テンポとノリが大切だから自分の判断基準はシンプルにしておきたい

MBAでの生活は機会に溢れている。望み行動さえ起こせばできることは多い。一方で時間は1日24時間であり、意識的にも無意識的にも取捨選択をする。といいながら、そんな機会がいつどんなタイミングで見つけられるか、ひょっこり現れるかは自分の直接のコントロールの外にあることが多いように感じる。

そしてそんな時はテンポとノリが大切なように思う。

仮説の域をでないが、自分含めて周りを観察していると、機会をとれるかとれないかはそれが目の前に現れたときに反射的に手を伸ばせるかどうかで決まっているように感じる。何かに誘われた時に二つ返事でOK!と言えるか、何かできないかと聞かれた時に拍子よくOK!と言えるか、自分がやりたいことを見つけた時に、即座に胸を張って手を挙げられるか。

そう考えると、その場のノリに任せて動いて大丈夫なのか、とも思える。決して簡単に判断して良い内容ばかりではないだろうし、安請け合いして良い結果が出せるかどうかを考えだしたら首を捻って考えたくもなるかもしれない。

しかしそれは順番が違うのだと思う。そうやって反射的にテンポとノリで動けるように、普段から自分のやりたいことをシンプルに整理して、自分の判断軸もややこしい話をそぎ落としておくのだと思う。

テンポよくノリで動くことが大切だから、何にも考えずにとか快楽主義的にその場その場で美味しそうなものに飛びつくのではなくて、自分のなすべきこととその判断基準を反射的に使えるほど自分に浸透させるのだ。

a. テンポとノリが良く、それは自身の価値観と判断基準に裏付けられている
b. テンポとノリが良いが、それは場当たり的で何も考えられていない
c. テンポとノリは悪いが、自身の価値観と判断基準に照らして考えている
d. テンポとノリは悪いし、自身の価値観も判断基準も考えられていない

bcのどちらが良いとは一概に言えない。cで、自身の価値観や判断基準に迷いテンポとノリを崩してしまいチャンスを掴みあぐねて時間が経っているようであれば、bに移行してそれまでの自分では手にしなかったような経験をしてみるのもブレイクスルーのきっかけをつくるひとつのように思う。逆にbで、なんとなくその場その場で面白そうなことをやってきたけど本当にこれで自分の人生いいのだろうか、と頭の片隅にもやっとしたものが生まれてきているようなら、cへ移行して、一次的にテンポやノリは悪くなってしまっても、自分の価値観と判断基準を過去の経験から導出する、未来に向けて決める、というのも良いだろう。dなら、a-cに移行しようという意図を持てたら、進みやすい象限へ進めば良いと思う。

ふと考えた。

そして自分は最近cとdの間にいたなと思った次第。さて、これからこれから。