話す側の責任・聞く側の責任

ひょんなことから学校に早く来たので時間があるうちに昨日頭に浮かんだことを文字にしておきたい。

議論する際、話す側にも聞く側にも果たすべき責任がある。もし建設的な議論をしたいのなら。ファシリテーターはいないものとし、話す側、聞く側の2つについて書く。

話す側の責任は、”はっきり簡潔にものを言う”ということだ。それは、

  • (論点)
  • 結論
  • 理由(with事実)

を、主語と述語が明確にわかる文で伝えるということだ。論点は自分が明確にする必要があると感じたらその際に触れる。自分が思うよりはるかに、自分の言うことは相手に伝わらないという認識を持ち、合意云々の前に相手に自分の言いたいことを正確に伝えることに心を砕くべきだ。

聞く側の責任は、”理解するまで質問し続ける”ということだ。

理解が曖昧なら、それに対して的確な意見は返せない。まず第一に相手が言っていることを理解することが必要なのだ。だからそれができるまで、必要な質問をし続けるべきだ。質問を重ねるごとにそれは具体的になっているべきだ。

当たり前のことを言っているようだが、これらができていない(でき続けていない)議論は多い。話す側の責任を放棄して緩慢に言葉を吐き出し続ける、聞く側の責任を放棄して正しい理解の積み上がらない意見の言い合いに発展する、もしくは諦めて納得したふりをする等。建設的な議論をしたくないのであればそれでいい。そうでないなら避けた方がいい。