インプットを増やす。自分ならではの価値をアウトプットする。

今日1つの提案活動の引継ぎをした。フルで参画するプロジェクトが決まったためだ。優秀な先輩コンサルタントから引き継いで、その後クライアントとの信頼関係も強くなり、解くべき課題・ハイレベルでの仮説・アプローチについても合意がとれつつある状況だった。
気持ちを例えると、デートを重ねてお互いを理解して、なんだかいい雰囲気になって、いよいよ告白だと思ったときに急遽自分が遠くへ引っ越してしまうような感じ(こういう経験ないのだがおそらくこんな感じ)。
大切なのはクライアントに自分達として最大限の価値を提供できることだ。だからそれができるなら自分でなくてもいい。だけど個人的な感情に限ると、気持ちも入っていたし、お客様も本音をオープンに話してくれるようになりつつあった中で去るのは寂しい。
そこで考えてみた。この経験の対処について。
アプローチは2つだ。経験に慣れる(軽減する)・経験を回避する。
まず経験に慣れる(軽減する)。これはインプットを増やすことに他ならない。ここでいうインプットとは経験だ(同様の経験含めた)。こういう気持ちになるのはそもそも自分にとってその提案が、1/1になっていたことにあると思う。捨てる余地・選択の余地がなかったのだ(捨てるというのは誤解を招いてしまうかもしれないが)。それでその1つを手放すとなったらそれは喪失感も大きくなるだろう。逆に多くの経験を抱えているからこそ明確に優先順位を分けて考えることができる。合理的な取捨選択ができる。
前提として多くの経験を抱えられるだけのPerformanceを発揮できることが必要になる。
次に経験を回避する。これは自分だからこそそのプロジェクトができる(自分じゃないとできない)という状況をつくることだと思う(プロジェクトを囲い込むとか隠すとかそういうレベルの話ではない)。当たり前ながらそうであればその提案を他の人に100%渡すことは難しい。メンバーを増やして自分の参画度合いを薄くすることはあったとしても。
前提として、お客様に唯一絶対の信頼を寄せてもらえる専門性を身に付けてる、キャラクターを磨く、そして周りに対してそのポジションを認知されることが必要になる。
とどのつまり、ストレッチできる範囲の経験を重ねて伸びろ、そしてそれを周りに示せ。ということだ(慣れるぞ!っていきなり4つも5つも抱えだしたらおそらくPerformanceが下がる。そうしたら専門性もポジショニングもあったものではない)。
#ここまで個人に限ってに書いてきたけど、実際仕事はどれもヒトとのつながりで成り立っている。クライアント、そしてチームへの貢献を考えずして、その中だから自分が動けているという自覚・感謝の気持ちなく自分本位で動いて望めるものは少ないだろう。
にしてもちょっぴり寂しかったのだ(^^)