タクシー王子

タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」
川鍋 一朗 (著)
この本を知ったきっかけは、Google Readerに登録しているこちらのブログで紹介されていて面白そうだったから。
いざ読んでみると、読みやすいし面白い。人柄がそのまんま文章になったような印象を受ける。マッキンゼーにいた時代もあったとのことだけど、想像するにFact&Logicで戦うというよりは、お客様に好かれて、隣にたって一緒に頑張りぬいていくというスタンス(に結果としてなっていそう)という感じ。
視点を変えるとやっていることはすごいと思う。
Top Managementの立場で1ヶ月タクシードライバーに専念するというのもさることながら、その1ヶ月でのタクシードライバーとしてのピュアな学びの量、成長のカーブも実はすごいんじゃないかと思える。明確に記述されていないけど経営者として現場を知るという面からも彼だからこそこの期間で得られた量・質の気づきってあったんだろうと思わせる。
仕事上様々な現場を理解する・そこにいる方と行動を共にするというのはあるのだけど、限られた時間、自分もじっくりそこに使って、かといって偏りすぎず、結果につなげるように振舞うことができるといいなと思う。
後、なんだかんだでタクシードライバーを楽しんでいるというのも一貫して伝わってくる。たまにいる、何をやっても楽しそうにしているひと、その人がやると何でも楽しそうに見える人。
他人からどうみられるかはさておき、やるなら何でも楽しみたいなって思う。

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