選択する力。選択への責任。自分の範囲。

今こうした事態にあって頭の中に改めてあるのは、レスポンス・アビリティ、レスポンシビリティ。外からいかなるインプットを得ても、それに対する自分のレスポンスを選択する能力は自分にあるということ。その自分のレスポンスの責任は自分にあるということ。
そして何事においても自分の範囲があるということ。コントロールできないこと、直接コントロールできなくてもなにかしらの影響を及ぼせること、自分でコントロールできること。
今こうした事態にあって、いつもより丁寧に上記を考え、自分の中に刻んでおく必要がある。
いくつもの情報に触れられる中で、自分は何を選択して受け入れるのか。そしてその結果何をレスポンスするのか。情報に流されて混乱することも、情報の矛盾を探して誰かを責めることも自分の選択であり自分の責任。自分がコントロールできない範囲の情報はそれとして、自分が影響を及ぼせる範囲、直接コントロールできる範囲に集中して、その影響力でありコントロールを行使するのも自分の選択であり自分の責任。
ここを曖昧なままにしていては、人によっては多くの情報にひたすれ触れ続けることで、そして起こった出来事の大きさの前に自分の無力さを責めることで、心を消耗させてしまうことが起こりやすい状況にあるようにふと思えたので。