犬山城へ行ってきた

昨日は犬山城へ行ってきた。おそらく人生初。

天守は国宝指定さておりかつ現存する世界最古の様式とのこと。これまでに行ったことのある松本城、名古屋城、大阪城、高知城と比べると小さく感じたが、中に入り天守に上がるとその中の雰囲気と天守からの眺めはとても良かった。

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バルセロナの冬なのに冬らしくない鮮やかに青い空も好きだが、日本の冬の空も好きだ。

その後近くの神社に寄った。

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幾つかの神社を見ていると歴史が深いものもあれば浅いものもある。扱われている御守、絵馬、破魔矢をみていても新しく考えられたであろうものもある。ハート型の絵馬だったり、絵馬に見立てられたよだれかけだったり。

今伝統として扱われているものにも初めて世に出た瞬間がある。一切の伝統を持たない瞬間だ。それが長い年月を経て伝統となり今に残り、その伝統がそれを後世に残そうという動機を生む大きな理由のひとつになっている。

伝統を大切にする気持ちと同時に、新しいものの価値を自分で判断し手にしていく気持ちを忘れてはならないなと思った。伝統の有無を自覚なく価値判断の基準とし、新しいものの価値を認められなくなることは避けたいと思う次第。

と思い、”ハート型 絵馬”で検索してみたところ、ぱっと見だけで出雲大社でも取り扱われていることもわかるし製造・制作・印刷・販売を手がける企業がいくつもでてきた。

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写真を撮るということ

ひょんなことから同級生のつてで、バルセロナ在住の写真家の方とごはんを食べた。バルセロナに7年住んでいるその方お勧めのバルを教えていただいて、久しぶりにタパスをつまみながらとりとめなくいろいろな話をする、聞く。歳が近いこともあって話題の幅も広がる。自然と写真に関する話にもなる。とても新鮮で、楽しかった。面白いもので興味をもった会話は大体全て覚えている。ひとつここに記しておきたい。

動物を撮るか静物を撮るか

僕は静物を撮るのが好きだ。ものであり風景であり。それはその方が自分のタイミングで思うように撮れると考えていたからだ。一方で、例えば人は動く。人の表情をここぞという瞬間に満足いくように捉えるのは難しい。

しかし彼はそれとは逆の考えだった。なぜか。それは、人であればここぞという瞬間は自分たちでつくりあげることができるが、自然相手ではそれができないからだ。目的があり、それを満たすコンセプトをつくり、それに沿って写真を撮っていく中で、自然と人相手であれば会話が発生する。限られた時間の中であってもお互いを知り、信頼関係を築いていく。相手のとびきりの表情を見出す。それを引き出すとともにそれを引き立たせる構図、角度、光のあて方(影の活かし方)、等を調整していく。人相手であれば自分と相手、周囲の協力のもとになし得ることだ。

一方で自然相手ではそうは行かない。会話しながら相手を動かすことができない。構図は自分で決められたとしても、光の射し方等は例えば天気に依存するよりほかない。構図だって、自分がこれだとおもう構図をつくれる場所をつくれなければ、その想像上の構図で写真を撮ることは叶わない。自分と周囲の仲間で最大限努力しても、自然は動かし得ないのだ。

目からウロコが落ちる思いだった。

上記の内容もそうだが、ただなんとなく、受け身で自分の目に入るものに対してシャッターを切るということと、自分の中に理想を描き、能動的に対象をそれに重ねてシャッターを切るということの違いを感じた。

だから何なのか。と言われれば何でもない。これからも僕は自分の感覚に任せて写真を撮って行きたいと思う。ただ、こうした素晴らしい出会いを通じて、頭で考えずとも直接感性が磨かれ、それまでよりも一層楽しくいい写真がとれるようになっていたらとても嬉しい。

と言いつつ、きっとこれまでより少し幅広く、少し繊細に、写真に関するアンテナを立てていくのだろうと思う。それも自分が自然とやってしまうことだからよしとしたい。

Back to Barcelona

サン・パウロでの3週間は濃密にしてあっという間に過ぎた。2週間のIntensive Moduleと1週間の旅行だった。これからバルセロナに戻り、月曜からキャンパスでのクラスが始まる。

文字通りIntensiveに詰め込んだ知識と、少しのAssignmentと、言葉で形容しがたいIguazuとLencoisでの思い出を持ち、しっかりと焼けてしまってちょこっとむずむずする肌で本格的な2nd yearのスタートをきる。

旅行は別途写真も併せて振り返っていきたい。少しだけ以下に載せる。

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母の誕生日等を祝う

母の誕生日が16日だった。そのプレゼントを買いに昨日出かけた。ランチをし、プレゼントを買い、ちょうどやっていたアートアクアリウムを観に行った。姉も含めて3人だ。

プレゼントは良い物を買っても引き出しの奥へしまってしまう癖があることから、今回は質より量ということでカジュアルな格好を上から下まで2セット程プレゼントした。何だかんだ言っても僕らが勧める服を楽しそうに着ては喜んでいる母親は微笑ましかった。その場で新しい服に全て着替えて、カフェによって一休みし、その後アートアクアリウムへ。

何年か前に東京で行ったことがあったのだが、久しぶりに見ると目に涼しく美しい。

家族へのおみやげを買い、帰途についた。

留学している僕は、その準備期間も含め、ここのところ満足にお祝い出来ていなかった。母の日も含め。なので今回はゆっくり祝うことができて良かった。

今日、母は疲れが出たのかゆっくり寝ている。末永く健やかにいて欲しいと思う。

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今年も無事誕生日を迎えました

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今年も無事に誕生日を迎えた。中学からの親友の実家のBBQにお邪魔している時にサプライズでお祝いしてもらえた。とても嬉しい。真夏の昼下がり、タープの陰でローソクの日を消して皆で記念撮影をした。親友夫婦には3人の子どもたちが、その妹さん夫婦には2人の子どもたちがいる。皆で集まって写真におさまった。

そしてFacebookを経由して何十もの方々からメッセージをいただいた。本当にありがたいことだ。m(_ _)m

昨年も今年も海外へ立つ前に誕生日を迎えている。旧知の仲間と会うことができ、大学時代からお世話になっていた方へ手をあわせることもでき、実家でのお盆を済ませてまた次の一歩を踏み出せる。とても良いタイミングだと思っている。生まれてこの方、誕生日といえば夏休みでありお盆シーズンであり、友達に直接祝ってもらうことは少なかったことを悔やんだ?こともあったが。

経験の幅を広げる程に、自身の至らなさに気づく。それを放っては置けない一方で、そんな凸凹を補いあいチームで動くことの大切さを実体験で感じる。コンサルティングの経験をもって実事業に臨んだ際に自身の線の細さを知る。その一方で自分がaddできる価値も見える。

さてさて、自身の全てを注ぐ対象とがっぷり対峙する前に、2年目も一層のチャレンジをしていきたい。

2年目は再来週から、サン・パウロで幕を開ける。