プロ論。2
いつ頃だったのかは忘れてしまったが以前読んだプロ論。の2。B-ingという雑誌の巻頭インタビューを書籍としてまとめたもの。
登場する各人が”プロ”とは何であるか?という問いに答える、といった内容ではなく、彼らがいかにして今の彼らとして成り立っているのか、という過程にFocusして、そこからの彼らのメッセージをまとめている。いろんな人の人生であり考えでありに触れられて面白そうだと思って読んでみたが、GMSの堀さんやダイエーの樋口さんも登場していて驚いた。
総じていえること、それは、
「やったからこそその言葉に価値がある。」
ということ。
この中に1つでも、「(自分はやらなかったけど、やったら)こうだと思う。」というような言葉があったらおそらくしらける。大切なことは、全ての言葉が成功/失敗などといったことは関係なく、ただ何かをやり遂げた上で発せられているということだと僕は思う。
今日、意志力革命について書いた内容と重複するが、自分の人生のAgendaに従い、何らかの結果を出し切った上での内容だからこそ、力があり、読む側に何かしらの思いを伝えられる内容であり、また本人としても、言葉として外に向けて発することができるのだと思う。
論理的に正しい/正しくないではない。全て事実だから。
自分で想像してみた。
自分が将来過去を振り返ったときになんと表現するだろうか。それに照らして今の自分は、なんと表現できるような人生を送りたいのだろうか。
自分の人生の手綱を握るその手に、少し力が加えられたような感じがした(^^)
カテゴリー: Book
意志力革命
意志力革命 目的達成への行動プログラム
これまた結構前に読み終えたのだけどなかなか整理する時間が無く…ということでまとめます。
正直、今のプロジェクトで約半年間、考え続けてきたというか格闘し続けてきたというか…逃げ続けてきたというか(?)…(^^;)とにかく頭を擡げてきたMissionに対する自分の意志であり、モチベーションでありというものを考える上で参考にしようと手にした本。
結局のところ「やるならやる!」に尽きる。
頭の中ですっきりしたのは、「やるならやる!そのとおり!やるべきこともわかってます!!…でも…」というこの”…でも…”の状態を”Active non-action”と定義して、ロジカルに整理しているところが良かった。自分でも頭の中、自分のPositionを整理することができた。
(ふと、こうしてうまく整理できていない、把握し切れていない当事者にとっての”現状”と”ありたい姿”を整理して、”ありたい姿”までの道のりとそこを歩く手段を明確にしてあげるのってConsultantの価値の1つだよな。と感じたりもした。…自分のことは最低限整理して把握しておかないと…(^^;))
ということで本の整理。
この本では、人の行動と組織の行動をエネルギーと集中で分解して解釈している。
エネルギーとは、強烈な個人的コミットメントと関与によって増幅される活力であり、集中とはエネルギーを特定の結果に向けることである。例えば人の行動を分解すると以下のようになる。
●一生懸命タイプ (The Frenzied)
マネジャーの40%は、毎日こなすおびただしい量の課題に気を奪われている。彼らは非常にエネルギッシュであるが、集中力に欠け、髪振り乱し、必死で、性急に見える。
●先延ばしタイプ (The Procrastinators)
マネジャーの30%は、エネルギーと集中力の双方を欠いており、組織にとって本当に重要な仕事をぐずぐずと先延ばしにする。多くの場合、彼らは不安定で失敗を恐れる。
●超然タイプ (The Detached)
マネジャーの20%は、仕事から距離を置き超然としている。彼らは集中して任務に当たっているが気力に乏しく、多くの場合、無関心で、ピリピリし、無感情に見える。
●目的意識タイプ (The Purposeful)
仕事を成し遂げるマネジャーはたった10%に過ぎない。彼らは集中度が高く、エネルギッシュで、混乱状態の中でも考え深く、冷静沈着に振舞う。
…ってなんかあらすじを整理した読書感想文を書いているようで気持ちが悪いので以上(^^;)
個人的な考えに戻ると、必要なのは何事に対しても自分としての意義を見出し、それにコミットすること。自分としてのAgendaを持つことだと思う。
勿論最初から人生のすべてのことを網羅するようなAgendaなんてそうそうつくれるものじゃないし、できたとしてもそんな人生はおそらく楽しくない。要らないものは削りつつ、必要なものは加えつつ、その時々に意義を見出して一生懸命生きることが大切なんだろう。
後は1つのことに集中していくと、視野が狭くなったり考えが偏ったりする確率が高まる。だからそれを定期的にチェックするような、自分としての”引き際”もちゃんと定義することが必要なんだと思う。
自分の決断に自分がどれだけコミットできるのか。
1. 頭では理解できるし、やるべきだと考えるけど気持ち的にどうだろう?
2. 頭でも理解できた、気持ち的にもやるべきだと思う、でも物理的にできるだろうか?
3. 頭でも理解できた、気持ち的にもやるべきだと思う、物理的にもできる、できないとしてもなんとかしてやる。
1のレベルや2のレベルでコミットしたと勘違いしてはいけないということ。
3までたどり着くためには、Agendaが具体的なのか、What?だけでなくHow?の方針までちゃんと考え抜いているか、やっていく中で想定される辛いこと、リスクに関しても受容できる覚悟ができているか…いろんなことを考え抜く必要がある。
それらを考え抜いて、思い抜いて、それでもなお自分のAgendaに照らしてその決断が正しいと思えるなら、そこで踏み切る。
決断の前にどこまで頭と心を共に使いこなして目的に重ねられるか。その過程で自分の集中力と目的達成へのエネルギーが高まっていくのだと僕は思う。
…ずれたな(^^;)
ただ、次どうするかを考える前に、ぐっと考えて、ルビコン川を渡ろうと思った。
素人のように考え、玄人として実行する
素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術
Projectの中で、ある研究所の方から頂いた本。何日か前に読み終えたのだが内容を整理する時間が無かったのでこのタイミングで(^^)
金出武雄さんというカーネギー・メロン大学の教授が書かれた本。タイトルがその通り内容を端的に表現していて、要するに”素人のように自由に発想して、実行するときは玄人のように緻密にやりましょう”という内容(そのまんま)。
本の構成、内容もロジカルで僕は好きだ。目次で、章立てがKey messageになっているのも嬉しい(^^)
発想は、単純、素直、自由、簡単でなければならない。そんな、素直で自由な発想を邪魔するものの一番は何か。それは、なまじっかな知識 ――知っていると思う心――である。知識があると思うと、物知り顔に「いや、それは難しい」「そんな風には考えないものだ」という。(略)実際、専門家というのは「こういう時にはこうすればうまくいくはずだ」「こういう時にはそうしてはならない」というパターンを習得した人である。その分野を知っているだけに発想を生む視野が狭くなってしまう。
僕がこの本を読んで感じたのは、”彼が言う研究職とコンサルタントは似ている”ということ。
なので、読んでいて自分の仕事を考える上でも非常に刺激になったし、ある種少し楽になったところもある。なぜならば、それは、コンサルタントというプロフェッションを持って活動する上で大切なことは”素人”のように発想して、”玄人”のように実行することだ、と考えることができたから。発想は、プロの”素人”でいいんだな、と(^^)
では、似ていると感じたところ、自分として刺激になったところはどこか。ざっと並べてみると全部で7つ。
1. 大切なのはどこを”端折る”かだ
2. いい研究かどうかは、そこにシナリオがあるかだ
3. 構想力は問題を切り取る力だ
4. 問題解決能力とは「何とかする」力だ
5. 抽象化とは抽象的なことではない。ツボを押さえることだ
6. 人に影響を与えないアイディアに価値は無い
7. 意見の無い人間は要らない
上記、当たり前といってしまえばすべて当たり前。じゃあその当たり前を、自分が当たり前に実行できていたかというと、…反省点は多い。
今のProjectはこの年末年始で引き継いで自分としてはCloseする。
次により高いPerformanceを出すためにも自分のスタンス。自分が考えるコンサルティングというものを整理しておきたいと思う(^^)
ネクスト・ソサエティ
ドラッガーの死去、そして11月中旬から参画した新たなプロジェクトで5-10年後のマクロ環境はどのようになっているのか、というIssueに応えるための参考に、というきっかけで開いたこの書籍(以前にも書いたと思うが、社会人になってまもなく購入したのだが、そのときの自分にはあまり必要ない内容であった、興味がもてなかったという理由から読まずに寝かせていた)を読み終えた。
大体の内容が1997-2001のInterviewの内容であったり、何らかのドラッガーのアウトプットをまとめたものである。読んでいて違和感を覚える部分はそれほど無く、大体今という時代を捉えている。(彼が言う人材派遣業と雇用業務代行業に関しては僕は若干異なった考えをもっているが)
どれほど鋭いInsightであろうか。今読んで違和感をそれほど覚えない内容を7-8年前に描くことができるとは。
また、ネクスト・ソサエティそのものからは若干離れるが、本の中で心に残った言葉があるのでそれを書き留めておきたい。
「本物の変化とは人が行うことであり、一時の変化は人が言うことである。」
世界の変化がスピードを上げ、且つ複雑化していく中でその動きを読み先を読んで行動に移す/流れに対応する等はいっそう困難になるとともにいっそう必要となる。そのような中で本当の変化を認知するためにはどうすればいいか、という話の中での言葉。
人が口にしているだけならそれは一時の変化であり、人が動き出したときそれは本物の変化である、と。
当たり前でありながら非常に端的な判断軸であると思う。
自分が理想とのGAPを感じ、それを埋めようとしているとき。自分はそのGAPを口で埋めているのだろうか。行動で埋めているのだろうか。
どんな理論を知っていようとも、どうするべきか知っていようとも、理論を実践しければ、どうすべきかにしたがってそうしなくては、その”知っていること”に価値はないのだろう。
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さて、今日はもう寝て、朝早く起きてこの週末に実施するProject合宿の課題をやってしまおう(^^)
最近朝弱い。そんな自分にとって上記は一時の変化で終わるだろうか。それとも本当の変化になるだろうか。…早く寝よう。
戦略パワー・プロフェッショナル
以前に読み終えたのだが、Blogに感想を書くのを忘れていた(^^;)そして先程ウィニング 勝利の経営について書いていて思い出した(^^)
最近、この手の本や勉強からは遠ざかっていたし、久しぶりに頭の整理をしてみようと思い購入、読んでみた本であったが、復習するには十分な一冊であった。勿論新たな発見もあった。
今参画しているProjectがコンサルティングとは少し色が違うからか、コンサルティングであり、○○Thinkingでありに対する見方が変わりつつある中で、いい一冊に出会えたと思う。以下の4つの力に関して書かれているのだが、それぞれの中で自分が感じたことを簡単に書いてみようと思う。
*あらすじだけの読書感想文のようになってしまった(^^;)…反省。大切なのは自分の頭で考えて、実践することです。
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1. フレーム力 『問題をとらえる切り口は、正しくユニークなのか?』
簡単に言うとPESTからSegmentation、Targettingするまでの考え方である。それを問題を捉える切り口と表現しているが、ここでは①どの視点から捉えるのか②どの範囲を捉えるのか③どの程度大きく見るのか④フレームの制約条件や前提条件の4つの確度から捉えている(①~③がSとT、④がPEST)
ここで重要なのは、どの括りで市場を捉えるかということ。何を持って自分が扱うフレームとするのか、というところだろう。1つの業界を見たときに、業界全体として成長が停滞してきていたら成熟・衰退市場として扱ってそれなりの戦略を立てに行くのか、もう一歩細分化してその中のどこが業界全体を見たときに成熟・衰退市場たらしめているのか、その中でも新しく生まれている市場は無いのか?成長している市場は無いのか?と考え、そこにFocusして、導入期・成長期の戦略を立てていくのか、等で事業の方向性は大きく変わってくる。
そして、具体的に考えるということ。これはMKTで言う、Segmentを切る変数は顧客の中にあり、Positioningとは顧客の中における位置づけを考えることである、というのに通じるものである。具体的に考えるとは、日常生活で使う消費財であれば、ユーザーを想定し、各ユーザーの日常生活を具体的に考えるということだ。そして、その消費財を使うシーンだけを想像するにとどめず、そのシーンの前後にある彼らの行動も想像するということだ。
そして、この中でもいくつかのフレームワークが紹介されている。ここで感じるのは、”フレー実ワークの意味は使う目的に順ずる”ということだ。何らかのフレームワークを使うときに、それをつかうなら目的はこれ、というように、フレームが目的を決めることは無い。目的がフレームを決める(ときに壊し、新たに生み出す)のだ。
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2. コンセプト力 『これから進むべき具体的方向は、どこか?』
1で考えた対象となるフレーム(受け手)にどういう価値(実用的/感情的)を届けたいのか?という、前に進むときの指針となるものを構想する力だと思う。ここで大切なのは、対象フレームをどれだけ理解しているかということ。対象フレームに望まれない、求められていないコンセプトを打ち出してそこへアプローチしてもそのフレームにいる人の心には響かない。
対象フレームにいる人々が何を望んでいるのか(そもそもその望み等の共通項でくくられた人が集まった結果のフレームなのだが)を捉え、それに応える明確なコンセプトを打ち出すことで、そのコンセプトは具体的にどのような属性になるのか、その各属性がどういった価値を提供するのか、それを実現するためには何をどうすればいいのか、伝えるためには何をどうすればいいのか…等々の戦略でありマーケティングでありの話へ展開されていく。
ここで、著者が提唱している「優れたコンセプトの条件」は以下の4つ。
2.1 製品・サービスの受け手が誰か、具体的に見える
2.2 受け手にとっての実用的・感情的価値をガイドする
2.3 ビジネス活動上の思考や行動の具体的指針となる
2.4 作り手から受け手まで、すべてのビジネス展開に一貫性と整合性を生み出す
製品やサービスというのは受け手が見えないままコンセプトだけが一人歩きすることはありえない。また、コンセプトを商品に結実させるためには、受け手にとっての実用的・感情的な価値を明確にする必要があり、受け手の切実なニーズは何かが語られているはず。そして、優れたコンセプトは、ビジネス上のすべての関係者が、ビジネス活動を行う際の指針になる。コンセプトがクリアであれば行動の結果は必然的に一貫性のあるものとなる。
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3. ロジック力 『なぜそうなるのか? それをやると、どうなるのか?』
So what? Why so?を考え抜く思考力だ、と僕は考えていたが、それは少々カタい考えであったのかもしれない。もしくは甘い考え方。ここで筆者は、”モノゴトの因果律を見抜く推察力と、ストーリーの筋書きをつくる創造力”であると言っている。
僕が考えていたのは前者の推察力に係る部分であり、それだけでは不足していると。その上でストーリーの筋書きをつくるのだ、でそのストーリーは関係者の頭と心に響き行動に訴えるものである、というところだろう。
筆者は以下のように言っている。
「なるほどそうか!」「明快で確信できる!」「よし、やってみようか!」と実践にポジティブな影響力を持つのが真のロジックだ。「理屈はそうかもしれないが…」「正しいことは理解できるが…」という反応が出るのは机上の理屈だからであって、人を動かすロジックにはなっていないのである。
ビジネスに求められるロジック力は、さまざまなミクロやマクロの視点から、また過去から将来にわたって幅広く、深く、五感すべてを動員してモノゴトの関係性をとらえる力である。
勿論上記全てが正しいとは僕は思わない。特に前者に関しては、受け手の納得感であり行動への結びつきに関与する変数はロジックの筋だけではないはずだ。それを伝える人のバックグラウンドであり、人格であり、伝える方法でありタイミングであり…他にも要素があると思うからだ。勿論、間違ったロジックを今書いたような他の変数を操作することで通すことはあってはならないが。
ただ、このように自分としてのポリシーを持ってモノゴトを自分の腹に落とし、実践しきれる人というのは僕は強く尊敬する。自分もそうありたい(^^)
また、筆者はこうも言っている。
ビジネスのロジックは、常に変化する。したがって、ビジネスを完璧に科学することはできないが、だからこそビジネスを科学しようというマインドがなおさら求められるのだ。
自分としても注目しているロジック力だからだろうか。それとも筆者が力を入れているパートだからなのだろうか。筆者のメッセージというものが他のパートに比べて強く感じられた。
で、ロジックに執着すべき視点として筆者は5つの点をあげている。
3.1 業界構造のロジックを理解する
3.2 ビジネスモデルが成功のロジックを示す
3.3 問題発生のメカニズムを解明する
3.4 打ち手のインフルエンスを推理する
3.5 相互関係のシナジーのロジックを明かす
読み返してみたが他のパートに比べてこのパートは学ぶ点が多く感じる。嬉しいことだが危ないことだ。他のパートへの自分のAttentionが下がっているからかもしれないので。拘りを捨てて素直に学びたいものである(^^)
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4. ポジショニング力 『どのように位置づければ、成功するのか?』
相対的に優位な状況を構想し、その位置づけを受け手に認知させる力。筆者はそもそもポジショニングを意識することの重要性を強調している。それは企業に対しても個人に対しても、である。
ポジショニングという作業は、他との違いを戦略的環境で相対化する作業であり、ポジショニングのプロセスにおいてさまざまな相違点がクリアになる。つまり、ポジショニングを考えること自体が、自分を切磋琢磨し、洗練する機能を有している。
”自分の名刺”を作るという作業が、自分自身の市場でのポジショニングを確立するための始まりであり、自分のポジショニングを進化させる機能を持つ。
で、優れたポジショニングは、ポジショニングがゾーン型とパーセプション型の2つに分かれる上で、4つの条件がある。
4.1 他社との明らかな相違点を示す
4.2 相対的優位性が受け手に認識される
4.3 将来にわたって優位性を持続できる
4.4 全体ポートフォリオの限界を超えない
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久しぶりにクリシンのクラスへ戻ったような感覚がした(^^)昔はロジック力の中の前半のパラグラフの中で必死にもがいていた気がする。
今の自分はどこまでがんばれているだろうか。己を知ることが成長の第一歩であると感じている(^^)そして避けたいのは、こうして様々な学習を続けるのはいいものの、その目的を見失うことである。ただの耳年増になることは避けたい。実践(^^)!