“GLOBIS.JP” open !

以前から準備が進められていた”GLOBIS.JP“が今週前半からいよいよ会員登録を開始しました。早速登録して、少々クラスメイトの方を検索してみるとちらほらと登録されている(^^)
まだいくつかの機能は準備中ということでこれからに期待なのだけど、何にしても何かの始まり、立ち上がりからjoinできることは嬉しいし楽しいことだと思う(企画段階からの立ち上がりはもっと以前だと思うのだけど)。GMSでの知人に限らずたくさんの素晴らしいtalentとつながることができればと思うし、自分もそう思われるtalentを見につけるべく成長していきたいと思う。
http://globis.jp/public/home/index.php

再会

金曜日は、久しぶりの再会があった。
僕がGMSで初めてお世話になった方が東京へ異動してこられて、その歓迎会だったのだ。
僕がGMSの門を叩いたのは2004年4月。今からもう2年半前になる。社会人になってみたものの、このままぬるま湯に浸かっていたら自分はダメになる。そんな危機感を覚えて、成長の場を求めて向かった先がGMSだった。(なんでその環境を変えていくチャレンジをしなかったのかな、と今は思う。勿論それはGMSに通うことと相反しないのだし。)
最初に入ったのはクリティカル・シンキング(クリシン)のクラス。簡単に言うと、Issueを明確にして、ロジック・ツリーとピラミッド・プリンシプルを使って本質的な問題・解決策を考え抜いていくことができるようになるためのクラスだ。目の前のCaseに必死で取り組んでいたことを思い出す。実際の頭のキレはさておき、若さとその必死さからか、クラスMVPに選んでもらえたことも嬉しい思い出だ。そのときのクラスメイトとは今でもつながっているし今後もつながっているのだと思う。
さて、久しぶりにお会いして、その方は開口一番”老けましたね。いや、良い意味で。以前よりコンサルタントらしくなってますよー(^^)”…あー、痛いとこつく。確かに最近、ほぼ100%の確率で実年齢より上に見られる。30前半~半ば。まあ仕事上老けて見られることは嬉しいのだけど。
3時間くらいお店にいただろうか。久しぶりのGMSの雰囲気でまた成長の欲求を刺激してもらえた。これからも自分のいくべき道を走っていきたい。
1つ大切なことを思い出した。
講師の方はもともと交渉を仕事としてきていて、また今教えていること(クリシン)の内容からも、交渉であり人とのコミュニケーションについてはかなりの経験と力を持っている。その方に、この7月から9月頭まで色々とあった交渉事(?)について話してみると非常にスッキリとした答えが返ってきた。
相手の主張と自分の主張が異なっているとき、その主張のGAPを見るのではなく、何を元にそれを主張しているのか、相手の主張を支えているfactに着目した方が良い。主張の違いは、持っているfactが違うか、factの解釈が違うかの2つから生じている。そこを叩いていかないとお互い納得のいく合意にたどり着くのは難しい。
…あー、そのとおりだなーと納得。冷静に対処しようと思って粘り強く話し合っていたつもりだったけど、平常心でいる状態と平常心でいようとしている状態は大きく違う。
自分の欲求の優先順位、それを満たすために自分が意識せずにとっていた手段等考えてみた。ここには書かないけどまだまだ学ぶことは多い。
そして貴重な経験を得たし、貴重な仲間に恵まれていると改めて思う(^^)
負けずにストレッチしていきたい。

ケースと現実と

金曜日は仕事を早めに切り上げ、GMSで共に経営戦略を学んだ方々と丸の内で飲みに行った。
今後のCareerを考える上で背中を押してほしいのもあるし、飲みにでも。とお誘いを受けてのことだったのだけど、久しぶりにお会いしてみると当のご本人は迷っている様子はない(もともと迷うようなタイプではないのだけど)。いつもどおりのパワーと繊細さでちゃんと考えられていた。
そして話は仕事の話やMBAのクラスの話へ。GDBA取得に向けて今も通われている方から久しぶりにケースをみせてもらった。コアクラスよりももう一歩高度になったコースのものであった。
改めて心身共に引き締まる思いだった。
問われるのは大きく括ると2つ。

1. この会社の問題は何?
2. この会社はどうすればいい?(あなたならどうする?)

現実のビジネスの中でこの問い(Top Management Issue)に答えたい、というのも自分がコンサルというCareerを選んだ理由の1つなのだけど(主体的に関与できない等色々考えるところはありますが)、こうしてケースと問いを見ると改めて心も身も引き締まる思いがする。
クラスには成長意欲に溢れた、強い意志と鋭い思考をもった人間が集まって、ケースを使ってどうすべきかを徹底的に議論する。最終的に答えは無いけど、メンバーや講師の方の様々な突っ込みや対案に対して自分の考えをぶつけ、より高いレベルの打ち手を見つけていく。ただケースはあくまでケース。誤った打ち手を考えても、頭の中で試行錯誤してもノーリスク。
現実に立ち戻って自分を振り返る。
自分は本当の問題にアプローチできているだろうか。それに対して現実的で最善の解決策を提供できているだろうか。崩せるはずの前提を忘れてはいないだろうか。自分がこの策を実行しろといわれたら自信を持って実行できる内容になっているだろうか。明確に打出されたケースの問いを見て、改めて現実で自分が答えている問いについて考えることができた。
この飲み会の機会をつくってくださった方の次のCareerの成功を願いつつ、改めて今後の自分を考えた。
現実を複雑に捉え出したらきりがない。単純化しすぎて解釈しても何の解決にも結びつかない。そもそも目的とそれを達成するために解決すべき問いを特定できなければ確からしい打ち手は打てない。
自分も色々とあるけど、目的を見失わずに動いていきたい。

勉強会 3 -Blue Ocean Strategy

今日の昼からも勉強会。
今日はGMSの経営戦略クラスの新年会ランチ + 勉強会だった。テーマはブルーオーシャン戦略。
既存市場・既存顧客だけをScopeとして考えて競争を繰り返しながらビジネスをやる(レッド・オーシャン)のではなく、以下の3つの”非顧客(一部言葉が矛盾してるけど)”Targetとしていこう、競争のないビジネス(ブルー・オーシャン)をやろう、というもの。
1. 既存顧客のふち”内側”にいる、今後外へでていってしまいそうな顧客
2. Target顧客外のうち、”あえて”自社の顧客となっていない市場
3. Target顧客外で2よりも距離の遠い市場(他市場/業界、新規市場/業界含む)
本を読まずに勉強会へ参加して、考えていた。(ディスカッションにあまり参加しないでごめんなさい→各位)
●今の顧客以外を知れ
 なんで今後外へ出ていてしまいそうなの?なんで”あえて”自社の顧客になっていないの?そもそも他市場/業界で顧客として捉えられる人っていないの?
後ろに行く順に、自社製品のコンセプト、実用的価値、情緒的価値の見直し、再定義の必要性が高まる。今の顧客外(非顧客)の”感度”に合わせるか、潜在的なところを惹きつけるか。)
●顧客の中でのPositioningの”軸”を変えろ
上記の続き。具体的にどうやって上記を自分たちの新しい顧客にするか。そして、これまでにない市場(ブルーオーシャン)をつくりあげていくか。上記の中で見つけられた新たな価値を加える/創る、もしくは余計だった価値を減らす/無くす。
●Transformer or BrokerにおけるInnovationを起こせ
これに関してはBlog上では省略(^^;)
浅いけど、だいたいこういうことだろう。(仮説。何せ本を読んでいないので。)
このブルーオーシャン戦略という戦略論が、ブルーオーシャン戦略を体現しているように感じた。そう考えてみると面白い(^^)

グロービス経営大学院記念講演

1/14(水)はGlobis経営大学院記念講演があった。
創造と変革を掲げているこの大学院は、記念講演として”創造の部”と”変革の部”を設けて、それぞれでHBSのOBの方が来られていた。今回、変革の部はLAWSONの新浪さんが来られた(創造の部は楽天の三木谷さん)。
MBAに関して、新浪さんが考えるLAWSONの戦略に関して、その他質疑応答、大きく3つの話があった。後者に関してはここで触れてしまって良いのかどうか怪しいところもあるので割愛(^^;)他のものについて印象に残っていることを書いておきたい。

個人的に最も印象に残ったのは、”Audienceは誰?”というのを明確に、具体的に意識して、メッセージを打ち出す、Communicationを取る、ということ。
個人であったり、F2FのCommunicationであれば当然ながら具体的に意識する(目の前にいる)が、それがMassに対してのMessageとなったときに、どれだけ具体的にそのTargetを絞りMessageを明確にできているか。ということ。
当たり前だが、実際に徹底的に考え抜いて実践している経営者の方の話を伺うと再度強く意識の必要性を感じた。

次にあるのは”イズム”を明確にする、理解する。ということ。
企業であれ個人であれそこには何かしらの”イズム”がある、”イズム”が無くてはならない。そしてそれを理解することなくして変革はできない、ということ。
新浪さんは、その”イズム”をつくる、理解するためには、その企業の歴史を紐解き、その流れを理解することが必要だとおっしゃっていた。その歴史の中に脈々と流れているその企業の”イズム”が今のその企業をその形たらしめていると。
そして上記は個人も同様。個人に関しても大切なのは”イズム”、自分の哲学だというのがおそらく結論。それを明確に理解できているからこそそれにCommitすることができ、Commitできるからこそ、何を信じるべきで何を退けるべきなのかの判断ができると。
根から明るい方なのだと思うが、その方が”僕がもし朝から気難しい顔をしてオフィスを歩き回っていたらどうなるか、それでは社員の元気も奪ってしまう。だから僕は朝から明るく元気に振舞うことを心がけている”とおっしゃっていた。
自分の調子が悪い?思うように物事が進められない?背負ったものが重過ぎる?
だから暗い?だからため息が多い?だから頭を抱える?
それは違う。
自分の調子が悪い、思うように物事が進められない、背負ったものが重過ぎる
でも自分は調子よく、思い通りに物事を進め、背負ったものへの責任を果たしていきたいはずだ。
だからその目的を握って、それが達成できることを心から欲し、信じて、笑顔で胸を張るのだ。
その方が楽しい人生になる(^^)