ふとした感動

金曜日は北陸へ日帰り出張。仕事は勿論のこと、いくからには食べようと出張メンバー2人で固く誓ったのは”カニ”。終電の時間と駅近くでカニが食べれるお店に目処をつけて出発。ちなみに終電は20時前。
ありがちな話ではあるのだけどこういうときのミーティングは長引く。往々にして。
そして今回もそのパターン。
追加の論点を明確にして、ディスカッションをし、次の方向性をセットしてミーティングclose。18時過ぎ。
外に出てタクシーを待つ。18時半前。
同行していた方の中で何度かこの地に足を運んでいた方がおられ、僕達が今日はなんとしてでもカニを食べて帰るのだと話すと駅近くのオススメのお店を教えてくれた。それだけでも既に嬉しい。
タクシーに乗り込み駅へ。18時45分。
お店へ向かう。駅からお店へ向かう道が既に玄人を思わせる裏道。期待が高まる。
お店に着く。18時50分
ふと思う。金曜日の夜だし満席だったらどうしようと。すると案内してくださった方が”大丈夫です、さっき予約しておきましたので。私も同席してよろしいですか?”と一言。もういくらでも同席して欲しい。感動。
テーブルに着く。開口一番”カニは、カニはありますか?”。ありました、カニ。せこがにと言うカニが。早速注文。加えて色々と注文するもとってもお店の方に薦められるままに注文。最終的には”とりあえず以上で”という言葉さえお店の方からでてくる。
前菜とカニの準備がでてくる。あっという間に前菜を平らげカニの登場を待つ。19時15分。
するとまずカニの甲羅に身とミソを合えたものと、卵がでてくる。とってもおいしい。甘くて柔らかくて。ちなみにいっしょに頼んでいたお刺身も白子も牡蠣フライも全てがおいしい。あっという間に平らげる。残るカニの登場を待つ。
お店の方がやってくる。19時30分。
なんと、時間が無いことを既に知られていて、私達の方で身をむいておだしさせていただきますね、と。その優しさにもう感動。3人頭を下げてお礼。
そうしてやってきたカニの身をあっというまに平らげる。19時45分。
そして駅へ向かう。おいしいもので中が満たされているって幸せだなあと思いながら。
結局その後、計算を間違えていたのか電車はギリギリで駅の階段を数年ぶりに全力で駆けのぼることに。おなかがいっぱいのときに全力で走るなんて早々経験がない。。。そしてやっとのことで席についたそれぞれはすぐに眠りに落ちた。
今日ふと調べてみると、せこがにが解禁?になったのは先週のことだったようで、とってもいいタイミングでたべることができたみたい。

友達の結婚式

前々日から大賑わいを見せていた友達の結婚式も気がつけば無事に終えてから一週間が経とうとしている。とってもキレイなお嫁さんと、めったになかない新郎の本人も思いがけずにこぼした涙が印象的だった。そして、それぞれ限られた時間の中で、大学からの友達が一丸となってつくった映像に披露宴に出席していた新郎新婦の他の友達の面々も涙してくれたことが嬉しかった。
末永く幸せでいてほしいと思う。

前々日から大賑わい

日曜日は高校からの友達の結婚式。仕事の都合もあって金曜夜に現地入りして友達の家に久しぶりにお世話になる。この夏に3人目の赤ちゃん(待望の女の子)が生まれたその家はとってもにぎやか。笑い声、泣き声、叫び声なんでもかんでもが溢れている。長男はもうずいぶん大きくなって中身のある話もできるようになっていてまた昔とは違う楽しさがあった。漢字の読み方やら意味やらを話しながらポケモンについて教えてもらった。
次男はそんな長男と同じ事をやろうと必死。負けず嫌いなのはいいことだと思うけどこの年頃の2歳の差は大きい。長女はたまになくもののすやすやと寝ていた。たまに遊びに幾分には楽しくて仕方ないのだけど日々格闘しているお父さんお母さんは疲れるときもあるのかもしれないなあと思った。なんだけど子ども笑顔を見たら疲れなんてどっかいっちゃうんだろうなーとも思った。そして土曜日は前日入りした遠隔地の友達と集まって遊ぶ。土曜日と間違えて正装して登場した友達いて笑いの絶えない時間に。
そして夜は久しぶりに実家に帰ってきてこれから食事。

プレゼンテーションzen

プレゼンテーション Zen
Garr Reynolds (著), ガー・レイノルズ (著), 熊谷 小百合 (翻訳)
以前に読んだノンデザイナーズ・デザインブック過去エントリー)にも通じるプレゼンテーションそしてそのデザインについて書かれた一冊。”プレゼンテーション”の資料にfocusして書かれている。読んでいて目にも気持ちが良いし学びの多い一冊。
自分の経験からいくと、この手の話はどんな本を読み、デザインのルールを理解することよりも、実際にそうしてつくられたマテリアルに触れる/プレゼンテーションに触れることの方が多くを学べる。そしてこの本には実際に何人かの著名なデザイナー、プレゼンテイターの資料が紹介されている。テキストでの説明をほどほどに理解したら、その実際のプロフェッショナルの資料をみれば知る→できるに移行する大きな手助けになると思う。
コンサルティングの中で作成する”報告資料”とこのプレゼン資料はわけて考える必要がある。それは目的が異なるからだ。とはいえ改めて学べることは多い。往々にして資料の簡潔さでありその鋭さでありはそれをつくるヒト、そこにメッセージを込める人の思考の簡潔さであり鋭さでありに直結している。頭の中が散らかっているヒトは散らかった資料しかつくれない、散らかったプレゼンテーションしかできない。
なので、この本で資料の観点からルールを見直すことができれば、結果として資料に落とす前に頭の中でだすべきアウトプットも見直され、思考のパフォーマンスを上げることにもつながるのではないだろうか。そんな気がしている。

単純であることは究極の洗練である
—レオナルド・ダ・ヴィンチ