まず全力で

いつぐらいからだろう。気がつけば仕事内容がChallengingなものになり、関与するProjectも増え、プレッシャーとやりがいを感じ、Valueを出せたと感じる喜びと何かが違うという(ちょっとした)落胆の間を触れる日々が続いている。
とまって考え始めてしまったらそこから足が動かなくなりそうで立ち止まれない。走りながら考える。対処する。ボールは長くは持たない。インパクトと相手にとっての緊急性と対応に必要な時間を見て優先順位に従って片っ端から片付ける。長く持っていたらうまいパスが出せるかといえば違う、シュートが入るかというとそれも違う。目的と自分が動ける範囲・周りの状況がわかっていれば後はそれに従ってボールをさばく。
こうして一度全力で走りながら考えてみると、自分がどれくらいのスピードでなら走っても的を外さずに考えられるかが見えてくる。もっとスピードを上げるためには、転ばないためにはどうすればよかったのか学びながら走れるようになってくる。走るうちに自然と外に目が向く。ゴールが、パスを出すべき相手、求めているボールが見えてくる。
どんなに機敏なドリブルができても、相手の居場所・動きが読めなかったら前には進めない。自分の思い通りの場所へボールをけることができても、どこに誰がいるかわからなければパスは出せない。強力なシュート力があってもゴールがどこにあるかわからなければシュートは入らない。
フィールドの外でストレッチや練習をするのも、スパイクやボールを磨くのも、イメージトレーニングをするののももちろん大切。
だけど。
まずは全力でフィールドでプレイする。パスとかシュートとかドリブルとか、そんなこといちいち考えてられないけど出来ないとどうにもならない。そんな環境に身をおく。それが一番大事かなと思う。
気づかなかった自分の無力さと、気づかなかった自分の実力を日々発見できることが楽しくてたまらなくなる。