昨日無事に日本へ戻ってきた。バルセロナを5月末に離れて2週間弱程度東へ旅行をしながら戻ってきた。時差ぼけがある以外は至って元気だ。
バルセロナを離れる前、卒業前後も含めると、
- ポルトガル(リスボン)
- スペイン(サン・セバスチャン、アンダルシア(グラナダ、ミハス、コルドバ、セビーリャ、バルセロナ(カタルーニャ音楽堂、サン・パウ病院))
- イタリア(ローマ、フィレンツェ)
- クロアチア(ザグレブ、プリトヴィッツェ湖畔群国立公園)
- トルコ(イスタンブール、カッパドキア)
と巡って日本へ戻ってきた。一旦実家へ戻ってきて、これから東京への引越しと東京での生活のセットアップだ。
まずは一息ついて、この旅行を振り返ったり、そもそも僕がMBAで何を得たと感じているのかを振り返ってまとめたりしたい。
写真の整理だけ済ませた。上記では3,000枚を超える写真を撮っていた。この短期間に多くの場所を巡って多くの写真を撮っていると、自身の表現力の薄さを強く感じる。
自分が何に感動しているのか、何がその感動を象徴しているのかを深く掘り下げることなく、全体を収めるために超広角レンズを使って視界に入るできるだけ多くのものを収める。その繰り返しだった。それが良いな場合もあるのだが、往々にしてものを削ることで残されたものが際立つし、その逆で全てを含めた広角の写真は何も際立たない。何も伝わらない。
写真を撮る時間をおさえるためにぱっと広角で切りとって、歩きまわって旅行を楽しんだのは良かったのだけど、残った写真を見ると少し寂しくもある。
もし狭い単焦点だけを持って旅行をしていたら、きっと僕は自分の目に映るシーンでありものの何がインパクトがあるのか、何に対して自分はそう感じているのかをもっと考えていただろう。一方で壮大なカッパドキアの朝日であり、カテドラルやモスクといった建築物のそれを表現することは叶わなかったかもしれないが。
インプットを増やしたい。
これだけアウトプットをしてこの結果だ。今必要なのはインプットだ。どんな構図で何を撮るとどのように感じられるのか、表現できるのか。そのために技術的にどういう場合に何をどうする必要があるのか。
大切なのは前者だ。デジタルカメラを使っている以上、後者はデジタルな変数の組み合わせでしかない。それに、何より前者を実現するための後者だ。
ということで、また気に入った写真集やら雑誌やらを眺めて感性を養いたい。そしてカメラが欲しいしレンズも欲しい。