Egypt – Ishimarukan

11/25は昼前ごろから外出。国立科学博物館にて開催されているミイラと古代エジプト展へ。上野公園へ行って気がつくのが”紅葉”。気がつけば11月も残すところ後1週間 / 今年も残すところ後1ヶ月ちょっと。紅葉のシーズンだ。エジプト展まで時間はそんなになかったのだけど思わずゆっくり歩いて、最近徐々に冬の雰囲気になりつつある秋を満喫した。
エジプト展では、CTスキャンした画像を3Dで再現したような感じで、包帯を解くことなく中身を見られるということで、まず3Dであるミイラの一生を追いかけてみた後でその頃のミイラにまつわる品々を眺めていった。当時の生活や死に対する考え方を知ることができとても興味深かった。”死ぬ”ということについて考え始めた人、そしてその”死ぬ”ということの後に世界を感じ、それを描きを築いた人、誰なんだろう。
ミイラのつくり方の中であったのだけど、内蔵はすべて取り出してつぼにしまうか、包帯に包んで体内に戻すのだが心臓だけはそのまま傷つけずにおいておくらしい。それは心臓が死後の世界に移る際にあるとされる裁きにおいてその人を助けるものだからとということだった。
死の後にある世界やそこにたどり着くまでの仕組みは勿論、これって心臓が臓器の中で他とは違うということに気づいていなかった考えられないものだと思う。どうやって気づいたのだろう。鼓動を打ってるから?生きていくうえで考えたり感じたりする際に胸が痛む瞬間があるから?戦争等傷つけあう中で心臓を貫かれると死ぬ=生きていくうえで重要な部分である、と気づいたから?
なんだろ。そういえばネコのミイラやタカのミイラもあった。
その後は渋谷をぶらぶらしながら夜は目黒の石丸館というフレンチレストランへ。このレストランは知らなかったのだけど料理・ワインともとても美味しい。夫婦2人で切り盛りしている。Webで調べたところ、料理は美味しいけどサービスが悪い、というコメントを寄せられている方がいたのだけど、実際に触れてみると、悪い人ではないみたい。シェフはとても気さくで、ワインについて、そして食についてを面白くまた深く語ってくれるし、奥さんもクールではありつつも話しているときの笑顔はとても素晴らしかった。まあ評判は人によるということで。僕らは勿論◎。予約が1組だったこともあって、帰りは店の出口まで二人で見送ってくれた。暖かい、家のような雰囲気だった。料理の名前はほぼすべて忘れてしまったのだけど、写真は確か鯛のポアレ(^^;)・・・なんだっけ。皮がぱりっとあげられていてさくさく、身はふっくらとしていてあっさりした味付けだった。ワインはChateau Giscour 1996、ワインってあまり詳しくないのだけど美味しかった。少し勉強でもしてみようかな。話していて思ったのは良い/悪いって銘柄で云々言うよりも自分の中で何が・どう美味しいと感じられるのかをちゃんと理解して、自分にあったワインを見つけることだということ。
その後は、六本木に場所を移して遊んでから帰宅。秋の雰囲気に浸り、エジプトの時代・文明の奥深さを感じ、美味しいフレンチとワインに舌鼓を打つ。贅沢な一日だった(^^)
街は各所にクリスマスのイルミネーションがちらほら。

うごけよ

組織を移り、それにつれて自分を取り巻く環境も変わった。もちろん仕事に対するスタンスや、若干大げさなところはあるば文化が変わったと感じるところもちらほら。嬉しい事に刺激と成長機会に溢れる素晴らしい環境だ。
そこで感じるのが”うごけよ”ということ。自分が。
あるべき姿を漠然と描くのは視点を高く持つことができれば誰にでもできる。そこにものの考え方を身に着けて、フレームワークを持っていればあるべき姿はより具体的に描ける。その価値も理由も論理的に、定量的に説明することはできる。
でも、求められてるのはそれだけじゃない。それを実際にPilotででもインプリする、もしくはClientが実際に動く過程を支援することが求められる。限られた期間、限られたリソースの中で。
そのとき、現実的に動けるスコープが見えているときにどうしても、最低限こたえるべきIssueであり、ClientのObjectiveにFocusしてしまいがちだ。
でも僕はそれは違うと思う。
期間・リソースが限られていても、最終的にあるべき姿は具体的に描けていないといけないし、その中で今回のEngagementの中でどこまでを実現するのか、その後Clientはどうしていくべきなのか、それはちゃんと描く必要があると思う。
で、思うなら”うごけよ”と。自分のPositionで妥協というか、目の前のIssueに走ってどうする、と。目の前のWork、応えるべきIssueにだけとらわれていては部分最適に陥ってしまう。いかに高いPressureがかかっていても、そうなってしまってはCosultant失格ではないかと思うのだ。
Engageに参画していない人とふらりとDiscussionしてみると自分が部分最適に、Clientの目の前のIssueに応えるということしか見ていなかったということに気がつくことがある。これはとても怖いことだ。
ロールモデルに重なろうとするな。自分の軸で物を切れる・解釈できる・語れるようになったときにConsultantとしてのBreakthroughを得た気がする、と話してくれた方がいた。
自分も自分の軸を持って走りたいと改めて思う。Professionalとしての自覚・信念と、Professionalたれる実力を磨きながら。