英会話ヒトリゴト学習法

英会話ヒトリゴト学習法
酒井 穣 (著)
英会話の学習法が書いてある、そしてその方法にはヒトリゴトがとっても重要な位置を占める本(タイトルそのまんま)。個人的に目を惹くのはヒトリゴト勉強法の内容よりも、人格についての話であった。

P.24
外国語をあるレベル以上にマスターしている人間は、言語ごとに利用している脳の回路が異なるばかりでなく、その回路それぞれに、弱いながらも「人格」と言えるものが発生している可能性がある

自分の内面に、自分の対話の相手となるような存在がアルターエゴ(alter ego)。例えば筆者は、ある同じ問題について新しいアイデアを生み出そうとする場合、日本語で考えた結果と英語で考えた結果の間には無視できない違いがあることを示している。
そして言葉をある程度マスターするとその言葉を使う自分が他の言葉を使う自分に対してアルターエゴなると。
確かに僕自身の限定的な英語力でも日本語で考える / 伝えるときと英語でそれらをやるときでは出てくるものは異なるだろうと思う(これは語彙や表現方法を知らないが故だろうか。。)
目次がそのままヒトリゴト学習法のステップになっているのでとても読みやすいと思う。

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