アルケミスト

アルケミスト―夢を旅した少年。今日買って今読み終えた。(実際に読んだのは文庫版。平成17年に増版されたものを買ったので、表紙は絵の雰囲気が一番近いものを選択して載せています。)
物語としても面白い。7つの習慣であったり、スロー・イズ・ビューティフルであり(読んでいて内容と書籍がすぐに結びついたのは以上くらい。)他の書籍に書かれている要素がちりばめられているように感じた。
心に従って生きること。
おそらく上記に関する内容なのだと思う(僕はそう解釈している)。
心に従うためには、心を知り、受け容れることが必要。
その上で生きるためには、継続して心と会話し、把握し、彼に従って人生の選択をしていくことが必要。
そしてこの本の中では自然との会話が多く描かれている。上記のように常に理解し、受け容れることが必要だと考えた心で、自然の摂理というのか、7つの習慣でいうところの原則というのか、そういうものとの会話をすることが大切なのだということだろう。
端的に言うと、意識的に自分の直感を認識し、それに従うということだろう(っていう心に従って生きるのだと)。
多分またしばらく時間を置いてから読んだら解釈が変わりそうな本だと今は思う。
僕はちゃんと自分の心の声を聴いているだろうか。それを受け容れ、従って生きているだろうか。心の声に耳をふさぎ、現実に対して自分を調節して、半端な妥協をしてはいないだろうか。