経験の幅

金曜日には今組み立てている資料についてManagerにReviewをしてもらう。時間にして10-15分程度だったと思うのだけど、その短時間話をするだけでばっと視野が開ける。スタックしていた部分について自分が頭の中に入れていなかった業界の話があったり、Clientのどの程度のPositionの人がどんなIssueを持っているか(持っていると考えられるか)、Managerの持っている仮説が新たに加わって道が開ける。
仮説って、とどのつまり過去に蓄えてきた知識と経験の幅、それに対して自分がしてきた洞察の深さから幅や筋の良し悪しが別れてくるのだと思っていたのだけど(スピードはまた別の軸)自分はまだまだだなぁと改め感じ、それが面白くもあった。

人生のMissionとか目的とか世の中に提供したいValueとか、そういうTopの概念から、そんなこんなを踏まえてそのためには今何をするべきなのだっけ?と考える、計画を立てる。こういうのは大事だと思うのだけど、一方で計画通りにいくものなんて、人生に限らずそうそうない。いやいやそこはリスクマネジメントだ、コンティエンジェンシープランでカバーしておくべきでしょっていう考えもあるかもしれないけど、往々にしてそのあたりを考えつめていくと、計画通り生きることが目的になってしまいがちだ。その場その場で偶然がつれてくるEventっていうのも受け容れて楽しまないとなあ、と思う(流れに乗ることと流されることは違うけど)。
そんな偶然と仲良く付き合っていった結果、自分らしい知識や経験・洞察が自分の中に蓄えられ、自分にしか出せない仮説、自分にしかつくれないValueっていうものが生み出されるのではないかなと思う。