返ってくる、修正の指摘に加えて”小中学生の英語が使えるようになりたいならこれでいいけど、お前は大学院に入りたいんじゃないのか?”等のコメントが寄せられる。などなど)
・得意で汎用的なコンテンツのパターンをもつと良い。Writingは事実でなくて良い。だから自分の主張をロジカルにサポートする理由がつくれれば良い。自分の場合はコンサルティングの話だった。agree/disagree何にせよサポートの一つに、例えば、”自分はコンサルタントだ、過去にxx業界でxxのプロジェクトを経験した(テーマを併せる)。調査・分析を通じてわかったのは、xx%の人がagree/disagreeであるということだ or xxとxxに相関に強い相関が認められた/なかったということだ。従いこのファクトは自分の主張をサポートする”という具合。事実でなくとも、自分が土地勘のある経験であればディテイルを変えて詳細に書くことは容易い。また定量的な情報も組み込み易いので理由としても強力であるようにつくれる。

■■TOEFL学習を振り返って

初めてTOEFLを受けて42だった時、自分が100、105を超えられる想像なんていうのは全くできていなかった。そしてそんな想像は今もできていない。限られた時間の中で、パラレルで準備を進めながら日々もがいているうちに気がつけばゴールテープを切っていた。そんな感じだ。自分のできた!できなかった!の感覚とスコアは乖離していることが多いし。

そしてTOEFLをクリアしても、インタビューに臨めば自分のListening、Speakingの程度はすぐに知れる。インタビューをクリアしてもケースディスカッションに臨めば自分のListeningもSpeakingも一瞬で不足していると気づける。ましてや留学を決めて日常で英語を使いはじめれば、自分が学習してきた英語が如何に狭い分野の、”整った”米国英語に閉じていたのかを感じざるを得ない。

山を登れば登るほど更なる高みがみえ、現在地とのGAPも広がる。一方で日々の努力は嘘をつかない。努力の限り、自覚する余裕がなくても、プレッシャーが自分を過小評価させても、実力が伸びている事実は変わらないはずだ。

効率的に目標を達成する(スコアメイク然り)ことを忘れてはならないが、効率的にしたいと臨むあまり、(往々にして時間のかかる)正攻法の学習を避けるのは上策ではない。時間がなくなるほど、時間を要する打ち手を避けたくなる。結果、正攻法で学習し直すより小手先のテクニックで何とかしようとしたくなる。

殆どのケースでなんともならないのに、だ。

いつだって、何をはじめるにしたって、”今”より早いタイミングはないのに、だ。

これからも英語の学習は、形をかえるにせよ続けていきたい。

そしてスペイン語も、頑張り始めたい。まさに0からのスタートなのだけども。苦しさも知っているけど、上達する楽しさも自分は知っているはずだ。