たかがフレームワーク、されどフレームワーク

3rd Termのクラスも進む中、ほぼ全てのクラスで何かしらのフレームワークが登場する。フレームワークを好む学生が多いからか、フレームワークそのもの対する質問が多数でることがある。そんな時、ある教授が言った。

これはあくまでフレームワークに過ぎない。分析であり意思決定でありのツールのひとつに過ぎないのだ。それに固執して、使うことを目的にしてはならない。

その通りであると思う。ただ、フレームワークを提示し、それに対して質問が集中した時のこたえとしてはふさわしくないと考える。
こたえるべきは、なぜそのフレーミングなのか、という話ではないだろうか。どのようなファクト・ロジック・前提の上でその要素の切り方、レベルの揃え方/ブレイクダウンの仕方、並び方になったのか。
上に書いたように、フレームワークはツールに過ぎない、使用することは目的たり得ない。であればどういう状況で使うべきツールであるのか、また状況に応じてどのように形を変えられる/変えるべきものなのかを語った方が良いのではないか。そこを理解できてこそツールに踊らされることなく、使いこなすことができるようになるのではないか。
また、聞き手は教授がそこに言及せずとも上記のように自身の中でフレームワークを咀嚼し身に着けていくスタンスが求められると考える。
フレームワークとはなんとなく要素を区切って頭文字をとって語呂よく並べただけのものではない。それを提示する裏にはその価値を裏付けるだけのファクトでありロジックでありが存在するはずなのだ。そして要素が具体的になればなるほどそのフレームを活用できるシチュエーションが限定されるものなのだ。
何かしらのイシューに答えるときにあるフレームワークを使ったとする。なぜそのフレームワークが最適なのか?という問に自分のロジックで答えることができることが必要だ。なんとなくマーケティングだから4Pとか、グローバリゼーションだからCAGEとか、そんな軽薄なものではない。
一方で、思考の漏れを防ぐ意味で手元にあって損のないツールでもあるのだけど。
ふと思った。

Capstoneの対象企業が決まる

先回書いた1st yearを総括するCapstoneの対象企業が決まった。チームで希望した企業ではなかったが、いずれの企業であっても、その企業、クライアントの成長に自分でありチームでありを活用して資することに変わりない。
来週NDAを結び走りだす。
楽しみだ。
3rd Termは個人単位でのassignmentが多い。その存在自体を忘れないように気をつけていきたい。

Capstone -1st year総括プロジェクト- が始まる

Capstoneというプロジェクトが始まろうとしている。コンサルティングプロジェクトだ。5つの企業のManagementが彼らの目指すものと現状、必要なアウトプットについてピッチし、学生がどの企業に対してコンサルティングを行うかbidする。対象企業確定後、プロジェクトが走りだす。
目新しい話ではない。既に前TermのCompetitive Strategyのプロジェクトにおいてチームメイトの知人が立ち上げたベンチャー企業を選択して彼/彼女らへの提言をアウトプットとしていたからだ。
対象企業はこれから決定するが、bidの際に自身の中に持っていた評価軸は1つ。
土地勘のないビジネスであること
だ。
実企業のリアルタイムの課題解決なので(クライアントの成長でなく)自分の成長に焦点を当てることに違和感がある。また、どれだけ多くの新しい道具を手に入れていたとしても、いかにこれまで持っていた道具がいかに素晴らしくupdateされていたとしても、クライアントの課題はそれらを使うためには存在し得ない。
一方で、ここでのアウトプットが過去の自分以下であるなら僕は成長していないと考えることもできる。
投入できる時間が違う、チームメンバーの構成が違う。仕事環境が違う。違いはいくらでもあげられるが、それらは問題ではない。自分個人のアウトプットを考えた時、また価値を規定する仮説とそれを検証し実行を含めた提言へ昇華するロジックでありタスクの構造を考えた時、投入できる時間、チームメンバーの構成、環境はあまり関係ない、もしくは優位な影響を及ぼす程大きく違わないからだ。
楽しみだ。

3rd Termのクラス

今日から3rd Termが始まった。今回のクラスは、

– Corporate Finance
– Fundamentals of Entrepreneurial Management
– Global Economics
– Leading Organizations: Systems, Values & Ethics
– Operations Strategy
– Quantitative Methods for Management
– Self-Management
– Transforming Organizations and Markets with ICT’s
– Business Spanish

Termを進むに連れてテーマが面白みを増すように感じている。詳細はこちら。
2nd Termよりも良いものにしていきたい。そのために次の2つを心がける。

睡眠時間を6-7時間に調整する。
2nd Termでもだいたいその程度だったのだが、5-6時間だと夜中に目が覚めることはなかったが、7-8時間だと夜中に何度か目が覚めることがあった。その後寝つけないこともしばしば。もしかして睡眠時間が多過ぎたのではないかと。過去の経験から7.5時間がベストだと思っていたがそれを短くしてみて今一度自分に適した睡眠時間を見つけたいと思う次第。おそらく6から7時間の間にあるのではないかと思いつつ。

クラス以外に興味を持った領域の学習に手をつける。
1st Termに比べれば学校の生活サイクルにも随分慣れてきたので、そこにとどまらずに経験を重ねたいと思う次第。純粋な学習であれば2nd Yearになれば選択科目で補えると思いつつ、やはり何事もやりたいと思ったタイミングでまずやってみるのが大事だし、やりたいことはやりたいので。その分野の文献に触れるでも何でも、まずはやろうと。

成長を実感する/しないという話

自分が成長している実感がわかないという話を聞いていた。2nd termの期末試験後の帰り道に。考えてみた。確かに感じづらいと思った。理由は2つある。

・成長を感じる余裕・場がない
・成長を測る物差し自体がupdateされる過程にいる


自分が成長している実感がわかない。それはおそらく今は成長を感じる余裕がないからだ。そして成長を感じる場がないからだ。日々のクラスと勉強は勿論、それらに加えて、コンペティションでありカンファレンスであり就職活動でありその他もろもろのイベントでありに参画していたら時間はあっという間に過ぎる。それに加えて前回書いたように2nd termはチームでのアサインメントが多いのだ。スケジュール管理も難しくなる。
というのがルーティンになるのだ。自分の成長を確認する、振り返る時間をつくるのは難しいだろう。

自分が成長している実感がわかない。それは成長を測る物差し自体をupdateする過程にいるからだ。多くの人がMBAに来る前には企業に所属していた。そこでは成長を測りやすい。組織から期待される目標があるからだ。これを無自覚に自身の目標を混同すると危うい、しかし自分の状況にかかわらず組織からの目標は存在するわけで、ある意味ひとつは一貫したものさしがある。その達成度合い(結果指標)は勿論、そのために自分が何をしてきたのか成功経験・失敗経験を振り返ることもしやすいだろう。
MBAにも勿論各人目的を持ってきている。少なくともエッセイを書く中で短期・中期・長期のキャリアゴールでありWhy MBAという話は考えているだろう。しかし実際に上記のようなMBAの生活に身を置くと、ゴールを描く自分が変わることはままある。置かれる環境がかわる、自分へのInputがかわる、自然とOutputも変わるだろう。
Outputベースで動くという考え方は勿論ある。しかしMBA留学を経験する前に描いたゴールに固執する必要もないだろう。こうした、自分の目的を達成する手段としてのみならず、その目的さえもUpdateするようなTransformationalな経験にできる機会であると思う。
ということで、自分の成長を測るものさしが、振り返る余裕のつくりづらい日々の中でUpdateされる過程にいるのだ。成長を感じるのは難しいだろう。

とは言え振り返る時間はつくった方がいいかなと思う。面白いもので振り返る時間をつくれば、自分が何を得たか探すようになるし、それで見つからないと普段からそういうものに気づこうとし始める。後から振り返れば全く異なる意味を持つ点であっても、そうやって日々の中で意味合いを見つけながら生きていくというのは面白いものだ。
おそらくMBA受験を経験した多くの人がエッセイを書く過程で自分のこれまでの人生でおとしてきた点を洗い出し、そこから自分が本当に好きなことはなんであったのか、やりたいことはなんであったのかを紡いできたと思う。そうして自分だけのWhy MBAを見出して留学を果たしていると思う。そのプロットの中で、これまで見向きもしなかった何気ない自分の行動が輝き出す瞬間というのがあったのではないかと思う。
これは留学準備に限らない。人生に共通することだと思っている。今経験したことの解釈は、解釈する自分が変われば自ずと変わる。ただ、何もしていなかったら、解釈する対象がなかったら、それは叶わない。
振り返る時間をつくるのと同時に、成長を実感するしないに関わらず、自分がやりたいと思ったことはすべてやる。やりたくないと思ったことには、そこがuncomfortable zoneだと思ってあえて飛び込んでみる。そんな、限られた時間の中で目一杯自分の人生に点をうち続けるというのも大切な考え方かなと思う。