収まりきらない位が面白い

一緒に仕事をしているパートナーが面白い。
勿論常にクライアントの期待値を超える価値を出し続けている(パートナーとしてのパフォーマンスは果たしている)のだけど、それだけにとどまらない。
なんだろう、コンサルタントとか、パートナーっていうより、”その人”っていう感じなのだ。
パートナーに必要な能力が整理されているとして、それを過不足なく満たしてるというわけではなくて、なんだかんだで満たしてる上、その整理された枠に収まりきらない部分がいっぱいある。で、それが面白い。それがその人らしい。
組織で人を評価・育成するときに、スキルセットのカテゴリやレベルを定義することはよくあるのだと思う。そうすると評価しやすいし育成しやすい(組織の意図を含めて)。ただ、それが行き過ぎるとその基準を満たすインセンティブが強くはたらいて、逆にそこに定義されていない能力を発揮するインセンティブが失われる。若いうちからその枠組みの中で育つと定義されていない(評価されない)能力を感じ、学習するレセプターさえ育たない。
枠組みを満たすために過不足なく成長しようとするよりも、自分らしさを理解して、結果として満たす、収まりきらない部分も楽しんで伸ばす。
そうしたほうがおそらく魅力的な存在になれる。上記のような枠組みが仕組みとして成熟すればするほどに。
そんな気がする。(その仕組みにこめられた意図や価値をキチンと理解せずに放り投げてしまうのは違うが)
キャリアにも同じことが言えると思う。