あなただからできること

最近はProjectといくつかの提案活動に参画している。Themeは書けないけど色々。その中で感じることが”あなただからできることって何?”ということ。Discussion PaperをつくるにしてもProposalをつくるにしても、いってしまえば何かMeetingにでるにしてもCommunicationするにしてもそう。
”で、あなただからできることって何?”
Issueを特定して、それをFrameworkで分解してどうするべきなのか仮説を立てる。相手の状況に鑑みてMessageの仕方を調節する。でもそれっておそらく他のFirmでも言えことだし、ClientがMBAホルダーだったり勉強してたりしたら彼らでも考えられるよね。で、彼らはおそらく一度はそういう発想をしている可能性って高いよね。そうじゃない、自分たちのFirmであり自分たち、そして自分自身だから考えられること、できることって何かないのかな、と。で、それがなかったらClientの心に響くものって小さい、もしくは無いんじゃないかな、と。
この問いかけが僕は好きだ。自分で問いかけるにしても、優秀なconsultantから問いかけられるにしても。
これまでGMSでMBAをかじってみたり何冊もの本から有益な示唆を得ることができてきたと思っていたのだけど、その中で”自分”っていうものが埋もれていたような気がするからだ。MBAだったり他人の考えによって良くも悪くもそれなりにキレイな、程よく標準化された存在になっていた気がするからだ。
MBAだったり自分が勉強してきたものというのは、TPOにあわせて付け替えられるアイテムではなくて、それをきる自分の心であり体でありを鍛えるためのものであるはずだ。
何かモノがあったときに、かなづちを持ってる人はかなづちでそれをたたきたくなるし、くぎ抜きを持ってる人はくぎ抜きでそれをどうにかしたくなる。一歩上に進むと何かモノがあったときに何を使うべきか道具を選択して対応できるようになる。
もう一歩上にいくと何かものがあったときにどうするべきかを考えて、使える道具があれば使い、使えるものがなければ適した対応策を練るのだと思う(使えるものをつくる、という選択肢も含めて)。
unlearnとは言わないが、一度色々と身に纏ったものを脱いでみて、裸の自分を鍛えていきたいと思う。不思議なものでそう意識すればする程、何か身軽になって、自由になってもっとClientに純粋にFocusできる気がしている。
こういった経験が楽しいし嬉しい(^^)