プレゼンテーション資料の質を最低限担保する2つのロジック

Marketing Planning and ImplementationのクラスのアサインメントであったMarketing Planのプレゼンも何とか終わった。このアサインメントを通じて得られたチームワークに関する気付きは別途振り返りたい。

今日はプレゼンテーションの資料をつくる際に、これを抑えておけば最低限の質を担保できる2つのロジックについて簡単に書いておきたい。

Horizontal Logic
Vertical Logic

の2つだ。それぞれの説明に入る前に前提を書く。

プレゼンテーションの各スライドに、そのスライドで伝えたいメッセージが明記されていること

2つのロジックについて説明する。

Horizontal Logic
プレゼンテーション資料のヘッドライン(明記した書くスライドのメッセージ)をつなげるロジック。例えばPowerPointであればOutlineモードにすると簡単に一覧できる。この書くページ数十文字のメッセージだけを読んだ時に、ストーリーとして繋がっていない、ロジックが通っていない場合、その資料はあなたがプレゼンテーションを通じて伝えたいメッセージを十分に支えていない。

Vertical Logic
プレゼンテーションの各スライドのヘッドラインとボディ(ヘッドラインの下の空白。スライドの大部分を占める)をつなげるロジック。例えばPowerPointであればスNormalモードにすれば一目瞭然であると思う。ヘッドラインに書いてあることをボディにあるサブメッセージ(表現方法はグラフかもしれないし、表かもしれない)の関係を見た時に、ロジックが通らない場合、そのボディはあなたのヘッドラインを支えるのに必要十分になっていない。

最低限、上記2つのロジックを担保することで、最低限、ロジック・ストーリーに飛躍のないプレゼンテーション資料がつくれる。

このロジックに従って資料をつくっていると、自分の言葉遣いに対する感度、グラフや表に対する感度、色使いに対する感度があがるはずだ。自分が伝えたいメッセージを表現しない、価値のない言葉は使わなくなる、メッセージを支えるのに適当でないグラフは表は使わなくなる。グラフは表の形・レイアウトは勿論、その中に含める情報とその順序も然りだ。そして色使い、なぜこの要素とこの要素の色は違うのか、なぜグラデーションなのか、なぜその色なのか。全てがメッセージを支えるという目的に照らして評価されるはずだ。

ロジックを考える順序も上記の通り。まずHorizontalプレゼンテーションの目的を達するために必要なロジックとストーリーを考える。そのメッセージをスライドに割り当てていく。次に、各スライドのボディに必要なサブメッセージを展開し、それを伝えるのに適した表現方法(グラフ・表・テキスト)を選択する。ここには例えばグラフであれば種類、盛り込む情報の決定も含む。最後に見た目直し。各スライドのメッセージを明確にサポートするために色使いのメリハリ、テキストの大きさのメリハリ、オブジェクトの位置のメリハリをつける。
#これはエンターテイメント系のプレゼンには向かない。