自分の答えのつくりかた

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND
渡辺 健介 (著)
以前、世界一やさしい問題解決の授業を読んで、いい本だなあと思っていた。同著者の作品ということで読んでみた(お会いしたことないのですがなんだかこの方のビジョン好きなのです)。
読んでよかったーと心から思える。
自分らしく生きていくために(個人として、そして他人との関わりの中で)、何をどう感じ、考え、行動していくかをやさしいストーリーに沿って語っている(本の中ではIDPM、インディペンデント・マインドとしている)。わかりやすさのために本質にピントがあってないこともないし、本質を語るためにストーリーに不自然さを感じさせるようには”そんなに”なっていない(具体的にいえば、ピンキーとメグ、チェルシーとの話はどうなるのか気になる)←本のメッセージに照らせば要らないのかもしれないけど気になるのです。。
仕事上ここに書かれているような内容は日々使っているというか経験しているのだけど、それでも自分に足りないと思ったのは”深さ”(いちばん大事なところじゃないかっていう)。
ピラミッドストラクチャーが支えるそのメッセージは本当に、自分の価値観に照らして伝えたいものなのか。その主張の先に待っているシーンを思い浮かべたときに、本当にその内容だけで良いのか。実際にその先に動いていくのにストラクチャーをつくる過程の動き方であり、できあがった主張の伝え方は適切だといえるのか。関係する相手の立場や心情をちゃんと理解できているのか/汲みとる配慮ができているのか。
心の部分だ。
ターゲットは中高生(あとがきからしてもそのはず)なのだけど、中学高校を卒業してしばらく時間の経つ自分が読んでも十二分に学べる内容に溢れていた。
渡辺さんの会社HP:http://www.whatisyourdelta.com/

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