志に惹かれる

自分は製品にしてもサービスにしてもを選ぶとき、どんな内容であるか、スペックであるかより相手の志に惹かれて選ぶ傾向がある。先日もそんな、アツい意志をもった方と接する機会があったのだが本当に嬉しくなる。ワクワクする。
コミュニケーションのインターフェイスが構造的でなくとも、自分中心でたまに配慮がかけるように感じられる対応も、根底にある一貫したシンプルなビジョンとそこに向けた溢れんばかりのエネルギーとたゆまぬ努力をみていたらチャーミングなポイントとして映る。
コンサルティングをしているとお客さまの中に、第三者立場とはいえ深く入る。会社の中には、地位に関係なく、組織に関係なく、その会社らしい価値観であったり考え方であったりのクセが必ずある。大きな組織のなかで例えば1つのプロダクトを生み出すまでには現場の至る所で日々物語がつむがれている。それでも一生懸命お客さまのことをことを考えるに連れて、その物語や自分たちの価値化は色を潜め、彼等が何を望んでいるのかを探ること、それを満たすために努力することが前面にでてくる。そしてその満たしたスペックだったりサービスの内容を説明することが市場とのコミュニケーションの中身になる。
もっと真っ直ぐに、内側にひめている自分たちの意志を伝えてよいのではないか。求めている機能ははあるとしても、お客様はその機能をアピールされることでその会社に惹かれるのだろうか。
ふとそんなことを思いながら自分のコンサルティングスタイルをふりかえる。