結婚前

土曜日に急遽大学時代からの仲間が東京に遊びに来ることになる。夕方まで仕事をして、その後夕食を共にする。大学時代を共にしているし、その友達は来年に結婚を控えているし、昔話もこれからの話も話題は尽きない。
驚くほどに脈絡なく、中身もないような話が続く。それが面白いし楽だ。
大学時代の友達は全員そんな感じでいる。以前何かの本で読んだ”即興演劇”のプロの方の話と自分達の掛け合いが重なった。即興演劇は台本がない。確かその本の中では綿密なリハーサルもないという話がされていたと思う。また複数人の登場人物がそんな状態で出てくるからストーリーの不確実性が高い。
そんな中でやってはいけないことは、”場を止めること”だそうだ。
誰かが”このレストランの料理はほんっとうにおいしいんだよ”ということをいきなり言い出したときに、”なんで今レストランにいるんだ?”と言ってしまうと微妙に場の雰囲気がずれる・どんどん話が先細りになる確率が高い、むしろ”そう、中でもここの○○は最高だよね!××のときに食べた”というように話に乗っかっていく・広げていくことで演劇がリズミカルにすすむらしい。
こういうことができる関係というのが、年を追うごとに大切に思えてくる(仕事とまぎゃくというのも大切に思わせる一因になっていそうだ)。大切にしていきたい。

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