4th Termを振り返る

4th Termが今週の水曜日頃に終了した。1st Yearの時のように今日で終わった!とならないのは、2nd Yearの今期から全科目選択となり、また最後に試験かレポート提出かというのも科目によって異なるためだ、そしてそのレポートの締め切りが幾つかまだ先に設定されているためだ。こうして書いている僕もあとひとつレポートを抱えている。テスト終了直後からの旅行の予定を前々から入れていた仲間は水曜日までにすべてを終わらせるべく計画を立てていた。そうではなかった僕は少々ゆっくりと物事を進めている。

ここに4th Termを振り返りたい。

期の最初に書いたとおり、僕は3つの領域に関してこの3ヶ月間学んできた。Emerging Market、Entrepreneurial Management、Leadershipだ。

特にEntrepreneurial Managementに関してが面白かった。実際に2つのStart upで働く機会を得られたからだ。そして、ふとしたきっかけで欧州の起業家、VC、投資家が集うカンファレンスへ参加する機会を得られたからだ。

既にそこでの気づきは3つのエントリーに記してきた。

2つのベンチャーで働く | Embark on working for 2 start ups

スタートアップで一歩を踏み出す。自分が発現できる能力が企業の能力を規定する

自分の持ち味を知る

貴重な経験だった。夏に不格好経営を読んだ際に触れたコンサルタントと起業家の違いは一層身を持って理解を刻むに至った。これは特に得難い経験であったと思う。

そして過去にInnovation Managementとしてクライアント企業内での新規事業計画策定、事業立ち上げの支援をしてきた経験と比べることでもそれとStart upの違いを理解することができた。

Leadershipに関しては自身のPersonalityに関して、反射的・無意識的に反応してしまう自分のTemperamentと、意識的に選択できているCharacterのふたつの観点から理解を進めた。自身のアセスメント、教授のカウンセリングを受け、これからの人生で自身をより良いリーダーにするためにどこを伸ばすべきなのか、そのために何をしていくべきなのか、日々の行動に簡単ないくつかの工夫を加えるということをしてきた。これはまだまだ継続が必要だ。このように、自身の長短を理論の裏付けを持って体系的に理解し、受け容れ、より良い物にしていくというスタートラインに建てたというのも大切なことだ。

ただ、この手のパーソナリティに関してケーススタディで学ぶのは自分には少し難しかったように感じている。自身の過去をケースとして扱い、集中的に理解・内省する時間を合宿形式でとり、その共同生活の中で感じる事も含めて仲間同士で率直なフィードバックをぶつけあっていくスタイルのほうが良いと思う。

経営戦略でありマーケティングでありファイナンスであり、そういうものであればケーススタディが良い。未経験の問題に擬似的に対峙し意思決定の訓練をできるということ以上に、課題と登場人物が切り離されているから自身をその環境に置いて考えられる。一方で課題がパーソナルな内容になればなるほど、ケースで学ぶのは僕には難しい。汎化できないからだ。課題が登場人物の内面にも多分に存在するからだ。自分をその登場人物に置き換えることができないのだ。

ということで、学びを内面に求める、パーソナルなクラスであるほど、他人のケースではなく個々人(自分)の過去から学ぶべきなのだろうと考えるに至っている。

Teamworkに関しては相変わらず仲間に恵まれていた。それに甘んじて低きに甘じていないか、居心地の良さに安住し妥協していないかというのは引き締めて来期に臨みたいところ。

また、プロジェクト等でスペインの外へ行く機会が多かった。ブラジルへ1回、アメリカへ2回、イギリスへ1回。旅行もたくさんしたいが、今はまだやるべきことやりたいことがあるので、それが終わったら、来年の春頃になるだろうか、に計画したいと思っている。

 

気がつけば卒業まで後5ヶ月程だ。