プレゼンテーションzen

プレゼンテーション Zen
Garr Reynolds (著), ガー・レイノルズ (著), 熊谷 小百合 (翻訳)
以前に読んだノンデザイナーズ・デザインブック過去エントリー)にも通じるプレゼンテーションそしてそのデザインについて書かれた一冊。”プレゼンテーション”の資料にfocusして書かれている。読んでいて目にも気持ちが良いし学びの多い一冊。
自分の経験からいくと、この手の話はどんな本を読み、デザインのルールを理解することよりも、実際にそうしてつくられたマテリアルに触れる/プレゼンテーションに触れることの方が多くを学べる。そしてこの本には実際に何人かの著名なデザイナー、プレゼンテイターの資料が紹介されている。テキストでの説明をほどほどに理解したら、その実際のプロフェッショナルの資料をみれば知る→できるに移行する大きな手助けになると思う。
コンサルティングの中で作成する”報告資料”とこのプレゼン資料はわけて考える必要がある。それは目的が異なるからだ。とはいえ改めて学べることは多い。往々にして資料の簡潔さでありその鋭さでありはそれをつくるヒト、そこにメッセージを込める人の思考の簡潔さであり鋭さでありに直結している。頭の中が散らかっているヒトは散らかった資料しかつくれない、散らかったプレゼンテーションしかできない。
なので、この本で資料の観点からルールを見直すことができれば、結果として資料に落とす前に頭の中でだすべきアウトプットも見直され、思考のパフォーマンスを上げることにもつながるのではないだろうか。そんな気がしている。

単純であることは究極の洗練である
—レオナルド・ダ・ヴィンチ

「プレゼンテーションzen」への2件のフィードバック

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    あたしも買ったよー。さすがお目が高いです!

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    ikukichiさん、
    お、ikukichiさんも買われていたのですね。面白いですよねー、ついついプレゼンの話よりも載っている写真の構図やメッセージ感に心がいってしまったりもするのですが。。。(^^;)

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