相手の解釈はシンプルがいい

人は面白いもので相手からのインプットを解釈するのに様々な要素を加味する。インプット時のニュアンス・立ち振る舞い、相手と自分との遠近、社会的地位の高低、好き嫌い、普段の仕事の出来不出来etc…。
ただ、相手のインプットを解釈するときには上記のような要素の影響はそぎおとして、シンプルにするのが良い(話の中身自体のコンテクストを読まないというのとは違う)。特にネガティブに働く要素。インプットの信頼性を下げるように働く要素は排除する(我慢するのとは違う)。
コミュニケーション上、相手がメッセージしていない部分をネガティブに捉えてもメリットはない。それをその場のコミュニケーションに織り込むことはコミュニケーションを大きく阻害する。自分自身の感情を乱す。相手とのリレーションを崩す。
シンプルにあるべし。

自分の見た目

最近、少々の空き時間で写真の整理をしている。デスクトップのpicasaでも顔認識ができるようになったこともあり、過去の写真に登場する人々にタグをつけていくのだ。もともと写真が好きだったので枚数は相当のもの、大学の使い捨てカメラ時代の写真も卒業パーティや友達の結婚式披露宴で使うためにPCに取り込んでいたらほぼ全て入っている。相当な枚数、結構な時間軸で詰まっているのだ。
ひたすら顔がでてくる。
suggestion機能があるので同一人物の違う写真だったり、違う人物だけど似た表情だったり顔が似てる人は並んで表示される。
大学時代から今に到るまでの写真の顔が一斉に表示されると、昔から変わらないなあと思っていた友達も、自分も、その変化を認識せざるをえない。髪型は勿論、顔のシルエット、肌つや、表情etc…いくつもの要素が変化している。
そんな流れで自分の顔を見続けていると、その時々の人生の充実度というかが見てとれる。キラキラしてるときもあれば苦しそうにしているときもある。
写真写りのよしあしはさておき(基本的に悪いんですが)、今の自分を将来の自分が見たときに恥ずかしくない生き方/映え方をしていたいものだと思う。

要相談

タフじゃないプロジェクトはない。するのかなるのかの違いこそあれ。自分の経験上。そしてチームでやらないプロジェクトもない(以前もどこかに書いた気がする)。
プロジェクトがタフになったとき。それぞれがめいっぱいのタスクを持っている。自分でもったタスクではなく持たされたタスクだ(それがタフに”なる”ということ)。誰しもある。常々思い通りにいくことは仕事に限らずそうない。
とれる行動は4つある。
1. やらない(何もアクションをとらない)
2. やらされ感を持ちながらやる
3. そのタスクについて自分で納得する理由を見つけてやる
4. 自分で納得ができるアプローチを再構築し、チームを動かす
結論からいえば3以上の行動がとれないなら要相談。マネージャでも、パートナーでも、メンターでも。閉じこもったらアウト。
1は論外。
2は心身の健康を損なう可能性が高い。
2を続けているうちに、相談する力を失って、佳境で限界をむかえてしまって、プロジェクトから抜け、周囲に迷惑をかけるというのが最も辛いケース(1は即プロジェクトリリース。中長期的に問題ない)。
違和感を感じたら、それを自分で解消できないと思ったら、要相談だ。
友達とかだったら、その場ですぐに”それ違うんじゃない?”とか”こうしたほうがいいんじゃない?”とか”それ時間足りないからやり方考えようよ”とかいくらでもいうと思うのだけど、立場や関係が違うとそうもいかないみたいだ。
友達というと馴れ合うイメージもあるから適切でないかもしれないが、相手を信頼できていたら多くのことは率直に話せると思う。逆に、自分が率直に何も言われていないと感じたら、それは信頼されていない可能性を考えても損はない。